
ひとつは「菜の花による放射能汚染土再生プロジェクト」。農水省が福島県で実験を始めたそうです。チェルノブイリ事故のあと日本のNPOがウクライナで取り組んでいる汚染土再生プロジェクトを今後の福島にも適用しようというものです。
放射性物質の吸収率が高い菜の花を植えて①汚染土を浄化する②種子をしぼった油でディーゼル燃料を作り、荒野をたがやすトラクターに使う③しぼった後の油かすを発酵させてバイオガスにするという3つのサイクルでエネルギー自給型の農地再生を目指します。
最後に残った葉、茎、根(放射性物質が残留)の処理など問題点は残るし長い年数のプロジェクトになると思いますが、とはいえひとつの希望ではないでしょうか。東北の海岸線に風車とソーラーパネルが並び、美しい菜の花畑が広がり、そこに新たな雇用も生まれる、そんな日を期待したいものです。

もうひとつは「みどりのカーテン広げたい!」。箕面市での市民グループによる取り組みです。この夏、各家庭でゴーヤを植えて緑のカ ーテンを作り「見て楽しい、感じて涼しい、育ててうれしい、食べておいしい」たくさんのハッピーを体験しようというものです。次の日曜日(19日)にみのお市民活動センターでゴーヤ苗を配布してくれるそうですよ(2苗=100円)。

おもしろいのは、糞をするとき必ずおしりを巣の外に出してすること。家の中でしないように、ちゃんとわきまえているのね。
きのう来られた3ヶ月の赤ちゃんをだっこしたお母さん。帰り際につばめちゃんたちを見上げてにっこり。私が「雛たち、かわいいでしょう」と言うと、「この子雛子って言うんです、3月生まれだから」ですって。かわいいお名前ですね。

会場はほとんどが大学生で若い熱気があふれていて、あれっ私って場違い?と思ったけど、渡辺さんのお話はひとつひとつ興味深いものだった。
私の心に残ったキーワードとしては、フェアトレードは南だけでなく北でも、南はフェアトレードからも自立したがっている、フェアトレード・ラベルはフェアトレード・ショップを圧迫する?フェアトレードの目的は政治的社会的に公正な社会、フェアトレードがいらなくなる社会・・・など。

それにしても大学生諸氏の熱意には感心した。渡辺さんも「反対に自分が元気をもらった」と。7月にもFTSNのイベントがあるそうで、私もお誘いいただいた。毎日小さなフェアトレード・ショップを営んでいると、井の中の蛙になったり不安で落ち込んだりすることもあるけど、こうして専門家のお話を聞いたり大学生さんたちとつながったりすると、またがんばろうという元気が湧いてくる。
きょうの学習会に誘ってくれたFTSNのMちゃん、ありがとう。

私はみのおピースリボンの会の仲間と待ち合わせて中之島公園へ行き、元職場の同僚や九条の会関西の人たちと合流した。さいわいにも大雨の予報が外れて、中之島公園は時折陽が射すほどの陽気になった。
各団体アピールのあと、御堂筋を南下して難波まで、シュプレヒコールで訴え続けた。シュプレヒコールはたとえばこんなのだ。

日本に原発はいらない 世界に原発はいらない 原発止めて 点検中の原発を止めろ 脱原発をしよう 子どもを守ろう 政府はエネルギー政策を見直せ 美浜をやめろ もんじゅをやめろ 六ヶ所をやめろ・・・
ディズニーの「ハイホー・ハイホー」をもじって「ハイロー(廃炉)ハイロー」という替え歌も。
全国各地で何万人がアピールできただろうか。東京の新宿では2万人という情報もある。社会にインパクトを与えるだけの効果があっただろうか。テレビのニュースでは取り上げられていたが、明朝の新聞各紙に注目だ。そしてきょうだけでなく運動は続けていかなければならない。原発ゼロの日まで。








今回の震災では各地が停電になって大変な思いをされたと思いますが、ネパールではその停電が日常のことだそうです。そういう時に手織りや足踏みミシンは強いのですね。
手織りの布は身につけてみると、ほんとうに着心地の良さが実感できますよ。
(綾織フレンチブラウス: 綿100%、 ローズピンク、生成り、オリーブ
各色 ¥4830)

