
高校生、大学生、高校の先生、市民など、遠くは京都や西宮からも参加者があって、40名定員のところスタッフを含めて49名の参加があった。半数が20代の若者世代だったことが新鮮でもあった。
オープニングは大阪大学アフリカ音楽サークル「タリベ」の歌 と踊りと太鼓。いつ見て聞いてもかっこいい。買い物客もたくさん足を止めていっしょに手拍子で楽しむ。あとで「きょうの聴衆は身近で温かかった」とタリベメンバーの感想。
そのあと会場を室内に変えて「プローム」による「貿易ゲーム」。富める国、貧しい国が混ざる中、各国が知恵を絞って貿易して最後に裕福度を競うゲームだ。通常、最初から「持てる国」が勝ち「貧しい国」は最後まで貧しい。きょうは40名規模の貿易ゲームができたので、かなり白熱したゲームとなり、みんな真剣そのものだった。結果は1位が予想どおり(?)日本で2位は健闘したナイジェリア。
カフェタイムをはさんで、きょうのゲストスピーカーである関西学院大学大学院生、平林頼さんのお話。フィリピンでのハビタット運動からバングラデシュでのフィールドワーク、フェアトレードチョコレート販売戦略からフェアトレードのファッションショーにいたるまで、これまで仲間と成功させてきた数々の活動を紹介してくれた。学生ならではの思考の自由さや企業や商店を巻き込む場合の垣根の低さなどが効を奏したようだ。きょう会場に来てくれていたFTSN(フェアトレード学生ネットワーク)の人たちにもたいへん参考になった話だった。これからの課題としては、フェアトレードを「伝える」「広げる」というのがキーワードだったと思う。

