
友人のIさんは昨日避難してきた親子を受け入れたようだ。隣家のKさんも東京から子連れの妊婦さんを受け入れている。Oさんは福島から両親を呼び寄せるのだが、飛行機のチケットが取れるのが1週間あとになるそうだ。そうやって、つながりのある人からどんどん安全でふつうの生活かできる場所に移動してあげることが今とても大事だと思う。
いつも荷物を配達してくれるS急便のIさんが「こんな時になんですが、5月の母の日カーネーションを予約してもらえないでしょうか」。5月?母の日?急に未来の話をつきつけられたようで、でもそうよね、前を見て進まなければね、被災していない私たちが落ち込んでいてはいけない、と思って「3000円は高いけどIさんに頼まれてはしかたないわね」と予約する。東北のドライバーのノルマも関西のドライバーにまわってきたのだそうだ。「来年もお願いします」とちゃっかり言うので「来年?私の母は92歳だから来年まだ生きてるかどうかわからないわよ」と冗談を言いながら、そうだ、きょうは母の93歳の誕生日だったと思い出した。最近話も続かなくなった母だけど、夜に電話をしてみよう。