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「ローマングラス」のアクセサリー
2010/08/24(Tue) | アクセサリー | page top↑
私が初めて「ローマングラス」という言葉を聞いたのは、実はお客様からだった。「まあ、めずらしい。ローマングラスがあるわ」というお客様の言葉だった。きれいなネックレスとピアスだな、とは思っていたが、その頃はそれが特別なガラスだということは知らなかった。

「ローマングラス」、その神秘的ないわれをシサム工房の説明から引用してみよう。

ローマングラスとは・・・
ローマングラス
ガラスの製作そのものは古代メソポタミアで紀元前18世紀ごろ始まったといわれています。 当時はとても貴重品で権力者の贅沢品であったとされていますが、紀元前60年ごろ現在のレバノンの辺りで 吹きガラスの製作が発明されて以来、庶民の日常品としても使われるようになりました。 その後、ローマ帝国の繁栄のもとにシルクロードを通じて東西の交易品として広がりをみせました。

そして時代の変遷と共にやむなく持ち主の手を離れ、地中に埋められたガラスたちは長い年月をかけて変化を生みだします。

気候や風土などの条件が重なり合い、土の成分とガラスが同化作用を起こし、紫・緑・ピンク・白・赤など様々な色をまとうようになったのです。これをガラスの銀化現象といいます。

この銀化現象とはガラスが土に埋まって数百年以上経過して初めて起こる現象で、地上の空気中では変化することはありません。また決して人為的に作り出すことが出来ないとも言われています。

これらが2000年前のものと思うだけで, それはもうロマンそのものだ。このローマングラスのピアスに魅せられた阪大生のMさん、ずいぶん迷っているなあと思ったら「だって、私耳に穴があいてないんです。でもこのピアス絶対着けたいから穴あけます」と、青くきらきら光るローマングラスのピアスを連れて帰られた。今頃、Mさんの耳で涼やかに揺れていることだろう。
(ローマングラスのピアス  2,310円、ローマングラスのネックレス 3,675円)
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