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9月17日(金)百合子ちゃんと修造くん
2010/09/17(Fri) | お店日記 | page top↑
百合子ちゃんと修造くんというのは、きのうときょうエスペーロに来てくださった赤ちゃんの名前。どちらも、ママがお買物をする間、抱っこさせてもらった。かわいいなあと思う。そして、まだ人見知りしないのでありがたい。

百合子ちゃんは1ヶ月半。暑い夏だったのにあせももなくきれいな肌をしている。まだ首がすわっていないので横抱き。お腹が空いているのか、指をチュッチュッと吸っている。今どき子が付く名前は珍しいなあ。でもそれがかえって新鮮でかわいい気がする。ママは、車の中でアイスクリームを食べながら待っているパパとおにいちゃんを気にしながらも、ブロックプリントの布などを買って「またゆっくり来ま~す」と心を残しながら百合子ちゃんとともに帰られる。

修造くんは4ヶ月。ぱっちり二重まぶたのイケメンくんだ。「これから肌寒くなったときに着られるもの」を探していたママは、オーガニック・コットンのキッズ・カーデガンを修造くんのためにお求め。ママのTシャツとおそろいのグレイメランジ色だ。修造くん、松岡修造みたいにおもしろくてかっこいい男になってねえ。
9月15日(水)ノクシカタししゅう
2010/09/15(Wed) | お店日記 | page top↑
ノクシカタクッションカバー フェアトレードの手工芸品は、いずれも思わず目がいってしまう魅力を持っているが、中でもノクシカタししゅうは、そのていねいさに頭が下がる気持ちになる。

ノクシカタししゅうというのは、バングラデシュで母から娘に伝えられる伝統のししゅう。もともとは、古くなったサリーを重ね合わせて刺し子にしたのが始まりで、いわばリサイクルの精神が生んだ芸術といえる。絵柄にはそれぞれ意味があって、鳥は愛情、魚は豊作、象は神の使いを表すのだそうだ。絵柄以外の地の部分にもびっしりと刺し子がしてあって、布を丈夫にしている。

以前、ノクシカタししゅうのトイレットペーパー・ホルダーをお買上げくださったお客様が「トイレに入ってこれを目にするたびに、なんだかほっとするんですよ」とおっしゃる。ノクシカタししゅうには、そういう力がある。そして、きょうはノクシカタししゅうのクッションカバーをお買上げくださった。ひとつずつノクシカタししゅうが増えるのが嬉しいと。今度店に来てくださった時に、絵柄の意味を教えてあげなくては。(ノクシカタししゅう クッションカバー 3600円)
9月14日(火)ようやく秋の風
2010/09/14(Tue) | お店日記 | page top↑
朝、自転車で店に向かう時、切る風がひんやりとして、ああ、ようやく秋だなあと思った。
長い長い夏が終わって、みんなほっと一息ついている。

昼過ぎに店から外へ出てみたら、曇っていることもあって、それほど暑くない。それで、試しにエアコンを止めてドアを開けてみた。すると、入口にぶらさげていた竹の風鈴が「カランコロン」となっていい音。インドネシアののどかな音だ。バリ島の眠たい昼下がりを思い出す。

竹の風鈴 と、のどかな気分にひたったと同時に、外から車の騒音が飛び込んできた。夏の間ずっとドアを閉めていたので忘れていたけど、車の騒音ってこんなにうるさかったっけ。

ドアを開けることでお客さんも店に入ってきやすいかなあと思ったり、でも音がうるさいなあと思ったり・・・しばらく様子を見てみよう(インドネシア竹の風鈴 1,785円)
9月13日(月)「イクメン」
2010/09/13(Mon) | お店日記 | page top↑
前の職場で一緒だったTさんが仕事帰りに立ち寄ってくださる。小学生の男の子と3歳の女の子のママだ。育ち盛りの子どもの育児をしながらフルタイムで働き、家事もこなすのは、なかなか大変なことだろうと思う。

そんな若いママたちが、いっぱいいっぱいにならないためには、パパの育児参加がどうしても必要だ。そういう育児もこなすパパのことを「イケメン」ならぬ「イクメン」と呼ぶのだそうだ。

Tさんのお連れ合いは理解がある。休みの日に友人と趣味の歴史散策に出かけるTさんのために、彼は子どもの相手を買って出る。「よくパパがめんどう見てくれるよねえ」と言うと「そうですねえ、最初のうちはうまくいかないこともあったけど、だんだんお互いに慣れてきたみたいです」。そうそう、少し時間をかければ、育児の楽しさもわかってくるというもの。

我が家の長女のお婿ちゃんも「イクメン」のひとりだ。先週1週間出張で留守だった長女に代わって、4歳と1歳の保育園の送り迎え、食事、お風呂、寝かしつけ、すべてをこなした。ごくろうさま~

