
そんな中、エスペーロの軒先に嬉しい春の使者が。つばめです。一昨年エスペーロ開店の年には、せっかく巣をかけたのにカラスか何かにやられて断念。昨年はひさしのコーナーに作ってやった木の台の上に巣作りして大成功。4羽のかわいい雛たちが旅立ちました。つばめの飛来は嬉しいニュースです。
いっぽう春はいいことばかりではありません。エスペーロに来られるお客さまの中には花粉症の方もあって、この時期大変です。目、鼻、のど、など症状に差はあれ、対策が大変なようですね。マスクやゴーグル、薬も症状が表れる前に早めに飲むのだそうです。その副作用で眠くなることもあるとか。私自身はありがたいことにまだ花粉症になっていないので、今年もクリアーできたかな、とほっとしています。
春は異動の時期でもあります。箕面市のイベントでお世話になった青年から電話があって「あしたで仕事の契約が終わります。お世話になりました」とのごあいさつ。お世話になったのはこちらなのですが、こういう電話は気持いいですね。「次の仕事は?」と聞くと「今ひとつ決まりそうです。また報告に行きます」と嬉しい言葉。
エスペーロに来てくれていた大学4年生もそれぞれに新しい道へ進みます。平坦な道ではないでしょうけど、踏まれながらも強く伸びていってくださいね。

きょうの朝日新聞朝刊の12ページにGREENPEACEという国際環境NGOが意見広告を出していました。「ちょっとまって、再稼動!」の一面広告です。みんなで野田総理大臣に「ちょっとまって」の手紙を送ろうというキャンペーン。便箋と宛先ラベルも切り抜いて使えます。
政治家が変わってくれなくては事態は変わりません。朝日新聞を購読している方、あなたもメッセージを書いて送ってください!私はこう書きました。「野田さん、もし原発を完全に止めればあなたは歴史に残る最良の首相になるでしょう。でも、もし再稼動すれば、そして何かが起これば、あなたは歴史に残る最悪の首相になるでしょう」
ちなみに、ドイツのメルケル首相が即「脱原発」を決めた背景がこちらから見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=YvZOA1NizEg&feature=share

前回は赤ちゃんとご一緒でしたが、きょうはご実家に赤ちゃんを預けてひとりでゆっくりお買い物を楽しまれました。
Mさんのご主人はペルーで鉱山の仕事をされています。現場の鉱山での仕事が多いため、リマにいても一人のことが多かったそうですが、これからは赤ちゃんと一緒ですから寂しくないし忙しくなりますね。それにまわりには困った時に助けてもらえる友人もいるし、日本食の食材にも困らないそうなんです。
きょう、Mさんはエスペーロにおみやげを持ってきてくださいました。ペルー色たっぷりのブローチの数々。どれもかわいいんです。さっそくその場にいたお客様が喜んでもらって行かれました。今ならこんなかわいいペルーのブローチがもらえますよ。
私自身も2度の海外駐在を経験しました。海外に住むことは楽しいこともあるけど大変なこともあります。リマは日本のように治安が良くないから夜は外出できないそうです。でも、海外駐在でいいことは家族の結びつきが強くなることでしょうか。仲良くしていないとやっていけないのですね。「うまくいかないこともあるけどそこから学びます」とMさんは前向きで、これなら大丈夫。「里帰りしたらまた来ま~す」「お元気で」。

阪急豊中駅から歩いてすぐのところにあり、今月10日にオープンしたばかりです。日替わりで各国料理が楽しめますよ。日本在住の各国の方々がシェフさんです。2階がTIFAの事務所になっているので、外国人のお客様も多く、きょうも韓国の人などが来られていました。
きょうはインドネシア料理でした。私はかつてインドネシアに住んでいたので、なつかしいメニューでした。まずルジャック(サラダ)、そしてロティ・ゴレン(揚げパン)とバクソ(肉団子スープ)、それにチャイまでついて700円です。おいしかったですよ。
いつものように(!)写真を撮るのを忘れて食べてしまったので、写真は表の看板です。各月のメニューはサパナのホームページで確認してくださいね。http://www.facebook.com/tifacafe
TIFAはネパールの農村に住む女性たちを支援していて、彼女たちが作る押し花カードなどをエスペーロに置いてもらっています。手漉き紙に押し花を載せたきれいなカードです。
こんどはタイ料理とかベトナム料理とか食べに行きたいな、と考えています。みなさまもぜひどうぞ!

