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10月16日(土)母子手帳のカバー
2010/10/16(Sat) | お店日記 | page top↑
ノクシカタブックカバー 先日ブックカバーのご紹介をしたばかりだが、昨日のお客様は、このブックカバーを母子手帳のカバーにすることを教えてくださった。いつもお客様に教えられる。

娘さんに赤ちゃんが生まれて、若いおばあちゃまになられた。エスペーロのブックカバーを見て、母子手帳をくるむととてもいいんじゃないかと思われたそうだ。大きさも文庫サイズが母子手帳にぴったりなのだ。

母子手帳は妊娠がわかってから赤ちゃんが生まれるまで、生まれてからもずっと大きくなるまで、病気になるたびに役に立ってくれる手帳だ。大事に保管したい。それにきれいなカバーには、元気で育ってという暖かい気持ちが込められるような気がする。

バングラデシュから来たこのノクシカタ刺繍のブックカバーには、かわいい象さんとともにバングラデシュの言葉が刺繍されている。バングラデシュの言語ベンガル語で「バングラデシュ」と刺繍されているのだそうだ。ピンク、ブルー、グリーンの3色(900円)。
フェアトレードカフェ@豊中コラボ
2010/10/15(Fri) | イベント | page top↑

コラボカフェ 豊中市の千里中央にある「コラボ」(千里文化センター)で「コラボまつり」が行われている。「コラボ」の中には市民ボランティアが運営する「コラボカフェ」があって、まつりの間いろいろなテーマでイベントを行っている。きょうはテーマが「フェアトレード」の日で、エスペーロもゲストスピーカーとして参加させてもらった。

まず、世界の子どもたちを児童労働から守るNGOのACE(エース)が制作したDVD『おいしいチョコレートの真実』を鑑賞。カカオ農園に駆りだされる子どもたちは、過酷な労働で健康的な発育を阻害され、学校へも行けず、ましてやチョコレートなどは食べたこともない。

そのあと、フェアトレード店の店主として、私がフェアトレードについてお話させていただいた。開店して半年もたたない私がお話しするのもおこがましいのだが、なぜフェアトレード店を始めようとしたのかというあたりから聞いてもらった。ずっとさかのぼると、フェアトレードにつながる端緒として、20年ぐらい前に読書会で読んだ犬養道子著『人間の大地』(中央公論社)があったと思う。さまざまな形で現われる「南北問題」、そしてそれは知らないではすまされない自分とつながる問題であること。ぜひいちど読んでいただきたい一冊だ。

フェアトレードの絵本『おかいもの ちょっとかんがえてみて』を読んでもらったあと、参加者でいろいろと話した。ある方が「フェアトレードがチャリティーではなく対等な立場のものであるなら、フェアトレード店もちゃんとビジネスとして儲けがでなければいけないんじゃないですか」と痛いところを突かれた。そのとおりだ。エスペーロももうちょっと企業努力が必要なところだ。

きょうはフェアトレード製品の販売もさせていただいた。さすが千里中央は立ち寄る人の数も多く、おかげさまでひとつひとつ説明しながら、多くの雑貨や食品をお買上げいただいた。感謝。

10月12日(火)バイオ・パイラシー(昨夜の『NHKスペシャル』より)
2010/10/12(Tue) | お店日記 | page top↑
11日から名古屋でCOP10「生物多様性条約第10回締約国会議」が開催されている。 世界193カ国・地域が参加する18日からの本会合では、地球の自然を持続可能な形で利用するしくみに合意できるかどうかが注目されている。

昨夜のテレビ番組『NHKスペシャル』では、COP10の大きなトピックのひとつでもある「バイオ・パイラシー」を取り上げていた。 「バイオ・パイラシー」は「生物資源の盗賊行為」と訳されている。簡単に言うと「発展途上国の植物を使って先進国が新薬 を作るとき、その利益配分をどうするのか。先進国ばかりがもうけるのは生物資源の盗賊行為ではないのか」という問題なのだ。