「秋物が入りましたねえ」といろいろ見ていたTさん、けっきょく3歳のWちゃんのために、インドのミラーワークのジャンパースカートをお買上げ。このジャンパースカート、私もすごくかわいいと思っていたので嬉しかった。それにしても、母はやはり自分のものよりも、まず子どものものを選ぶのですねえ。
9月11日(土)配達もいたしま~す
2010/09/11(Sat) | お店日記 | page top↑
きょうは午後からテリーに店番を代わってもらって、箕面でひとつの集まり、そのあと本町へ店の包装資材を買いに、それから梅田で高校同窓会の打ち合わせと、忙しく移動した。

昨日のうちに、箕面で会うメンバー2人から電話があって、ひとりは「私のお気に入りのジャム3個持ってきて」もうひとりは「この前と同じヘナをお願い」とのご注文。「はいはい、毎度ありがとうございます」。

そうしていると、今朝は同窓会のメンバーから電話があって「名刺入れが欲しいんだけどお店にある?」とご注文。

そんなこんなで、きょうはお店以外でもお買上げいただきました。ありがとうございました。こういうふうに何かのついでにご注文いただくのはとてもありがたいし、もしついでがなくても、エスペーロには優秀なドライバーもおりますので、ご一報いただければ、箕面市内および近郊であれば、配達させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
カラフルなサイザル麻バッグ入荷
2010/09/09(Thu) | 雑貨 | page top↑
サイザルバッグ秋冬バージョントゥマイニ・ニュンバーニhttp://blog.livedoor.jp/tumaini/ のYさんが、新しいサイザルバッグを持ってきてくれる。秋冬へ向けて、サイザル麻に毛糸を編みこんだカラフルなバッグたちだ。棚の上がパッと明るくなった。 

  こんなバッグを肩にかけていると、気持も明るくなりそう。お部屋に置いてマガジンラックなんかにしてもインテリアとして映えると思う。中でも私の一番のお気に入りは小ぶりのおしゃれなバッグ。黒と緑のラインが大人の雰囲気だ。

「それで、むこう(ケニア)の様子はどうなの?」と聞くと「11人いるママたちのうちひとりが入院してしまって、心配しています」。この夏もメンバーが5人ほどケニアに行っているので、帰ってきたらむこうの様子もわかるし、あたらしい商品も入ってくるということだった(サイザルバッグ 中4500円、小3500円)
学生NPOトークカフェ 『地域と世界をつなぐ学生NPOの夢』
2010/09/08(Wed) | イベント | page top↑
終了しました

9月19日から9月25日(土)まで、みのお市民活動センターを舞台として「みのおNPOフェスタ」が開催されます。箕面市内で活動するNPOが、日頃の活動を楽しく紹介します。http://minoh-npo.com/

企画のひとつ「学生NPOトークカフェ」を紹介します。

     日時   9月21日(火) 18:00~ 貿易ゲーム
                     19:00~ トークカフェ
     場所   みのお市民活動センター
     対象   NPO・NGO、国際協力に興味のある方、学生との連携を考えているNPO・NGOの方など
     参加費  無料
     申込締切   9月20日(月)  ☎072-722-2666 (特活)市民活動フォーラムみのお

チラシのリード文がとてもよいので、そのまま紹介しますと

「貧困や搾取、環境破壊など、遠い海外の様々な問題。それらは自分たちの暮らしとどうつながっていて、自分たちに何ができるんだろう?まず知って、体験して学んで、実際に行動している学生NPOの方たちの話を聞いて、交流しましょう。学生だけでなく、どなたでも参加可能です」

というわけで、私たちエスペーロも参加することにしました。貿易ゲームは阪大フェアトレードサークル「プローム」のメンバーが楽しくやってくれるはずです。エスペーロにサイザル麻バッグを置いてくれている「トゥマイニ・ニュンバーニ」も参加します。少しでも興味のある方、ぜひ参加してみてください。

トークカフェでは、エスペーロで売っている「ネパールカレー」を私が作ってみんなで食べる予定です。昨日試作してみたら、とてもおいしかったので期待していてくださいね。


9月6日(月)昨日のこと
2010/09/06(Mon) | お店日記 | page top↑
きのうの日曜日、家にいても暑いので(!)、ひとりで千里中央に出かけた。久しぶりに阪急百貨店なんかをぶらぶらして、すっかり休日気分。

洋服を見ても食品を見ても、ついエスペーロの商品と比べてしまう。もちろんエスペーロの商品には、フェアトレード、生産者還元という付加価値が付いているのだけれども、消費者感覚としてどうかということを、一消費者として考えている自分がいる。

