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おしゃれな食品たち
2010/09/30(Thu) | 食品 | page top↑
 日本のフェアトレード界をリードするフェアトレード団体「ピープルツリー」は、ファッション性をとても大切にしている。

ひと昔前までは、フェアトレードの衣類と言えばダサイとかアジアンテイストだけとかいったイメージが強かったようだが、ピープルツリーはいち早く脱皮して、たとえばオフィスやパーティでも通用して楽しめるファッション性を追求している。
PTコーヒー紅茶ココア
そのファッション性は衣類のみにとどまらず、食品のパッケージにも表れる。コーヒー、紅茶、ハーブティー、ココア、ジャムなど、パッケージがとてもきれいで楽しい。そのため、ちょっとしたプレゼントによく利用される。こんなきれいなコーヒーやココアをもらったら、ティータイムも楽しくなるというもの。有機栽培の原料を使っているので、もちろん安全性も味も折り紙つき。

ちょっとしたプレゼントを何にしようかと悩むとき、ピープルツリーの食品たちは気の張らない最適なアイテムになることまちがいなし。
ハンド・イン・ハンド
2010/09/29(Wed) | アクセサリー | page top↑

三連指輪(合体)
三連指輪(バラ) 






エスペーロのアクセサリーの中で、静かなブームを続けている指輪がある。その名も「ハンド・イン・ハンド」。「手に手を取って」ぐらいの意味だろうか。三連になっていて、握手したふたつの手を開くと下からかわいいハートが現れる。指につけている間ハートは見えない。この秘密めいた(今明かしてしまったけど・・・)そして心温まるデザインが人気の理由だ。友達や恋人へのプレゼントにもぴったり。シルバー925製。フィリピンのぺリスさんの工房より。(9号~15号 ¥3,150)
9月28日(火)エスペーロは友を呼ぶ
2010/09/28(Tue) | お店日記 | page top↑
今週土曜日にエスペーロの留守番を頼むので、「結みのお」のOさんとHさんが留守番のやり方を習いに来てくれた。ひととおり説明が終わった頃に1人の女性がご来店。

その人の顔を見るなりみんなが「まあ、Fさん!」と久しぶりの再会。実は、私たちはみんな「箕面おやこ劇場」の出身者なのだ。
おやこ劇場というのは「子どもに豊かな文化を!豊かな感性と創造力を!」を合言葉に、子どもたちと親がいっしょになって生の演劇や音楽を鑑賞したり、キャンプをしたり、おまつりをしたりと、いろいろな活動をするNPO団体だ。http://www.geocities.jp/oyakominoo

さて、Fさんの登場で偶然にもおやこ劇場同窓会のようなことになった。あの頃は会員が千人以上いて活気があったよねえとか、○○ちゃんは今どうしてる?とか。Fさんは私の店と知らないで来てくださったのだが、ちょうどOさんとHさんもいて、みんなで嬉しい再会となったわけだ。

実はFさんは「みのおFMタッキー」のベテランパーソナリティー。私はいつも店でタッキーを聴いているので、これまでもときどきFさんの声を聴く機会はあった。「きょうは夕方4時から出番です」と言われるので夕方気をつけていたら、音楽をはさんでのおしゃべりの中で「きょう久しぶりに歩いていたらフェアトレードの店をみつけて中に入ったら昔の友人3人に会いました。車じゃなくてたまに歩くのはいいですねえ」。さらに「そのフェアトレードショップは山麓線の粟生外院にあって、かわいい雑貨やら洋服やら、そうそう私はきょうはおいしいジャムを買いました」としっかり宣伝もしてくださって、ありがとうFさん。
9月27日(月)名古屋のフェアトレードショップ訪問
2010/09/27(Mon) | お店日記 | page top↑
昨日は、オーガニック・コットンの話を聴くために名古屋まで行ったので、せっかくのチャンスと思い、フェアトレードショップを2軒まわった。
FTショップ風s
ひとつは、講演会の会場となったビルの1階にある「風s」(ふーず)。http://www.huzu.jp/ 
お店は15年の歴史がある。 今回のイベントの仕掛け人でもある店主の土井さんは、私より少しお姉さんかな。とても明るくバイタ リティーあふれ、みんなに声をかけながら講演会を盛り上げる。