たとえば、南アフリカで自生する「ベラルゴニウム・シドイデス」という花の根っこ「ウンカロアボ」は、現地ではもちろん伝統的な風邪薬であるが、近年ドイツでも商品化され風邪の特効薬として広く愛用されている。原料の「ウンカロアボ」が売れるので、現地の人々は争って乱獲する。そのため、今「ウンカロアボ」は絶滅危惧種になりつつあるそうだ。それにしても1キログラムが日本円にして80円とは安すぎはしないだろうか。現地の人々にとってはありがたい現金収入なのだが、製薬会社はそこにつけこんでいるとはいえないだろうか。

この「ウンカロアボ」だけでない。ペルーで採れる 「チャカンガ」という木の樹液は下痢止めの特効薬だ。アメリカの製薬会社は植林をして自然保護をアピールしていたが、利益の2%を先住民へというのは、少なすぎはしないだろうか。

サモア諸島で採取される 「ママラ」という木からエイズに効く成分が見つかった。アメリカのエイズ財団はサモアの「ママラ」を利用することを考えていたが、なんとスタンフォード大学の博士が同成分を人工合成でつくってしまった。アメリカのバイオ産業協会は、もはやサモア政府に利益配分する必要はないと言っている。

発展途上国で先住民の知恵として伝統的に利用されてきた植物の力は驚異的だ。そしてそれを商品化することで、世界中の人たちの病気が治ることもすばらしい。ただ、そこに至る過程で、先進国のエゴによる搾取があってはならない。先住民の知恵と伝統に対しては、正当な対価が支払われるべきだと思う。

COP10でこのテーマがどう話し合われるのか、注目していきたい。
読書の秋
2010/10/09(Sat) | 雑貨 | page top↑
ブックカバー3連休の始まりというのにきょうは一日雨だった。こんな雨の休日は、出かけるのをあきらめて読書をするのもいい。

読書の秋をちょっとおしゃれに演出するブックカバーのご紹介。
山羊革、ノクシカタ刺繍、刺子ししゅうなど、色も柄も楽しいものがいっぱい。サイズは文庫本用と新書版用の2種類があって、山羊革新書版にはおそろいのしおりもついている。プレゼントにも喜ばれるアイテムだ 。

先日、山羊革のブックカバーをお買い上げの女性「電車の中で何の本読んでるか見られたくないもんねえ」。そうですね、きれいなカバーで隠しちゃいましょう。(ブックカバー各種 900円~2400円)
10月7日(木)ジュースパックをリサイクルしたバッグ
2010/10/07(Thu) | お店日記 | page top↑
 きょうお昼前に来られた若い女性のTさんは、おもしろいバッグを持っていた。ビニールのりんごジュースパックを縫い合わせて作ったバッグだった。これはフィリピンのイカオ・アコというNGOで作られている。
イカオ・アコ http://www.ikawako.com/ 

Tさんは大学を卒業した後1年間、フィリピンのネグロス島(マスコバド糖の産地でもある)にある、このイカオ・アコで働いた。もともとマングローブの林をつくるNGOだったが、今はフェアトレード部門もあって、こういうバッグやリサイクル・ペーパーのアクセサリーなども作っている。このビニールバッグ、拾い集めたジュースのパックをきれいに洗って乾かし、ミシンで縫い合わせて作る。軽くてじょうぶだ。よく見るとストローの穴があったりして、ちょっと笑える。
ジュースパックのバッグ
材料費が要らない、ごみが片付くという究極のエコだ。こういうバッグ、アジアにはよくあるようで、ベトナムに住む友人のブログでも見たことがある。そして、このバッグを縫う仕事が女性たちに雇用を生み出していると言う。バッグが持つユニークさと物語性がおもしろいと思った。そのうちエスペーロの店頭にも並ぶかも。
10月5日(火)晴苗(はるな)農園さん
2010/10/05(Tue) | お店日記 | page top↑
きょうは、夕方すてきなお客様との出会いがあった。若い女性で「学生さん?」と聞くと「いいえ、能勢でひとりで有機農業をやっています。今、箕面のお客さんに配達した帰りです」。へえ~と、ここで私の好奇心が全開。試飲のコーヒーを飲んでもらいながら、いろいろと話を聞く。

