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12月9日(金)シドニー旅行報告
2011/12/09(Fri) | お店日記 | page top↑
マルチカード12月1日から8日までオーストラリアのシドニーへ行ってきました。姉の娘、つまり私の姪に子どもが生まれて(10月31日生まれ、世界で70億人目の子どもの1人です)、その子に会いに行くというのが姉と私の第一の目的でしたが、シドニーの街もあちこち“おのぼりさん”してきましたので、少しご紹介いたします。

まず、この黄色いチケットはマルチカードと言いまして、41ドル(約3,500円)ですが、これ1枚あれば1週間、バス、電車、フェリーに乗り放題という、まことに便利でお得なカードです。私たちはこのカードを使って、動物園、植物園、美術館、シドニー大学、ショッピング、ビーチと毎日精力的に歩き回りました。オペラハウス

シドニーと言えばそのシンボル的な存在としてオペラハウスが有名ですね。これはフェリーから写したオペラハウスです。こ の日はまだお天気がよかったので空も青いです。「まだよかった」と言うのは、次の日から雨続きで肌寒く、うん?私たちは夏のシドニーへ来たはずなのに・・・と思う毎日でした。日本を出る時に着ていたニットのジャケットが手離せなかったのです。この天候はだれに聞いてもまったく「異常」だそうです。ツアーで訪れたワイナリーでは、これ以上雨が降ったらぶどうがだめになると心配そうでした。 
 
 街の中心はシティと呼ばれて、タウンホール(市役所)は写真のように古く堂々とした建物です。デシドニータウンホールパートや銀行や会社が立ち並び、活気に満ちています。オーストラリアは移民の国と言われるように、シティを歩いているとほんとうに多国籍で、私たちのような観光客を差し引いてもなお多国籍な顔ぶれであろうと思われます。並んでいるレストランもメキシカン、タイ、日本、中国、イタリアなどなど、世界を味わえます。街の人々はフレンドリーで、私たちが立ち止まって地図をながめていると「大丈夫?」とか「どこへ行くの?」とか何度か声をかけてくれる人がいました。そんな人たちも多国籍の顔ぶれでした。その多国籍の雰囲気は、旅行者にとってはとても居心地のよいものでした。
公園のうさぎ
姪の家族が住んでいるのはシティからバスで30分ほどの郊外ですが、毎日バス停まで抜けていく公園にこんなかわいい動 物たちがいるのです。野生のうさぎたちです。街路樹には鮮やかな色をしたレインボー・ロリキートという鳥が花の蜜を吸っていました。動物園に行かなくても街の中に小動物たちがレインボーロリキート いるんですね。特に鳥はあちこちで見ました。街に緑が多いからだと思います。

毎日、帰リ道のスーパーに立ち寄っては食材を買い、夕食を作りました。野菜、果物、チーズなどが豊富でおいしかったです。

なんだかいいことばかり書きましたが、これは日本の方がいいなと思ったのは、交通機関の案内です。バスに乗っても停留所の案内が一切ないのです、表示もアナウンスも。それで運転手さんに「○○へ着いたら教えてください」と頼んでおいても忘れられたりするので、しっかり目をこらして外を見ていなければなりません。この点は日本の公共交通機関の方が、多少うるさ過ぎるとはいえ親切だと思いました。

日本へ帰国する時、シドニーから国内線でゴールドコーストへ行き国際線に乗り換えるのですが、この日はゴールドコーストが激しい雨で飛行機が降りられず、少し北のブリスベンに着陸してしまいました。それで、そこからチャーターバスでゴールドコーストまで引き返すというハプニングのおまけつきでした。このように最後まで天候には恵まれませんでしたが、それでも私たちにとっては忘れられない楽しい旅になりました。


11月30日(水)タイ北部で自立を目指すストリートチルドレン
2011/12/01(Thu) | お店日記 | page top↑
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きょうの朝日新聞朝刊の「ひと」欄で紹介された出羽明子さんは、タイのチェンマイで「アーサー・パッタナー・デック財団」の現地スタッフとして働く女性です。そして、この財団からは日本の「カルナーの会」http://www.kdn.ne.jp/~karuna/ を通してエスペーロにも子どもたちの作品がやってきます。 
ラリエット
ラリエットや象、鳥のハンギングや子どもの顔のサイフやカードなどは、子どもたちのパワーのような不思議な魅力があって、エスペーロでも人気の商品です。出羽さんのことはカルナーの会のYさんからよくお話を聞いていましたが、こうやって新聞で紹介されると、またいちだんと身近に感じられます。出羽さんが学生時代を経て卒業後も北タイへ住むようになった歴史もよくわかりました。物をつくるということは、職業訓練であるだけでなく、アートセラピーの役割もあって、そこで美術専攻の出羽さんの力が生かせたわけですね。

カルナーの会・鳥 2 連せっかく施設「子どもの家」に住むようになっても、また路上の自由を求めて出て行く子どもがいて定着がむずかしい、という 話も以前聞いたことがあります。物乞いよりも花売りよりも、家の中で寝られて食べ物もあって学校へも行ける施設の方がいいに決まっていると私たちは思いがちですが、実情はなかなか複雑なようです。親の愛情を知らずに育った子どもたちなので、好きな異性が現わ れると、施設を出て早熟な恋愛に走ってしまうというケースもあるようなのです。

少数民族や難民の子どもたちが多く、国籍がないために高等教育への進学が難しいそうですが、今回初めて大学に進んだ子どももいて、大きな希望になっています。
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