風sは、「ウィルあいち」という公共施設の1階入口すぐという絶好の場所にあって、人の出入りが多く店の商品も豊富。商品が雑然と並んでいるように見えるけど、それはお客さんが多い証拠で、店が生き生きとしている。店の上には「名古屋をフェアトレードタウンにしよう会」という手書きの横断幕がかかっている。フェアトレードタウンというのは、小売店がフェアトレード商品を扱い、企業や学校がフェアトレード・コーヒーを飲み、自治体が議会で議決してフェアトレードを応援しているような、そんな街のことを言う。土井さんは、そんな街名古屋をめざして運動しているのだ。

FTショップ オゾン もうひとつは、JR大曾根駅のすぐ近くにある「オゾン」という店。http://aift.jp
「風s」と対照的に、商品がきちんと整然と並んでいて、それぞれに気の利いたポップが添えられている。ここの店主杉本さんは、イラストやチラシを作るのがとてもお上手なようだ。杉本さんは私と同い年。お店を始めて10年になるそうだ。フェアトレード団体から仕入れる商品以外に、自分で実際に訪問して惚れ込んだ東ティモールの織物を世に出したいとがんばっておられる。東ティモールは2002年に独立したばかりの新しい国家だが、それまでのインドネシアとの独立戦争の間でも守り続けられてきた伝統の織物について、熱く語られる姿はステキだった。「開店して1,2年は赤字でもしょうがない。3年で黒字になったらラッキーぐらいに考えて」と言われた。ハイ。

両方の先輩店主さんに元気をいただいて、がんばって続けてこられた努力に敬意を払いながら、夜の近鉄電車で大阪へ帰ったのだった。
9月26日(日)オーガニック・コットン(OC)生産者支援組織「アグロセル」
2010/09/27(Mon) | お店日記 | page top↑
インドから来日している、オーガニック・コットン(以後OC)生産者支援組織「アグロセル」のサイレシュ・パテルさんの講演があって、名古屋のウィルあいち(愛知県女性総合センター)へ聴きに行った。

ナチュラルなイメージのあるコットンは、その栽培過程において実は大量の農薬と化学肥料が使われる。そのため、農民の健康被害や農薬を買うための借金地獄は深刻で、これまで多くの自殺者を出してきた。政府から遺族に支払われる見舞金をあてにして自殺する人もいるという。

「アグロセル」は、小規模農家に有機農法を指導することで、これらの問題の解決を図っている。たとえば、天然の虫除けになるニームの木を植える。ニームの葉とオイル、発酵バターミルク、牛尿、水と混ぜ合わせて天然の殺虫剤を作る。サボテンの樹液はシロアリ駆除に使う。このように、自然の力を利用した方法がいくらでもあるのだそうだ。

「アグロセル」に加盟している農家はいずれも小規模農家で、機械を持たないので、各工程でたくさんの人の力が必要になり、最大の雇用が生み出せる。機械織りの工場からも「アグロセル」の綿花をほしいと言われるが、「アグロセル」では石油 を使わず二酸化炭素も出さない持続可能な手織りにこだわっている。
サイレシュさんと
また、フェアトレードの割増金(プレミアム)によって、潅漑施設を整備したり、地域の学校の制服や教科書を揃えたりすることができたそうだ。

