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9月21日(水)「さよなら原発」6万人集会in東京
2011/09/21(Wed) | お店日記 | page top↑
きょう、大学教員のR子さんが福島大学の大学生いえもん君といっしょにエスペーロに遊びに来てくれました。7月に遊びに来てくれて以来の再会でした。彼自身は岩手県大船渡市の出身で、実家は地震では大丈夫だったそうです。しかし、地震後の原発問題で大学生たちは揺れています。大学側は10月からふつうに授業を開始しようとしていますが、学生たちは見えない将来と不安に悩んでいます。

新聞ではあまり報道されていませんが、19日(月・祝)に東京の明治公園で「さよなら原発」集会が開かれ、6万人の人たちが集まりました。日本では沖縄を除けばこれだけの集会は久しぶりではないでしょうか。もっと大きく取り上げられてもよいと思います。

友人がその時の様子を見られる映像を教えてくれました。大江健三郎さんや落合恵子さんのスピーチが見られます↓

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1220

市民団体のスピーチもありました。ハイロアクション(福島原発40年)実行委員会、武藤類子さんのスピーチの原稿を友人が送ってくれましたが、これもまた大変心を打つものでした。その中で武藤さんはこう言っています。

・・・大混乱の中で、私たちには様々なことが起こりました。すばやく張りめぐらされた安全キャンペーンと不安のはざまで、引き裂かれていく人と人とのつながり。地域で、職場で、学校で、家庭の中で、どれだけの人々が悩み悲しんだことでしょう。 毎日、毎日、否応無くせまられる決断。
逃げる、逃げない?食べる、食べない?洗濯物を外に干す、干さない?子どもにマスクをさせる、させない?畑をたがやす、たがやさない?なにかに物申す、だまる?様々な苦渋の選択がありました・・・


大きな原発の犠牲の後になお原発を推進しようとする勢力があることに、武藤さんたちは無力感を感じています。「自分たちは棄てられたのだ」と。でも黙ってはいません。

・・・私たちは今、静かに怒りを燃やす東北の鬼です。

私たち福島県民は、故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支えあって生きていこうと思っています。私たちとつながってください。私たちが起こしているアクションに注目してください。政府交渉、疎開裁判、避難、保養、除染、測定、原発・放射能についての学び。そして、どこにでも出かけ、福島を語ります。今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。私たちを助けてください。どうか福島を忘れないでください。・・・


福島の人たちの声に耳を傾けたいものです。
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