きょう参加してくださったみなさま、ありがとうございました。スタッフのみなさま、おつかれさまでした。地域の団体がつながってフェアトレードイベントを行えたことがとても嬉しいです。
昨日に続いて職業を選ぶということで言えば、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんのことを思う。
大震災以来、政府やマスコミは原発震災の状況を過小評価して(あるいはわかっているのに隠して)きた。そんな中で、これまで長年にわたって原発に警鐘を鳴らしてきた小出さんはじめいわゆる「原子力村」に属さない専門家の人たちの話が今注目されている。たとえばラジオ毎日放送の「種まきジャーナル」www.mbs1179.com/tane/ではひんぱんに小出さんにインタビューを行い、それを一般の人がネットにユーチューブでアップしてくれている。www.youtube.com/user/nyugankenshin
私がネット上で小出さんの「追っかけ」をするのは、小出さんの話が正確で誠実で信頼できるからだ。科学者も小出さんみたいに心がなくてはね、と思う。友人のR子さんは小出さんを「侍みたいな人」と評する。そうね、それも浪人だけどね(「原発村」に属さない反原発の学者さんたちは決して教授にはなれなかった)。
それで、もう少しこの小出裕章さんのことをご紹介したい(『世界』6月号を参照)。小出さんが東北大学工学部原子核工学科に入学したのは1968年、日本中が「これからは原子力だ」と沸き立っていた時代で小出さん自身も「人類の平和のために原子力が必要だ」と思いこの世界に足を踏み入れた。しかし学ぶにつれて原子力の危険を知るところとなり、それでも原子力の仕事から離れなかったのは「原発に反対する専門家が必要だ」と思ったからだそうだ。そして40年間ずっと原発の危険性を発信し、裁判の証人にもなり、警鐘を鳴らし続けたのだ。
原発がかつての輝きを失い深刻な問題が見えてくる中で、もはや原子力工学は人気の学問ではなくなってきた。しかし、今こそ原子力の専門家が必要だと小出さんは言う。「しかし、私は、誰かに原子力工学を学びつづけてほしいと思うのです。福島第一原発についても、これから長い年月にわたる課題が残ります。それは誰かがやらなければいけません」。
なんということだろう。夢も希望もなくなった原子力をこれから学び負の遺産の後始末をする人間も必ず必要なのだ。そういう仕事の選択をする人こそ、ほんとうに「社会貢献」「社会企業家」と呼べるのではないだろうか。
大震災以来、政府やマスコミは原発震災の状況を過小評価して(あるいはわかっているのに隠して)きた。そんな中で、これまで長年にわたって原発に警鐘を鳴らしてきた小出さんはじめいわゆる「原子力村」に属さない専門家の人たちの話が今注目されている。たとえばラジオ毎日放送の「種まきジャーナル」www.mbs1179.com/tane/ではひんぱんに小出さんにインタビューを行い、それを一般の人がネットにユーチューブでアップしてくれている。www.youtube.com/user/nyugankenshin
私がネット上で小出さんの「追っかけ」をするのは、小出さんの話が正確で誠実で信頼できるからだ。科学者も小出さんみたいに心がなくてはね、と思う。友人のR子さんは小出さんを「侍みたいな人」と評する。そうね、それも浪人だけどね(「原発村」に属さない反原発の学者さんたちは決して教授にはなれなかった)。
それで、もう少しこの小出裕章さんのことをご紹介したい(『世界』6月号を参照)。小出さんが東北大学工学部原子核工学科に入学したのは1968年、日本中が「これからは原子力だ」と沸き立っていた時代で小出さん自身も「人類の平和のために原子力が必要だ」と思いこの世界に足を踏み入れた。しかし学ぶにつれて原子力の危険を知るところとなり、それでも原子力の仕事から離れなかったのは「原発に反対する専門家が必要だ」と思ったからだそうだ。そして40年間ずっと原発の危険性を発信し、裁判の証人にもなり、警鐘を鳴らし続けたのだ。
原発がかつての輝きを失い深刻な問題が見えてくる中で、もはや原子力工学は人気の学問ではなくなってきた。しかし、今こそ原子力の専門家が必要だと小出さんは言う。「しかし、私は、誰かに原子力工学を学びつづけてほしいと思うのです。福島第一原発についても、これから長い年月にわたる課題が残ります。それは誰かがやらなければいけません」。
なんということだろう。夢も希望もなくなった原子力をこれから学び負の遺産の後始末をする人間も必ず必要なのだ。そういう仕事の選択をする人こそ、ほんとうに「社会貢献」「社会企業家」と呼べるのではないだろうか。

自分に向いている職業を探すために「好きな科目」からのアプローチを試みていて、「道徳」が好きな人の職業のコーナーにフェアトレードが紹介され、ピープルツリーの創始者であるサフィア・ミニーさんのエッセイが登場する。これを読めばフェアトレードのことがよくわかるようになっている。
著者の村上龍さんは「社会貢献と職業」という項でフェアトレードについて説明している。「フェアトレードは世界をより良く変える力をもっています。利益を上げてお金を稼いで大きな家にすむよりも、公正な社会・世界の実現のために働きたいと

私は「社会貢献」とか「国際貢献」といった「上から目線」的な表現よりも、ここで村上さんが言っているように「世界をより良く変える力をもっている」という言い方の方が好きだ。ただ、利益を上げることが最優先ではないとしても、ビジネスとして利益をあげないことには仕事が続かないし途上国の人たちを支援することもできない。そこがエスペーロはじめ全国の小さなフェアトレードショップが四苦八苦しているむずかしいところなのだ。
Oさんの家にも小、中、高校生と3人の子どもがいて、中学2 年では自分で職場を探してきて3日間の職業体験をするそうだ。これから無限の可能性がある子どもたちはいいね。村上龍さんが「まえがき」で言っている とおり、好きな仕事は「探して見つける」ものではなく「出会う」ものだと思うので、興味を持っていろいろな事柄や人に出会ってさらに興味を深めるのがいいんじゃないかな。