インドでもOCの普及率はまだまだのようだが、「アグロセル」のような活動を拡大することで、もっともっとOC農家が増えていくといいなあと思う。そのためには、私たちがOCの良さを知って、TシャツやワンピースなどのOC製品を愛用していくことが求められる(写真はサイレシュさんと)
9月25日(土)「衣類」ページの衣替え
2010/09/25(Sat) | お店日記 | page top↑
「商品」の「衣類」のページが夏物のままになっていて、それもすでにおおかた売れてしまっていることは、少し前から気になっていた。もう秋風が立ちはじめて、いくらなんでもと思って、きょう衣類ページの衣替えをした。ほんの一部だけれども、雰囲気はわかっていただけると思う。来週には、シサム工房からステキな衣類が入るので、また追加したい。

実は私はホームページにはまったくの素人で、師匠である友人のOさんに、すっかりお世話になっている。HPを作るにあたっては、一からご苦労をかけた。ブログの更新の仕方も懇切丁寧に教えてもらった。それでもわからない時には、すぐにSOSの電話をする。

ブログもいつも読んでくれて、感想やらアドバイスやらを寄せてくれる。「ブログおもしろいよ。いつも楽しみにしてる」とほめるのも上手だ。

エスペーロは、このOさんはじめいろんな人に支えてもらっている。来週の土曜日は姪の結婚式で、テリーともども留守をするので、「結みのお」http://www.hcn.zaq.ne.jp/yui-minoh/に代わりの店番を依頼した。「結みのお」にはたのもしいスタッフがそろっているので、安心してまかせられるのだ。
9月22日(水)修了おめでとう
2010/09/22(Wed) | お店日記 | page top↑
アダムさん 夕方エスペーロのドアを開けて入ってきたのは、ポーランドからの留学生、アダムさんだった。いつも短パンにサンダルで重い本を何冊もかかえて大学図書館に通っていたアダムさんが、ダークスーツに真紅のネクタイで見違えるようだ。

「きょう修了式でした」と修了証書を開いて見せてくれる。毎日毎日図書館に通って、ほんとうによく勉強していたので、修了証書を見て私もしみじみと嬉しかった。「おめでとう。よくがんばりましたね」。

日本文学の専攻で、日本人もなかなか手にしないような難しい文献を取り寄せたり書庫にこもったりして、3年間の研究の後、博士課程をきょう修了したのだった。奥さんとふたりの息子さんが母国ポーランドで待っている。母国では、とりあえず大学の非常勤講師から始めるそうだ。

先日観たポーランド映画「カティンの森」について、しばらく話が盛り上がった(9月6日の日記参照)。彼もこの映画の意義を高く評価していた。ポーランドという国は、ナチによるホロコーストやソ連の圧力など大国に翻弄された歴史を持つ。

そういえば以前、エスペーロというエスペラント語の店の名前を教えたとき、「私は少しエスペラント語を勉強したことがありま中秋の名月 す。エスペラント語をつくったザメンホフはポーランド人です」と教えてくれたことがあったっけ。「あたたかい感じのいいお店ですね」と言ってくれるので「今度アダムさんが来日したときもまだエスペーロがあるようにがんばるね」と返す。

「お世話になりました」とていねいに頭を下げて店を出るアダムさんを見送ると、空に中秋の名月が輝いていた。
学生NPOトークカフェ
2010/09/22(Wed) | イベント | page top↑
学生NPOトークカフェ みのおNPOフェスタ企画のひとつとして「学生NPOトークカフェ」というイベントがあった。NPO、NGO、国際協力に興味のある人なら、学生だけでなくだれでも参加OKということで、14名の参加があった。大阪大学からは、フェアトレード・サークルの「プローム」、ケニアのHIV感染したシングルマザーを支援している「トゥマイニ・ニュンバーニ」、緑のカーテン・キャンペーンの環境サークル「GECS」、 国際インターンシップの「アイセック」などの参加があった。そのほかに、高校の先生、オーガニック・コットンを卒論のテーマにしているK大学生さん、大阪大学の職員さん、箕面市会議員さんなど、そして私たち「エスペーロ」も参加した。

まず、プロームの進行により「貿易ゲーム」が行われた。だいたいふつうは「持てる国」が勝つことが多いのだが、今回はエクアドルが高得点を取る番狂わせで、一同の称賛を得ていた。