会場を出る時、テリーと私はドイツから来たかわいらしいお嬢さんに出会いました。聞くと東京にある「ドイツ日本研究所」というところにインターンとして2週間前に来たばかりで、名前はサラ。卒論テーマに「日本のフェアトレード」を選んでいるそうです。
「じゃあ、小さな店だけどうちの店を見ていく?」とテリーが聞くと「喜んで行きます」。というわけで3人でエスペーロに行っていろいろおしゃべりしました。
きのうきょうとシンポジウムに参加して、日本の学生さんとも話ができたし、フェアトレードの問題点もいろいろわかってよかったです。東京のボスが仕事で来られないので代わりに自分を来させてくれたんです。フェアトレード先進地域のヨーロッパの中でドイツはそれほどフェアトレードが進んでいません。日本が好きで日本に留学したいけど学費が高いでしょ。ドイツは教育費がずっと無料で何年か前に有料になったけど猛反対に遭ってまた無料になりました。エスペーロ、希望ですね。いい名前ですね。ここに来れたことをみんなに自慢するわ。ありがとうございます。
2年前の民博シンポジウムで知り合ったオーストリアのクリエさんに、私たちはその後オーストリアで出会い、フェアトレードショップを案内してもらいました。それと同じように、こんどは私たちがサラを案内できて、私たちも嬉しかったです。なんか、そんな映画がありましたね。Pay it forward(ペイフォワード)。

とかく良い面だけが強調されるフェアトレードですが、フェアトレードの現場では様々な問題が起こっています。
たとえば、フェアトレードの生産者があまりにイノセントな弱者のイメージでステレオタイプに描かれすぎていないか。実際には生産者とNGOの間には確執も緊張も汚職もある。しかしそれを明らかにすることはフェアトレードの進展を損なうかもしれない。
フェアトレード商品の間で競争が起こっている。資本主義社会では仕方が無いことだが、力の強い企業型フェアトレードラベル商品にNGO型は太刀打ちできないだろう。
フェアトレードは対等でウィン・ウィンの関係と言うが、実際は買手市場だ。先進国がフェアトレードを主導している。そのため、もう先進国に売らないで国内で売った方がいいという生産者も出てきている。
豊かな北と貧しい南というロジックが崩れてきている。不景気な北の国々とレアアースなど資源で力を持ってきている南の国々との関係に変化が見られる。
日本でフェアトレードが広まらないのは、「ほんとうにこれは生産者の役に立っているのか」をちゃんと信じられないと買えないという、日本人の完璧を求める気質が関係しているのではないか。ヨーロッパでは「生産者アフリカ」と大雑把に書いてあっても人々は買っていく。
などなど、刺激的な討論がなされました。最後に民博の鈴木先生が「公正な社会を実現するというマジカルドリームを胸にいだきつつ、一方で現実もしっかりと見つめ、では自分はどう行動していくのかを自分自身に問いたい」というまとめをされました。
フェアトレードには多くの課題があることを認識しつつ、オールマイティではないけれどもベターな道を探って行きたいと感じさせられたシンポジウムでした。