ヘンプ糸手芸の本はエスペーロにも2,3冊あって、見ると平結びやねじり結びなど基本的な結び方を教えてくれている。先日も開店1周年のワークショップでストラップを作った。好きな色の糸を選んでストラップの他にもブレスレット、チョーカー、携帯入れなどを結んだり編んだりしてみるのも楽しい。
ヘンプは日本語で言うと大麻。大麻はマリファナとして悪名高いイメージがあるが、実はとても優れた植物。光合成が盛んで CO2を大量に吸収してくれるエコな草なのである。茎は繊維に果実は油や薬としても使われる。

このヘンプ糸、手芸だけでなくギフトラッピングなどにも大活躍する。
(ヘンプ糸各色 50m ¥380)

バリ島は私たちが1998年から2003年まで4~5年住んだ心のふるさとです。その間2002年の悲惨なテロ事件もありました。それでもバリの人たちは持ち前の明るさで立ち直りました。
バリ島で思い出すのは、花、風、夕日、サテ(串焼き)、ナシチャンプル、ドリアン・・・とだんだん食べ物になっていくところが食いしんぼの所以です。人々のやさしさも忘れられません。
アタバッグの材料であるアタはインドネシア特産のシダの仲間です。アタバッグの産地であるトゥガナン村はバリ島東部にあるバリ先住民の村で、今でも独自の伝統と文化を守って閉鎖的な社会を形作っています。アタバッグの他にダブルイカットという織物もこの村の貴重な伝統文化です。
これからの季節にひとつはほしいアタバッグ。街にリゾートに、そして浴衣にも似合うと好評です。
(アタバッグ小 ¥3600 ~ アタバッグ大 ¥6200)

私たちが意外と知らないのは、綿花の栽培にひじょうに多くの農薬が投入されていることです。生産地インドでは多くの農民が長い間農薬被害に悩まされてきました。健康被害もさることながら、農薬を買うために借金地獄におちいり,自殺者も多いのです。

ピープルツリーは、オーガニック・コットンを生産するインドのNGO「アグロセル」の綿花を使って障がい者や貧しい女性が働く「アシン・ガーメンツ」で縫製をおこなっています。オーガニック・コットンは生産者にも環境にもやさしい素材と言えるでしょう。
そんなやさしいオーガニック・コットンは出産のお祝いなどにも最適。帽 子や木の歯がためなどとセットにしてもすてきですね。

(オーガニック・コットンTシャツ ¥2900~ 一部50%offのものもあります)
(オーガニック・コットンワンピース ¥2900~)
(ロンパース ¥2200~ 帽子 ¥1500 歯固め ¥1000)

つばめの巣がりっぱに完成したこと。去年は店のテントの内側に台を置いてやったのに見向きもしなかった。壁側に巣を作ったが完成後夜のうちになぜだか(カラス?)あえなく地面に落ちてしまった。それを学習したのかどうか、今年は最初から台の上に巣作り。ガラス越しの写真ではっきりしないけど、高さ5センチくらいのりっぱな巣ができている。そのうちひなのかわいい声が聞こえてくるかな。
かごバッグをご希望のKさんのために私が選んでお取り寄せしたバッグが、Kさんにとても気に入ってもらえたこと。「毎日こんないいものに囲まれていいですねえ」とエスペーロの商品大好きのKさんです。
エスペーロは2度目という若い女性Mさん。お買物の後話したら、派遣切りにあって現在求職中とのこと。「今の時代大変ねえ」。もしかしてと思って15日の「フェアトレードinみのお」http://blogs.yahoo.co.jp/mino_ft_whoに誘ってみたら、「行ってみます。いろんな人と話してみたいから」と前向きな答え。
それから、先日福島県須賀川市「はたけんぼ」から共同購入したお米がとってもおいしいこと!
こんないくつかの嬉しさを積み重ねてきょう1日が終わるところです。

