
それはさておき、今回のカタログの中に、エスペーロでも人気の「フィリピン・ドライマンゴ」についての記事があったので、紹 介したい。
・・・食品添加物をいっさい使用しない自然な甘さの「フィリピン・ドライマンゴ」は、フィリピンのNGO「ブレダ基金」から届けられる。プレだ基金では、性産業で虐待されている少女やストリートチルドレンを「子どもの家」で保護、カウンセリングなどを行っている。児童買春の最大の原因は貧困だ。

このブレダ基金を設立したのはアイルランド出身のシェイ・カレン神父。1974年、フィリピンのルソン島にある米軍基地の街オロンガポ市の教会に赴任したカレン神父は、この街に蔓延する米兵相手の性産業に目を見張った。その後、カレン神父は諸悪の根源は米軍基地にあるとして、基地撤廃の運動を開始、基地撤廃の声を広げ、1993年とうとう米軍は街から完全撤退した。
米軍は撤退したが、貧困があるかぎり性産業の問題は再燃する。カレン神父はあきらめることなく子どもたちの救出活動を続け闘う神父”と呼ばれている・・・
この記事を読んで、圧力に屈することなく闘い続ける神父の姿に心を打たれた。そして、私たちにできることは、ドライマンゴを買い支えることでカレン神父と子どもたちを支えること、またいっぽうで日本の基地問題も自分たちの問題として考えることだと思った。(フィリピン・ドライマンゴ 30g 210円、100g 580円)