これを読んだ後、昨夜は3本もテレビ番組を見ました。21時から「NHKスペシャル『原発危機・事故はなぜ深刻化したのか』 」。3.11事故直後の現場や官邸の混乱した様子がよくわかりました。原発事故にはマニュアルが効かないということがよくわかりました。
22時から「ETV特集『続報・放射能汚染地図』」。先月放送された番組の続報です。放射線研究者の木村真三さん(43)と自ら開発した放射線測定器を携えた放射線学者岡野真治さん(84)が被災地をくまなく走って放射線量を測定し汚染マップを作ります。あちこちからの圧力もあったでしょうに、この素晴らしい仕事とそれを放映したNHKに拍手を送りたいです。
22時30分からは「ETV特集『暗黒のかなたの光明・知の巨人、梅棹忠夫の未完の書をもとに作家の荒俣宏が被災地からの“人類の未来”を探る』。去年亡くなった梅棹忠夫さんがまるで今回の原発事故を予言するような言葉を残しています。 地球環境を省みずに科学をすすめてしまうのは人類の「業」であると。
梅棹さんがどういう言葉で「光明」を語っていたのか今思い出せないのですが、前出の小出さんは「まえがき」の中で次のように言っています。
けれども、絶望はしていません・・・(私はずっと異端の扱いを受けてきたけれども)だんだんと多くの人たちが私の話を聞いてくださるようになりました・・・今こそ、私たちが社会の大転換を決断できる時がきたのではないかと思っています。起きてしまった過去は変えられませんが、未来は変えられます・・・皆さんの一人ひとりが「危険な原発はいらない」という意思表示をしてくださることを願っています。
「心ある科学者」小出さんの心の底からの声だと思います。今週末6月11日(土)は日本全国一斉に脱原発のデモがあります。日本中でアピールしましょう。関西行動については以下のチラシを参照してください。
www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/home/11.6.11midosuji2.pdf

つばめは幸福を呼ぶとよく言われるが、つばめのおかげか、きょうはたくさんの方々のご来店をいただいた。
まずは、我が家の長女ファミリーと枚方からのお友達T家族。パパもママも息子も娘も両ファミリーがみんな同じ年齢という似たものファミリー。長女は友人の出産祝いをオーガニック・コットンのベビー服で揃えた。T家のパパは「エスペーロのことを聞くまではフェアトレードのことを知らなかったんですよ」とフェアトレードに興味津々。夏にはチョコレートがないことを知って残念そうだったが、ママと一緒にシディマンさんのスタンプや食品やらを選びながらお買物を楽しんでもらえたようだ。それからエネルギーがあまっているちびっ子4人を連れて両ファミリーは近くの公園へ。
その間、「このごろ仕事がフルタイムで忙しくなって」と久しぶりのNさん登場。そうしているうちにNさんも旧知のEさんがご来店でエスペーロで久々の再会。Eさんは我が家の長女が高校時代英語を習った先生でもあるので、公園から長女を呼び戻して、こちらも久々の再会。
Eさんが帰られたあと、Mさんがきょうは仕事がお休みの娘さんとご来店。Mさん、先日エスペーロで求められたブロックプリントワンピースがよく似合っている。MさんもNさんとは旧知の間柄。そうしているうちに、表でつばめを見上げているのはTさんご夫婦。Mさん、「まあ、ここで会うなんて」とTさんご夫婦と立ち話。Tさん、先日MBSでエスペーロが紹介された番組「ぶらンチ」を見てくださったそうで、「とっても短いんだもの、それに間のCMがバナナでしょ、フェアトレードのバナナもあるのにねえ」とちょっと不満そう。「でも、ただで宣伝してもらえたのですからありがたいことです」と私。
そんなこんなで、お客様がつながって楽しい一日だった。散歩の途中できょう初めて立ち寄ってくださった学生さんもいい感じ。それもこれもつばめちゃんたちのおかげかなと、幸せを呼ぶというつばめにあやかりたいと思っている。

親鳥が2羽交代でせっせと餌を運ぶ姿はもう長くみているのだが、いっこうにひなの声や姿が見えなくて、う~ん、どうなっているのかなあと気になっていた。テリーが「クリーニング屋さんのつばめはもう5羽もうるさく鳴いてるよ」と報告してくれるので、よけいに心配になってくる。
店に来るお客さんも楽しみにしてくださって「つばめさん、その後どうですか~」とメールで聞いてくださったりする。
1週間ぐらい前、親鳥がいない間にテリーが鏡をかざしてみた時は1羽のひなと1個の卵が見えた。
そしてきょう、店の中からガラス越しにとらえた写真がこれ。はっきり見えないけど、左が親鳥でくちばしをひなの口の中に突っ込んでいる。ひなは口しか見えない。
ああよかった。これから元気に育って元気に飛び立ってほしいなあ、と思っている。

おとといの夜、店から帰ってマンションの階段を上がったところで私を出迎えてくれたのが、このかえるくん。横にものさしを置けなかったのが残念だが、おしりから鼻の先までゆうに15センチはあったと思う。
あまりの巨大さに驚いて家からテリーを呼び、おとなりのKさんご夫婦も呼んで、みんなで感心する。塀の上から落ちたのかどうか、うらめしげに塀を見上げている。このままでは食べ物もないし死んでしまうねえということになって、ミスターKとテリーとでビニール袋に捕獲し、裏の草むらに逃がしてやった。
「ああ、よかった」「よいものを見せてもらいました」とミセスK。
かえるくん、今頃は無事に裏のため池にたどりついているかなあ。