3月11日の東日本大震災1周忌の日に、福島県いわき市久之浜へ献花をお送りいたしました。エスペーロのお客様や友人知人のみなさまがワンコイン募金に(時にはそれ以上の)協力してくださって、久之浜へたくさんのお花を送ることができました。http://espero0osaka.blog118.fc2.com/blog-entry-480.html そして今日、この「3.11花供養」を地元でお世話してくださった「千日紅の会」さんからお礼状が届きました。
一部をご紹介します。
「3.11この震災を忘れないで」の願いの花は、連日、北は北海道、南は九州と、まさに日本全国から続々と届きました。そして、ひと箱ひと箱開封しながらみなさんの思いを感じておりました・・・3月11日は前日までの空模様とは一転、晴天になりました。きっとみんなの思いが伝わったのでしょう。花たちも喜び輝き出番を待っているかのようでした。会場の沿道には鉢花、堤防にはアレンジ花、そして足を運んでくださったみなさまに手向けていただく花は入り口周辺にたくさんの花束としてご用意させていただきました・・・あらためまして、お花をくださった方々、沢山たくさん応援してくださったボランティアの方々、地域の方々、そして花供養にかかわってくださった全てのみなさまへ、絆の力に感謝です。ありがとうございます。世界中の人々が心穏やかな日々を過ごせますように・・・
当日の写真も3枚添えられていました。次のページではもっと多くの当日の写真が見られます。
http://blog.livedoor.jp/sagelovesjapan/
私たちは遠くに住んでいますが、こうやって少しでも被災地へ気持を届けられたことを嬉しく思います。みなさまのご協力にもう一度お礼申し上げます。
シサム工房の木版染めノースリーブワンピースです。木版染めはブロックプリントとも言われるインドの技法で、木彫りのハンコを押しながら染めていくものです。素朴な趣があります。
ゆったりとしたラインで着易く、夏はもちろんこれ1枚で、春や秋は下にTシャツを着たり上からブラウスやカーディガンを組み合わせて、長い期間楽しむことができます。
生産者についてシサム工房のホームページから引用しますと・・・
インドの商業都市、ムンバイの都市スラムで活動しているフェアトレードNGO「Creative Handicrafts/クリエイティブハンディクラフト」。ムンバイでは、なんと人口の80%がスラムに住んでいます。その都市スラムに暮らすたくさんの女性たちを対象に、複数の縫製グループを作り、国内外での販売を支援しています。スラムの子供たちのための学童教室を運営したり、保健衛生プログラムを持つなど、地域プロジェクトを進めながら、縫製グループが自立した自助組織となれるように縫製や刺繍の技術訓練や運営方法の共有化など、地道に生産者、そしてスラム住民への支援を行っています。
スクエアドットのブルーとグリーンの2色。背中中央にはかわいい鳥の刺繍がありますよ。先住民族ワルリーが描くモチーフ、ワルリーバードです。
(写真はシサム工房ホームページより 綿100% ¥6,825)

さて、バリ島の天然塩は観光客にも人気の一品ですが、私たちは滞在中2回ほど塩の生産地クサンバを訪れました。天日に乾されて塩の結晶が生まれる様はほんとうに感動的でした。http://espero-osaka.com/bali/bali_1.html#5

エスペーロではバリ島クサンバの塩を直輸入(というとかっこいいですがバリ島の友人を経由して送ってもらっています)しています。ミネラルたっぷり、甘みもあって、とてもおいしい塩です。
このたび、より多くのみなさまにバリ塩を味わっていただくために、値下げをいたします。どうぞこの機会に味わってみてください。塩はどの家庭でも使うものですから、お友達への

120g ¥400→¥300
250g ¥600→¥500
500g ¥900→¥700
1kg ¥1,500→¥1,000
(写真はクサンバの塩田と木の皿で結晶になりつつある海水。女性は塩田のおばさん、男性は我が家の運転手さんだったウェンディーさん)

家も仕事も失い、することもなく毎日を過ごすのは大変苦痛であると言われます。毎日仕事があり、それでいくらかの収入を得られれば、生きがいにもつながるでしょう。しかも第3世界ショップのデザイナーさんの指導のおかげでとてもよい作品に仕上がっており、私もマーガレットとバッグを購入して愛用させていただいてます。
その後、もう少し買いやすい価格の小物も次々と作られるようになりました。そのひとつが「ピーちゃんキーケース」(写真は第3世界ショップのホームページから借用しました)。なんとも愛らしい表情のピーちゃんたちです。鍵をつければキーケースになるし、そのままストラップとしてバッグなどにつけてもかわいいですね。どんな色が来るかはお楽しみです。(5cmx5cm ¥840)
このあと5月にはニットポーチやニットバッグも入荷の予定ですのでお楽しみに。詳しくは
http://www.p-alt.co.jp/asante/pg386.html