

神戸新開地の映画館、シネマ神戸の前にモンゴルのゲルが建った!「辺野古を考える全国上映キャラバン」http://america-bannzai.blogspot.com/のファイナルウィーク3日目は、モンゴルデーだった。
エスペーロはこのゲルの中で、フェアトレードコーヒーを淹れながらフェアトレード商品を販売させてもらった。ゲルの中でお店を出すなんて、めったにない楽しい経験!映画を観に来た人や通りすがりの人が立ち寄ってくれて、コーヒーを飲みながらいろんなおしゃべりができたのも嬉しい。この日の出演者であったモンゴルの馬頭琴奏者ホトランガさんや沖縄のシンガーKEN子さんhttp://kenkokenko.ti-da.net/も楽しい人たちだった。
このかわいいミニバンを見て!藤本監督と影山プロデューサーはこれに乗って昨年秋北海道を出発したあと全国を沖縄までキャラバンし、折り返して神戸でファイナルというわけだ。花やジュゴンやクマノミたちは出発前に北海道の仲間が描いてくれたのだそうだ。キャラバン中ずいぶん人目をひいたことだろう。「この魚たちは泣いていますね」と言ったら「いや、それは単にペンキがたれた・・・」そうですが。
キャラバン・ファイナルは27日(日)まで続きます。ぜひお出かけください!エスペーロの出店は本日のみですが、27日には私ももう一度出かけるつもり。



期間: 3月19日(土)~3月27日(日)
会場: シネマ神戸 神戸市兵庫区新開地6-2-20 リフレ神戸101 ℡078-531-6607
上映作品: 「また、また、辺野古になるまで」、「Marines Go Home 2008」、「ONE SHOT ONE KILL」、「アメリカばんざい」 、「花であること」、「四季 遊牧」、「闇を掘る」などなど。日替わりでプログラムもかわります。
入場券: フリーパス券3000円(すべてのプログラムに入場できます) プログラム券1000円
私は上記のうち4本ぐらい見たことがあるけど、どれも見応えじゅうぶん。藤本監督や影山プロデューサーの話も聞きたい。そして、シネマ神戸の前にはなんとモンゴルのゲルが建っています。ゲルの中に入るなんてそうそう経験できません。21日のみですが、エスペーロはゲルの中でコーヒーを淹れながらフェアトレード商品を販売します。
どうぞ、ふらっと遊びに来てくださいね。

友人のIさんは昨日避難してきた親子を受け入れたようだ。隣家のKさんも東京から子連れの妊婦さんを受け入れている。Oさんは福島から両親を呼び寄せるのだが、飛行機のチケットが取れるのが1週間あとになるそうだ。そうやって、つながりのある人からどんどん安全でふつうの生活かできる場所に移動してあげることが今とても大事だと思う。
いつも荷物を配達してくれるS急便のIさんが「こんな時になんですが、5月の母の日カーネーションを予約してもらえないでしょうか」。5月?母の日?急に未来の話をつきつけられたようで、でもそうよね、前を見て進まなければね、被災していない私たちが落ち込んでいてはいけない、と思って「3000円は高いけどIさんに頼まれてはしかたないわね」と予約する。東北のドライバーのノルマも関西のドライバーにまわってきたのだそうだ。「来年もお願いします」とちゃっかり言うので「来年?私の母は92歳だから来年まだ生きてるかどうかわからないわよ」と冗談を言いながら、そうだ、きょうは母の93歳の誕生日だったと思い出した。最近話も続かなくなった母だけど、夜に電話をしてみよう。
楽天堂さんのメールによると、評論家の内田樹さんのブログhttp://blog.tatsuru.com/ や 反原発運動の田中優さんのメルマガhttp://tanakayu.blogspot.com/2011/03/blog-post_8850.html でも「疎開」をすすめているということだった。
各自治体が空いている市営住宅などを提供する動きも出ているが、個人の家庭だったらもっと温かい受け入れもできるだろう。被災しなかった西日本の人間でなるべく多くの被災者を受け入れるのはよい考えだと思う。自宅での受け入れが無理な人でも、公共で受け入れた人々を物心両面で支援することはできる。期間がどれくらいになるかはわからないが、状況を見ながら柔軟的に考えればよいと思う。
楽天堂さんありがとう。この計画がうまくすすみますように。
「うちでも受け入れてもいいよ」という方はエスペーロまでご連絡ください。
「全国からのボランティアを受け入れる態勢をまずつくります」(テレビで緊急ボランティアチームのリーダー)
現地へボランティアに行きたい人は多数いると思うが、受け入れ態勢ができていないところへ行ってもじゃまになるだけだ。辻元清美衆議院議員がボランティア担当補佐官に任命された。ここはしばらくボランティアのプロ(!)に態勢づくりをまかせて、ボランティアの力が最大限有効に活用できるシステムを待とう。
「気の毒、かわいそう」という言葉は逆に反発を買うこともある。「わかってたまるか」という気持ちもある。共感するのは簡単ではない。(朝日朝刊、阪神大震災を経験した精神科医、中井久夫さん)
気の毒という気持はもちろん私たちの正直な気持ちだが、いかにも分かったようなことを言うのはやめよう。同情以上に具体的にできることを考えよう。
忘れられるのが最大の危機だと思う。阪神大震災の時は、各自治体の救援の車が見えただけでも心の支えになった。(同上、中井久夫さん)
今ほど自衛隊の人々が頼もしく思える時はない。お願い助けてあげて、という気持ちだ。自衛隊、各自治体だけでなく外国や国際機関の援助を総動員してほしい。
長い取り組みになりますね。今の気持ちを忘れないようにしたいと思います。(友人からのメール)
これはとても大事なことだと思う。今の気持を忘れないで持続する心を持ちたい。今は緊急の支援がもっとも大切な時だが、これから何年かかるかわからない復興を私たちは持続して支援していく覚悟を持とう。
中には「日本はこれからどうなっていくのか。やるせない悲しみでいっぱい」というメールもあって、それはみんなの気持を代表していると思う。でも、被災していない私たちができることをやらなければ日本中が暗い気持に沈んでしまう。私たちがふんばらなければ。

