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6月6日(月)『原発のウソ』
2011/06/06(Mon) | お店日記 | page top↑
『原発のウソ』小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の最新の著書『原発のウソ』(扶桑社新書)を読みました。これまで私がネット上で追っかけてきた小出さんのインタビュー内容プラスアルファがとてもわかりやすくまとめてあります。1冊で原発のことを勉強したいと言う方に最適のおすすめテキストです。

これを読んだ後、昨夜は3本もテレビ番組を見ました。21時から「NHKスペシャル『原発危機・事故はなぜ深刻化したのか』 」。3.11事故直後の現場や官邸の混乱した様子がよくわかりました。原発事故にはマニュアルが効かないということがよくわかりました。

22時から「ETV特集『続報・放射能汚染地図』」。先月放送された番組の続報です。放射線研究者の木村真三さん(43)と自ら開発した放射線測定器を携えた放射線学者岡野真治さん(84)が被災地をくまなく走って放射線量を測定し汚染マップを作ります。あちこちからの圧力もあったでしょうに、この素晴らしい仕事とそれを放映したNHKに拍手を送りたいです。

22時30分からは「ETV特集『暗黒のかなたの光明・知の巨人、梅棹忠夫の未完の書をもとに作家の荒俣宏が被災地からの“人類の未来”を探る』。去年亡くなった梅棹忠夫さんがまるで今回の原発事故を予言するような言葉を残しています。 地球環境を省みずに科学をすすめてしまうのは人類の「業」であると。

梅棹さんがどういう言葉で「光明」を語っていたのか今思い出せないのですが、前出の小出さんは「まえがき」の中で次のように言っています。

けれども、絶望はしていません・・・(私はずっと異端の扱いを受けてきたけれども)だんだんと多くの人たちが私の話を聞いてくださるようになりました・・・今こそ、私たちが社会の大転換を決断できる時がきたのではないかと思っています。起きてしまった過去は変えられませんが、未来は変えられます・・・皆さんの一人ひとりが「危険な原発はいらない」という意思表示をしてくださることを願っています。

「心ある科学者」小出さんの心の底からの声だと思います。今週末6月11日(土)は日本全国一斉に脱原発のデモがあります。日本中でアピールしましょう。関西行動については以下のチラシを参照してください。
www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/home/11.6.11midosuji2.pdf

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