シサム工房さんからの荷物を配達してくれたS急便のIさん。前の職場からの顔見知りだ。いつも息せき切って走り回っているのに、きょうは受領書を受け取った後「ちょっと見せてくださいね」と店内をゆっくりと見て商品を楽しんでくれる。祝日は企業が休みなので比較的ひまなのだそうだ。
商品の説明をするととてもフェアトレードに興味をもってくれて「ただ買うだけじゃなくて協力できるというのがいいですよねえ」。「ほんとはこの財布ほしいけどぼくの小遣いじゃちょっと買えない。売れんように隠しといてください。かみさんと子どもの服はどんどん増えるのにぼくの小遣いいっこも増えへん」とやさしいパパぶり。「またお金貯めてきま~す」とそれでもお菓子などを買って帰っ

お向かいの和菓子屋さん「薩喜庵」さんには朝から柏餅を買う車の出入りが多い。そういえば、去年私も柏餅を買って帰った っけ。その和菓子屋さんから出てきた友人のTさん。この前買ってくれたペルーのチュニックを着ている。オーガニックコットンを天竺編みしたすてきなチュニックだ。「見てもらおうとおもって」。いつもおしゃれなTさんだが、このチュニックもベルトでアクセントをつけてじょうずに着こなしている。「ちょっと写真撮らせて」と写したのがこの一枚。
きょうは店番をしながら「子どもの被曝・労働者の被曝―」(原発震災ニューズリールno.1~no.4のうちno.4) http://america-banzai.blogspot.com/を見る。 現在、福島の子どもたちが20ミリシーベルトという基準の中で生活させられていることを、これまで原発に反対してきた専門家たちは「とんで もないことだ」と言う。20ミリシーベルトというのは放射線を管理する職場で働く大人の基準値であり、しかも子どもは大人の5倍も放射線への感受性が強いからだ。今、各地で原発の学習会が開かれたり脱原発あるいはエネルギーシフトのデモが行われている。戦後生まれの私たちは「なぜ大人は戦争を止められなかったの」と言ってきたが、私たち自身も「なぜ大人は原発を止められなかったの」と後世の子どもたちに言われないようにしっかりと勉強して声をあげていく必要があると思う。(藤本幸久監督「森の映画社」の原発震災シリーズDVDはエスペーロでも置いています)。
子どもたちの生命を守るのは大人の責任だと、こどもの日にあらためて思う。
開店1周年の日にお客様に召し上がっていただいたアップルタルトが好評だったのでレシピをご紹介します。
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ1
*シナモン 小さじ1
*マスコバド糖 100g
りんご 2個
卵 2個
*パレスチナ・アーモンド 50g
*パレスチナ・オリーブオイル 100CC
ボールに卵を溶いて、小麦粉、ベーキングパウダー、シナモン、マスコバド糖、適当に切ったりんご、くだいたアーモンド、最後にオリーブオイルを入れて、白い粉が見えなくなるまでよくまぜ、170℃のオーブンで35分ぐらい焼く。おいしそうな茶色になったらOK。
我が家で20年以上定番になっている、とってもかんたんでおいしいカントリー風タルトです。*はエスペーロにあるフェアトレード商品を使用しました。アーモンドはくるみやプルーンなど他のナッツ類でもかまいません。

小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ1
*シナモン 小さじ1
*マスコバド糖 100g
りんご 2個
卵 2個
*パレスチナ・アーモンド 50g
*パレスチナ・オリーブオイル 100CC
ボールに卵を溶いて、小麦粉、ベーキングパウダー、シナモン、マスコバド糖、適当に切ったりんご、くだいたアーモンド、最後にオリーブオイルを入れて、白い粉が見えなくなるまでよくまぜ、170℃のオーブンで35分ぐらい焼く。おいしそうな茶色になったらOK。
我が家で20年以上定番になっている、とってもかんたんでおいしいカントリー風タルトです。*はエスペーロにあるフェアトレード商品を使用しました。アーモンドはくるみやプルーンなど他のナッツ類でもかまいません。