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8月12日(木)オーガニック・コットンの生産者
2010/08/12(Thu) | お店日記 | page top↑
 エスーペーロにある、オーガニック・コットン(有機栽培綿)製品は、どんな人たちが作っているのでしょうか。

日本は原綿のほとんどを輸入に頼っています。ナチュラルなイメージのあるコットンですが、実は多くの畑では大量の殺虫剤や農薬(収穫時には枯葉剤まで)が使われます。そのため、生産地インドの農民は病気になるばかりか、農薬を買うための借金地獄に陥り、自殺者も多いという状況がありました。もちろん環境汚染も深刻です。

そんな中、インドの「アグロセル」という団体は農薬や化学肥料をいっさい使わない原綿を提供しています。農薬の代わりに天敵の昆虫を使って害虫を駆除し、収穫もひとつひとつ手で摘みますから、農薬を買わなくていいし、健康も維持できます。

ピープルツリーのオーガニック・コットン製品は、「アグロセル」の原綿を使って「アシン・ガーメンツ」という縫製工場で製品になります。アシン修道会によって設立された「アシン・ガーメンツ」では、聴覚障害を持った女性や貧しい家庭の女性が働いています。
OCTシャツ
農薬は製品になるまで残ることはないと言われますが、オーガニック・コットンのTシャツが肌ざわりがよいのはやはりオーガニックだからじゃないかなあ、と思います。それに何より、そのシャツができるまでに農民や環境に負荷がかかっていないと思うとTシャツもさらに心地よいのです。

エスペーロのオーガニックコットン製品は、今何点かセール商品になっています。70cmから100cmのキッズTシャツ(50%off)は出産のお祝いなどに最適です。どうぞこの機会にオーガニック・コットンの心地よさを体験してみてください。
8月12日(木)きょう高槻からいらっしゃったお客様へ
2010/08/12(Thu) | お店日記 | page top↑
きょう、高槻からおいでくださった女性のお客様(薩喜庵のあとにお立ち寄りいただいた)私のレジ打ちミスで少し代金をいただき過ぎたことがわかりました。申し訳ありません。もしこのブログを読んでいただいていたら、店の方へご連絡いただけますか。072-728-1221です。どうぞよろしくお願いいたします。
パソコン作業にリスト(手首)ピローはいかが?
2010/08/10(Tue) | 雑貨 | page top↑
ネパールのフェアトレード商品を入れてくれるネパリ・バザーロの秋のカタログが入って、またまた楽しい商品のご案内です。 
リストピロー
これまでポチとタマのアイピロー(目枕:目の上に乗せて目の疲れをとる)は、愛らしい癒しの表情で人気商品でしたが、そこにリストピロー(手首枕:パソコン作業の時手首を置く)が加わりました。こぶたとねずみの2種類で色はブルー、グリーン、ワインの3色。手元で「お仕事がんばって!」と言ってくれているみたいです。もちろんそばに置いておくだけでもキュート。中はポチ、タマと同じ亜麻の実です。
アイピロー (リストピロー 1155円)

また、これまでのアイピローは、生産地での原料費高騰のため、9月入荷のものから少し値上げになります。これまで洋服付きで1260円だったものが1575円になります。現地事情をご理解のうえ、ご協力よろしくお願いいたします。なお、現在あるものは旧価格でご提供できますので、どうぞお早めにお求 めください。
8月7日(土)お客様それぞれ
2010/08/07(Sat) | お店日記 | page top↑
ダッカ織り バッグが大好きでエスペーロにあるいろんな種類のバッグを今まで買ってくださったMさん、きょうはダッカ織のペンシルケースを選んでくださった。ネパール伝承のダッカ織りは、織りといい色といい私も大好きだ。自分が大好きな商品が選ばれるとやはり嬉しい。「毎日ブログ読んでいます。更新されていないとがっかりするので、がんばって書いてくださいね~」ともったいないお言葉。おしゃれなブログがあふれているネット上で、わざわざエスペーロのブログを読んでもらっていることを知り、「だれも読んでくれなくてもMさんが読んでくれていると思ってMさんに向かって書くわね~」と私。

昨日、セールのタンクトップを買ってくださったOさんが、そのタンクトップを着てご来店。オーガニック・コットンでアフリカ柄プリントのそのタンクトップ、絶対Oさんに似合うと思っていたが、思ったとおりぴったり似合っていて嬉しい。 きょうは妹さんに頼まれてオーガニックコットンのデザインTシャツを。

