きょうもいろいろなお客様が来てくださったが、中でもきょうはこれまでで一番年配の女性が来てくださった。近くにおひとり住まいで、何のお店ができるのかなあと楽しみにしてくださっていたそうだ。コーヒーを飲みながら話していて、テリーが「失礼ですがどちらのご出身ですか」と聞いた。私も同じことを考えていた。というのも言葉のアクセントが私の出身地広島県と同じだったからだ。聞くと、やはり広島のご出身だった。話しているうちに私は自分の母親と話しているような錯覚におちいった。そのときふと窓の外を見るとテントの中にツバメが飛んで来ていた。
そばでドアの調整をしてくれていたシンさんが「ツバメは幸せを運んでくるといいますよ。お店にはいいしるしです」と言うと、私と同郷のその女性も「そうですよ、ツバメが来るのはまんがええといいますからね」と言われる。「まんがええ」。ああ、なんとなつかしい広島弁だろう。
(写真は巣作りの相談をするつばめのカップル)

(写真は巣作りの相談をするつばめのカップル)