店に来てくれた人達もオリーブオイルを買ってくださる。先週金曜日に仙台の「パレスチナオリーブ」から12本届いたばかりで全部で28本あるのをがんばって売りたい。
店に来てくれたMさんは「家にひとりでいたらどうしてもテレビを見てしまうし、そうすると気分が鬱々して・・・」その気持よくわかる。Mさん、胸の内を吐き出して少し楽になったみたい。
私も朝からラジオをいつものみのおFMから全国放送に切り替えて情報を収集しているが、お客様が入ってこられると優しい音楽に変える。人間は気分転換が必要だと思うから。
そんなとき友人のHさんから「今月中に千里中央のホールを借りてチャリティーコンサートをやろうと思うので出店して」という電話。「アクション早いねえ。ぜひ行きます!」と返事をする。
できる人ができることを少しでもやっていく。そして、日本中が悲しみの中にあるからといって、過度な自粛はやめたい。いつもどおりの生活をしながら、できることをやっていく方がいいんじゃないかな。
犠牲者の数が一万人を超えそうだという報道に胸がおしつぶされる気持ちです。
この間、エスペーロとして何ができるか考えました。
①まず、仙台市で被災された(幸いスタッフも商品も無事でしたがしばらく業務ができない状況です)「パレスチナ・オリーブ」さんhttp://www.paleoli.org/に一日も早く立ち直ってもらうために、少しでも多くの「パレスチナ・オリーブ」商品を販売したいと思います。そのために、パレスチナ・オリーブ商品すべてを1割引で販売いたします。 期限は在庫がなくなるまで。
エクストラバージン・オリーブオイル 500cc ¥1,950→¥1,755
〃 250cc ¥1,228→¥1,105
オリーブ石けん 120g ¥420→¥378
ザータル(ハーブミックス) 80g ¥505→¥455
生アーモンド 100g ¥630→¥567
②次に、3月14日から1ヶ月間、エスペーロの売上げの1割を貯金して、義援金として被災地へ送ります。たくさん義援金の送り先が提案されていますので、その中から選びます。被災地のフェアトレードショップを応援したい気持ちもあります。
現在のところ、上記2点のことを考えています。被害状況がわかってくるにしたがって、もっとできることも出てくるかもしれません。
エスペーロのように小さなショップではできることも限られていますが、みなさまがお買物をしてくださることが被災地支援につながります。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
昨日起こった東北地方の地震のニュースが次々とおそろしい映像を映し出す。津波の恐怖がテレビを見ている我々にも襲いかかってくる。そして同じくらい怖いのが原発の放射能漏れ。避難している人たちはどんなに不安なことだろう。
原発について「今すぐ危険ということはありません」と言う政府も学者も、すごく歯切れが悪い。でも確かに原発が安全でないことは証明された。こんな大きな地震が来るとは思わなかったというのは言い訳にならない。今後は自信をもってみんなで原発に反対しよう。それはこの地震が教えてくれた。ジャーナリスト伊藤千尋氏の講演会で「日本で可能な地熱発電を開発すれば原発20基分をまかなうことができる」と聞いた。
エスペーロにオリーブオイルやオリーブオイル石鹸などを入れてくれている「パレスチナオリーブ」さんは仙台市若林区にある。昨日の地震が起こってすぐに「大丈夫ですか」のメールを入れた。きょうになってフェアトレードショップのMLで「パレスチナオリーブさん、スタッフも商品も無事」と知らされて嬉しかった。よかった。代表の皆川さんに代わってだれかがツイッターに書き込んでくれてわかったそうだ。ツイッターが活躍している。
アメリカの友人も心配してメールをくれた。アメリカから見れば日本のどこというのはなかなか判別しにくいと思う。すぐに「無事です!」と返事した。
被災された人たちのことを思うと胸が痛む。これから被害の全容がわかるだけでも時間がかかるだろう。被災者の回復のために私たちに何ができるのだろうか。ネットでいろいろな情報が入ってくるが、被災していない私たちが節電する(*)ことが電力不足の被災地の協力になるそうだ。まずできることからやろう。
*後に、これが出所不明のチェーンメールだということがわかった。関東と関西では電力のヘルツが違うので送電するためには変換しなければいけないが、大量の電力を変換することはできないとのこと。こういうときに世間を混乱させるチェーンメールは悪質!