エプロンこそしているけれども、小柄で若くて、聞かなければとてもひとりで農業をしている風には見えない。約500坪の(反、畝がわからない私のために坪で言ってくれた)畑をひとりで耕作して、ひとりで朝市に出して、ひとりで宅配しているという。500坪、すごいねえ、と言うと「いえ、農家としてはすごく狭いけど、1人でやるにはちょうどいい」のだそうだ。

除草剤など使わないわけだから大変でしょうと言うと「まだ苗が小さいうちは草に負けてしまうので手で取りますが、野菜がしっかりしてくれば、抜かないでほっておきます。緑が茂っているのは好きですから」。

晴苗(はるな)さんというのは本名だそうだ。子どもの頃は農家の子みたいでいやだったけど、今はぴったりの名前になって嬉しいとか。サルンポワックやノイカフェなど、箕面のおしゃれなカフェにも野菜を卸しているそうだ。個人のお客様も、川西、箕面、池田、豊中など、だんだんに増えていっているとのこと。

私の方も、フェアトレードの食品が無農薬で作られていることや、オーガニック・コットンの話などを伝えることができた。

お買い物の後「これからトンネルを通って帰るの?」と聞くと「いえ、山越えです」。そうよね、毎回有料トンネルを通っていられないものねえ。「気をつけてね。また配達に来ることがあったら寄って」。がんばって、と心から応援しないではいられない、とてもすてきな女性でした。

晴苗農園 http://harenae.exblog.jp/
10月2日(土)フェアトレードの引出物
2010/10/02(Sat) | お店日記 | page top↑
結婚式 姪の直美ちゃんとロドニーの結婚式が、秋晴れの京都上賀茂神社で行われた。ふたりはオーストラリア留学中に知り合った。ともに社会福祉学のMAを持つソーシャルカウンセラーだ。アメリカ人のロドニーはまだ日本語がつたないが、それでも一生懸命に誓詞を日本語で読み上げ、披露宴では「私たちの間は愛でもラブでも言い表すことはできません」と日本語であいさつした。

ふたりは、結婚式の引出物をエスペーロで揃えてくれた。もともとフェアトレードに関心のあるふたり、カタログを見ながら迷いながら、写真のようなチョイスをしてくれた。インディアンケース・キャンドル、おまもりパレワストーン、ヒマラヤコーヒー・ドリップパック、フェアトレードクッキ引出物ー、ネパールカレー、サヌバイさんのバターナイフの詰め合わせだ。

ひとつひとつは小さなものだけれども、寄せ集めてとても楽しいギフトができたと思う。私もふたりのしあわせを願いながら引 出物の箱詰めをした。それぞれの商品の説明も同封してもらった。こういうしあわせな場所からまたフェアトレードが広がっていくことはとてもうれしい。

10月の催しもの
2010/10/01(Fri) | イベント | page top↑
きょうから10月。 10月はエスペーロが関係している催し物がふたつあります。
コラボまつりスペシャル『フェアトレードカフェ』 http://www.hnpo.comsapo.net/img/u651/MI27671_078E.pdf
日 時: 10月15日(金)13:00~15:00
場 所: 千里文化センター「コラボ」2階多目的スペース(千里中央)
ゲスト: フェアトレード雑貨エスペーロ  斎藤和子
内 容: フェアトレードについての絵本やDVDを見たりフェアトレードの話を聞いたりしながら、フェアトレードを身近に感じていただけたらと思います。フェアトレード商品の販売も行います。
お問い合わせ: 千里文化センター「コラボ」 ☎06-6831-4133

JICAまつり
http://www.jica.go.jp/osaka/event/index.html#a1023-01
日 時: 10月23日(土)12:00~16:00
場 所: JICA大阪国際センター(茨木市西豊川町25-1)
内 容: エスニック料理の屋台、ワールドマーケット、コンサート、写真展示などなどもりだくさん
お問い合わせ: JICA大阪国際センター ☎072-641-6904    

どうぞ、ふらりと遊びに来てくださいね。   
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