そんな考え事をしながら歩いていると、向こうからやってきたのは友人のSさん母娘ではないか。Sさん母娘とはよく偶然出会う。以前は京都の美術館でばったり会ったこともある。「ほら見て」と言われて見ると、お母さんの肩には、エスペーロでお買い上げいただいたネパリバザーロの刺繍バッグが。「すごく気に入ってるんですよ」とお母さん。こういうときはとても嬉しくて「まあ、うれしい」と思わずバッグをなでてしまう。いつも仲良しのSさん母娘の後ろ姿を見送りながら、「きょうはいい日だ」と思った。

ふと思いついて阪急の地下食品売り場に行く。ここではフェアトレードバナナを売っているのだが、いつも午前中に売り切れて今まで買えたことがなかった。きょうはラッキーにも2房残っていたので、1房買ってきた。コロンビアの有機栽培バナナだった。1房につき4円が余分に生産者に還元されると書いてある。(今朝食べてみると、甘くておいしいバナナだった)

それからセルシー・シアターへ行って映画『カティンの森』を観た。アンジェイ・ワイダ監督のポーランド映画。1940年、1万5千人ものポーランド将校がソ連軍に虐殺された「カティンの森事件」を題材にした映画だ。ワイダ監督自身がこの事件で父親を失っている。ものすごく重い映画だったが、多くの人が見るべき映画だと思った。ワイダ監督は長い思索の末に80歳を過ぎてこの作品を完成させた。事件はぎりぎり「風化」を免れたと言えるだろう。その意味は大きい。
9月4日(土)『なぜ人を殺してはいけないのですか』
2010/09/04(Sat) | お店日記 | page top↑
店番をしていると、幸か不幸か読書の時間がある。昨日もちょうど本を読んでいるところへ箕面市民活動センターのMさんが来られて「あ、この本、読んでますね」。北アイルランド生まれのヒュー・ブラウンという人が書いた『なぜ人を殺してはいけないのですか』(幻冬舎)。
ヒュー・ブラウン著書
Mさんがこの本のことを知っているのは、実はこのヒュー・ブラウン氏は9月25日に行われる箕面高校第2回市民講座の講師であり、Mさんも私も第1回講座の参加者だったため、すでに次回の案内をもらっていたからだ。第2回講座の案内を送ってもらってすぐに、私はこの人の著書を探して市立図書館から借りてきた。

ヒュー・ブラウン氏の経歴に興味があった。 北アイルランドは現在イギリスの一部となっているが、1960年代以来、アイルランド領土として取り戻したいアイルランド派テロ組織IRAとそれに対抗するイギリス派テロ組織UVFとの間で抗争が絶えず、多くの犠牲者を出していた。 1998年の和平合意で、現在は一応落ち着いている。ヒュー・ブラウン氏は10代の頃UVFのテロリストだった。

ブラウン氏のその後を詳しく知りたい方は、どうぞ市民講座に参加していただければと思う。来日して25年、現在ブラウン氏は神戸で宣教師として活躍されている。

私がこの本から学んだのは、紛争社会のただ中で生きていくことの過酷さと、人には生まれ変わって生きるチャンスがあるということだ。

箕面高校土曜市民講座の詳細は
http://www.osaka-c.ed.jp/minoo/doyoukouza/doyoukouza2.pdf

箕面高校第1回土曜市民講座「難民問題のいま」については、お店日記7月31日(土)に掲載しています。
9月3日(金)「リサイクル」よりも「リユース」を
2010/09/03(Fri) | お店日記 | page top↑
  循環型社会をめざす取り組みとして「3R」ということがよく言われる。ごみを減らす「リデュース」、繰り返し使う「リユース」、資源に再製品化する「リサイクル」だ。

ごみを減らす「リデュース」はもちろん必要なことだが、きょうの朝日新聞朝刊の記事によると、今「リサイクル」よりも「リユース」を広めようという動きが、学生、市民グループ、生協などで広まっているという。

私たちは、スーパーマーケットの集積場にペットボトルやトレイや牛乳パックを持参しながら、「リサイクルといういいことをした」気分になっていないだろうか。しかし1回だけ使って捨てる「リサイクル」よりももっといいのが「リユース」だ。牛乳瓶、ビール瓶、一升リユース段ボール瓶などを洗浄して繰り返し使う方が環境負荷を下げられる。

段ボールもそうだ。エスペーロの仕入れ先のひとつ「シサム工房」は、エコの観点から紙カタログを作らずオンラインで情報を流しているところだが、商品を送ってくる段ボールはいつもリユースだ。この写真の段ボールはインドから送られたものを再利用しており「リユース材で梱包しています。豊かな自然を残す小さな一歩です」というメモが貼ってあって、とても共感を覚える。  
 

リユース封筒ピープルツリーの商品である封筒もおもしろい。宛名を書くところが3か所あるので3回使える。使用したところはバッテンで消して次の欄を使う。先日ピープルツリーからエスペーロに送られてきた封筒を使って知人に書類を送ったら、その知人からまたその封筒を使って返信がとどいた。この封筒3回働いたね、ごくろうさまという、なんだかよい気持だった。
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