豊中から「前から来たかったけどやっと来れました」と若いご夫婦。ふたりで仲良く相談しながら、あれこれ選んでくださる。きょう並べたばかりのカルナーの会の革手帳。タイのチェンマイで路上生活から卒業した子どもが作っている。1ページ1ページに、彼らのマーク「ドーデック」のはんこが押してある。「これは世界にひとつだけの手帳ですねえ」と連れて帰ってくださった。トゥマイニのサイザル麻バッグも。

おばあちゃまとお孫ちゃんのご来店が二組。いまどきのおばあちゃまは皆さん若くて「おばあちゃん」と呼ぶのがためらわれるほど。「おばあちゃん」「ばあば」がふつうだが、先日のお客様は「大ママ」と呼ばれていた。ちなみに私は孫から「ネネ」と呼ばれている。インドネシア語で「おばあちゃん」の意味。

今まで棚の奥の方に置いていたカード類をカウンターに出したとたんに、カード類が売れるようになった。商品の配置が大ありがとうカード 切だということを教えられる。「ありがとうカード」や「おめでとうカード」は買い置きしておくとすぐに使えて便利だからと、お買い求めくださる。

バイクで前を通ったからと、ふらりと入ってこられた男性(50代?)は茨木の中学校の先生だった。毎年生徒を連れて立杭焼の窯元へ陶芸教室に行くというだけあって、焼き物やソープストーンの皿に興味を示された。フェアトレードに関心を持たれたのでパンフレットをお渡しする。先生から生徒へ伝わることを願いながら。


8月6日(金)原爆忌
2010/08/06(Fri) | お店日記 | page top↑
きょうは広島に原爆が投下されて65年目の日だった。テレビで記念式典を見たが、今年は国連事務総長をはじめ、英仏代表や駐日アメリカ大使もはじめての出席ということで、核廃絶へ向けて国際的にアピールできたのではないかと思う。

15年ほど前にいちどだけ記念式典に参加したことがある。広島平和公園の中は、数々のメッセージ横断幕、若者の音楽やダイ・イン、宗教者の祈り、折鶴であふれていた。そして8時15分になると、何万人という参加者がいっせいに黙して祈る。今これだけ多くの人たちが同時に心から平和を祈っているという現場に居合わせた臨場感は今も忘れない。

広島での原爆投下時に14万人の人々が死亡したと推定されている。ひとことで14万人と言ってしまっては現実感がないというので、我が家の子どもたちが小学生のころ、萱野小学校で14万人の人の顔を新聞から切り抜くという作業をしたことがあった。達成できたのかどうかは覚えていないが、せっせと作業をして、校舎の入り口の天井に小さな人の顔の集まりがびっしりと貼られていたのは覚えている。この人たちが一度に死んだと想像すれば、それはものすごいことだと少しは実感できる。

戦争を知らない世代は勉強して想像するしかない。内向きで自分のまわりの小さな世界に閉じこもる若者が増えていると言われるが、少しまわりに目を向けて、もう少し広げて世界に目を向けて、平和な社会をつくるために自分なりにコミットできる人間になってほしい。

8月3日(火)ペルーのお客さま
2010/08/03(Tue) | お店日記 | page top↑
エスペーロには、大阪大学の学生さんがよく来てくれる。 サイザル麻バッグ

きょうはエスペーロにサイザル麻バッグを置いているトゥマイニ・ニュンバーニ(http://blog.livedoor.jp/tumaini/)のYさんとい っしょに、ペルーからの留学生Gくんが訪ねてくれた。

Yさんは棚の上にあるトゥマイニのバッグを、Gくんはペルーから来ているコーヒーを興味深そうに見ている。来日して3年というGくんは流ちょうな日本語で「コチャパンパ(コーヒーの産地)知っています。山奥です」と。 

ウイロ それから、ウイロというペルーの楽器を見て「この楽器は知ってるけど、こんな絵が描いてあるのは初めて見ました」。

Yさんはトゥマイニが売っているカンガ(アフリカの布)を使ってシュシュを作るのを担当している。布だけで売るのでなく、シュシュに変身させれば付加価値がついて売れるのではないかと考えたそうだ。

ちょうど、きょう私がそのシュシュをしていたので、「あ、それ私が作りました。めっちゃ嬉しい」とYさん大感激。先日の阪大夏まつりで、トゥマイニのブースから買ったものだった。

まだ試作カンガのシュシュ中とのことだが、そのうちエスペーロの棚にも、カンガのシュシュが並ぶ日が来るかもしれない。
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