そのあと、プロームとトゥマイニがそれぞれの活動を報告。4年間という限られた期間で学業の傍ら活動することの限界、後継者を育てることの難しさなど、学生ならではの共通の悩みが報告された。トゥマイニは、ケニアのママたちと信頼関係を持ってやっているとはいえ、金銭的に頼ってこられることもあり、それを拒否するのかどうするのか、悩むこともあるという。

ちょっと暗い話にもなったりしたが、そのあと気分一新、カフェタイムに移った。エスペーロにあるネパリ・バザーロのミックスマサラで鍋いっぱいのカレーを作って行ったので、みんなでわいわいしゃべりながら食べた。さすがネパールの本格カレーマサラはおいしかった。

同じ大阪大学の中にありながら、これまで横のつながりがなかった学生NPOがつながれたこと、学生と社会人が混ざり合って国際協力について語り合えたことなど、成果の見えたトークカフェであったと思う。
9月21日(火)ミレニアム開発目標
2010/09/21(Tue) | お店日記 | page top↑
  昨日から、ニューヨーク国連本部に140カ国が参加して、ミレニアム開発目標首脳会合が開かれている。ミレニアム開発目標というのは、世界の貧困、教育、環境など8分野で改善をめざす国際目標だ。2000年の国連サミットにおいて、2015年を最終年とした目標が合意され、5年ごとにその進み具合を点検するものだ。
ミレニアム開発目標
先日も、フェアトレード団体ピープルツリーの依頼で、お客様や友人知人から署名(写真)を集めさせていただいたのは、この会合に提出するためで、ミレニアム開発目標を達成するひとつの方法としてフェアトレードを推進してほしいという署名だった。署名してくださったみなさま、ご協力ありがとうございました。

昨日の朝日新聞社説によると、世界にはいまだに一日1・25ドル未満で暮らす人が 14億人いるという。とくにアフリカでは安全な水不足や感染症の拡大で、乳幼児死亡率がいまだに高い。そして、これだけ世界がせまくなった現代、地球の裏側の悲惨な状況を見て見ぬふりをするわけにはいかない。ましてやその悲惨な状況が先進国のエゴの上に成り立っているとしたら、許されないことだろう。

フェアトレードは、世界が平等にしあわせになるための、ひとつの方法だと思う。それも、ほどこしではなく、魅力的な商品を買うことで協力できるのだから、ウィンウィンの関係、つまりおたがいさまという関係だ。
シアバター
2010/09/21(Tue) | ボディケア製品 | page top↑
ブルキナファソという国をご存じだろうか。ブルキナファソから来ている「シアバター」を棚に並べながら、私もきょうはじめて地図で確認した。西アフリカにあり、ガーナの北、マリの南に位置する。
シアバター
そのブルキナファソからやってきた「シアバター」のご紹介。アフリカでも中部アフリカでしか生育しないシアバターの木は、ウィキ ペディアによると「寿命は200年、花を咲かせるまで約20年、実をつけるまでさらに約20年を要し、3年に一度実をつける」というから、その息の長さに驚く。果実の中の胚の部分から取れるのがシアバターと呼ばれる脂肪分で、産地では伝統的な万能薬として、傷や火傷、紫外線予防、筋肉痛などに使われている。 ガーナでは、新生児を紫外線や乾燥から守るために、生まれてすぐ全身に塗布するそうだ。

シアバターの木は神聖な木とされ、シアバターの採取は女性しか関われない。近年、シアバターの肌への健康美容効果が知られ、国外への需要が増えて、原産国の女性たちにとって、大切な現金収入になっている。

きょう棚に並べたら、そのすぐあとに来られたお客様の目にとまり「リップクリームに」とお買い上げいただいた。100%植物性のシアバターなので、もちろん唇にも大丈夫。乾燥した肌のあらゆる部分に使える。これから、肌が乾燥する秋冬に向けてのお役立ちアイテムになるだろう。(シアバター 35g 1050円)
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