きょうの朝日新聞夕刊に箕面の猿についての記事があった。以前はやんちゃでいたずらばかりしていた箕面の猿たちが、最近は野性味が薄れてきたという興味深い記事だった。
私も、子どもたちが小さい頃、滝の近くでお弁当を食べていて後ろからかすめ取られた経験がある。それが、たしかに最近は滝道を歩いても、あまり猿に会わないし、会っても知らん顔をしている。
猿のオスは通常5,6歳で集団を出て他の群れに混ざって修行をするのが、最近は自然の豊かさが減って、渡り歩くほどの群れが周辺になく、修行のチャンスがないらしい。それで、箕面市の担当職員さんによると「いろいろ経験していないからプレッシャーに弱い」のだそうだ。
これを読みながら、私はふと先日来店してくれた阪大生の言葉を思い出した。スウェーデン語を勉強している学生さんで、1年間スウェーデンに留学していた。「それでスウェーデンはどうだった?」と聞くと「言葉の勉強というよりも、日本ではない国を経験できたのがよかったです」。「そうだよねえ」と私。
猿といっしょにして悪いけど、人間もいろんな国、いろんな人と交わって、世界にはいろんな人がいろんな考え方をして生きていることを経験した方がいいと思う。それが「多文化共生」につながるはずだ。
私も、子どもたちが小さい頃、滝の近くでお弁当を食べていて後ろからかすめ取られた経験がある。それが、たしかに最近は滝道を歩いても、あまり猿に会わないし、会っても知らん顔をしている。
猿のオスは通常5,6歳で集団を出て他の群れに混ざって修行をするのが、最近は自然の豊かさが減って、渡り歩くほどの群れが周辺になく、修行のチャンスがないらしい。それで、箕面市の担当職員さんによると「いろいろ経験していないからプレッシャーに弱い」のだそうだ。
これを読みながら、私はふと先日来店してくれた阪大生の言葉を思い出した。スウェーデン語を勉強している学生さんで、1年間スウェーデンに留学していた。「それでスウェーデンはどうだった?」と聞くと「言葉の勉強というよりも、日本ではない国を経験できたのがよかったです」。「そうだよねえ」と私。
猿といっしょにして悪いけど、人間もいろんな国、いろんな人と交わって、世界にはいろんな人がいろんな考え方をして生きていることを経験した方がいいと思う。それが「多文化共生」につながるはずだ。