今年から月曜日を定休日にしたおかげで、日月と少しゆっくりできるようになりました。そこで先週の土曜日の夜、店を閉めた後私たち夫婦は私の実家である中国山地の三次へ車を走らせました。実家では94歳になる私の母が、家族やデイサービスの方々のおかげで、心穏やかな毎日を送っています。デイサービスと食事の時間以外はベッドに横になっていることが多いのですが、「ご飯も食べられるしトイレにも歩いて行けるしお母ちゃんはしあわせね」と言うと、にこにこして胸をふたつたたきながら「しあわせ、しあわせ」と言うのでみんなで爆笑。そんな明るい母です。
日曜日は近くの鳳源寺で「桜まつり」があったので、姉家族も連れ立って見に行きました。実は、三次は忠臣蔵に縁のある町なのです。松の廊下の刃傷事件で切腹となった浅野内匠頭の正室阿久利姫は三次藩浅野家から嫁ぎました。この鳳源寺には、阿久利姫(後の瑤泉院)の遺髪塔や大石内蔵助の手植えと伝えられる桜の木があります。肝心の桜はまだつぼみでした・・・
もうひとつ特記すべきは、この「桜まつり」に大きな役割を果たしているのが私の高校時代の同級生たち「桜植えよう会」のメンバーだということです。お寺や川土手に桜を植えたり、木のベンチを作ったり、この日は彼らが育てて挽いて打った蕎麦のふるまいもありました。とてもおいしいお蕎麦でしたよ。そうやってみんなで「町おこし」をしているのです。いいなあ、と思います。おかげで私は桜まつりと同時に同窓会のようにたくさんの同級生に会えました。何人かの人が「ブログ読んでるよ」と言ってくれて嬉しかったです。高校生の頃は早くこの小さな町から出たいと思っていましたが、こうやって同級生と仲良く再会できるのも小さい町だからこそだと今は思います。
その夜は岡山県の湯原温泉に泊まり、翌朝蒜山(ひるぜん)高原まで足を伸ばしました。蒜山高原は岡山県の最北、もう少し で鳥取県というところにあります。このあたりは「彼岸七雪」と言うそうで、お彼岸の後でも7回雪が降ると言われるくらい寒いところです。山だけでなく、地面にも根雪がまだしっかりと残っていました。空気がきれいでとても気持ちの良いところです。車を停めて歩いていると、かわいらしい雑貨とパンと喫茶のお店があり、入ってみました。
このお店「のーすぽーる」の店内は私たちだけだったので、おいしいコーヒーをいただきながらマスターといろいろおしゃべりしました。自分はサラリーマンをやめたらこの蒜山に住むことを決めていた、本当は北海道がよかったけど岡山に親もいるし。ひょんなことから定年前に
サラリーマンをやめることになったので、経済的にもちょっと予定がくるってしまったけど、こういう店を開くのが妻の夢だったし、自分は好きな蒜山に住めるので決心した。子どもたちにはちょっと迷惑かけたかな・・・そんな話を聞いていたら、奥さんが焼きたてのパンを自宅から運んで来られました。蒜山名産のジャージーバターを使った天然酵母パンは、当然のことながらとってもおいしかったのですよ。
私たちは夫婦で小さなフェアトレードショップを、「のーすぽーる」のご夫婦も二人で小さなパン屋さんを。ちょっと似ているね、とお話しました。前夜泊まった宿で蒜山出身の仲居さんが「中国山地のチベット」と笑っておられましたが、夏はキャンプ、冬はスキーに絶好の場所です。蒜山高原を訪ねられたら「のーすぽーる」でおいしいパンとコーヒーに出会ってくださいね。
http://www16.plala.or.jp/northpole/

もうひとつ特記すべきは、この「桜まつり」に大きな役割を果たしているのが私の高校時代の同級生たち「桜植えよう会」のメンバーだということです。お寺や川土手に桜を植えたり、木のベンチを作ったり、この日は彼らが育てて挽いて打った蕎麦のふるまいもありました。とてもおいしいお蕎麦でしたよ。そうやってみんなで「町おこし」をしているのです。いいなあ、と思います。おかげで私は桜まつりと同時に同窓会のようにたくさんの同級生に会えました。何人かの人が「ブログ読んでるよ」と言ってくれて嬉しかったです。高校生の頃は早くこの小さな町から出たいと思っていましたが、こうやって同級生と仲良く再会できるのも小さい町だからこそだと今は思います。

その夜は岡山県の湯原温泉に泊まり、翌朝蒜山(ひるぜん)高原まで足を伸ばしました。蒜山高原は岡山県の最北、もう少し で鳥取県というところにあります。このあたりは「彼岸七雪」と言うそうで、お彼岸の後でも7回雪が降ると言われるくらい寒いところです。山だけでなく、地面にも根雪がまだしっかりと残っていました。空気がきれいでとても気持ちの良いところです。車を停めて歩いていると、かわいらしい雑貨とパンと喫茶のお店があり、入ってみました。
このお店「のーすぽーる」の店内は私たちだけだったので、おいしいコーヒーをいただきながらマスターといろいろおしゃべりしました。自分はサラリーマンをやめたらこの蒜山に住むことを決めていた、本当は北海道がよかったけど岡山に親もいるし。ひょんなことから定年前に

私たちは夫婦で小さなフェアトレードショップを、「のーすぽーる」のご夫婦も二人で小さなパン屋さんを。ちょっと似ているね、とお話しました。前夜泊まった宿で蒜山出身の仲居さんが「中国山地のチベット」と笑っておられましたが、夏はキャンプ、冬はスキーに絶好の場所です。蒜山高原を訪ねられたら「のーすぽーる」でおいしいパンとコーヒーに出会ってくださいね。
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