Sさんは自分の家で5匹の猫を飼っている。それだけでなく、Sさんは路上にいる猫たちがふびんで、里親を探しつつ、でもほっておけなくてえさをやっている。えさをやるだけではどんどん野良猫を増やしてしまうかもしれないので、獣医さんへ連れて行って自分のポケットマネーで去勢、避妊の手術を受けさせている。理解のある獣医さんが手術代を半額にしてくれるのだそうだ。「猫のために働いているようなものねえ」と私。
野良猫は人に拾われてもなかなか人間になじめないのだそうだ。人間にかわいがられた経験がないのと、自分の力で生きてきた自負(?)があるからだ。なんだか、ミュージカルのCATSを思い出す。
以前、Kさんの友達が猫の親子を路上から拾ってきた。母親猫と仔猫4匹だ。仔猫はまだしも、母猫がどうしてもなじめなくて落ち着かない。ある日、母猫はスキを見て窓に上り、少しだけ開いていた窓から網戸を破って外へ飛び出した。仔猫3匹も母のあとに続いた。ところが、そこはなんとマンションの9階だったのだ。のろまな仔猫が1匹だけ残された。なんと痛ましい話だろう。
私自身は猫にはあまり縁がなく犬派なのだが、きょうのこの話が衝撃的でなかなか頭から離れない。

3月19日(土)から27日(日)まで、神戸新開地のシネマ神戸を会場として「神戸で祭りだ!辺野古キャラバン・ファイナル」が行われる。日替わりの作品上映に加えて、コンサートやトーク、監督の舞台挨拶もある。21日はモンゴル・デーで、会場前にゲルがたつ。この日はエスペーロも出店して、フェアトレード商品とフェアトレード・コーヒーを販売します。 詳細は
おりしも、沖縄に駐在していたアメリカの元総領事の沖縄発言がスクープされて、アメリカがどう沖縄を見ているのかが暴露されてしまった。だが沖縄が苦しんでいることの責任はアメリカや日本政府だけではなく、私たち沖縄以外の日本人にもある。基地のほとんどを沖縄におしつけている。知ってて知らないふり?ごめんなさいと言って終わり?
そして、ふつうなら基地を借りている国が払うべき基地使用料が私たちの税金から払われているという事実。そんな国は世界広しといえど日本だけだそうだ。
沖縄の基地の問題や日本とアメリカの関係を考えたい人は、ぜひ19日からの1週間、神戸新開地へ来てくださ~い。