
私とフェアトレードとの出会い、起業、フェアトレード商品の紹介とその後ろにある物語、ショップとしての使命と課題などについて、お話させてもらいました。
そのあと、阪大の学生団体「トゥマイニ・ニュンバーニ」の中西さんが、ケニアのママたちとのバッグ作りに着いて報告しました。学生さんたちが自らケニアまで出かけてこういう事業に関わっていることに、みなさん驚いておられました。
そのあとはグループに分かれて貿易ゲームのワークショップ。オリジナルの貿易ゲームは先進国と途上国が混ざって行いますが、今回はどのグループも途上国。しかし途上国同士でも貧富の格差があるという設定でした。しかもフェアトレード認証を取ることで商品の価格が2倍に上がる。お金を出して認証を取るべきか、それともせっせと地道に作り続けるか、などグループで話し合いながら、少しでも利益をあげるために盛り上がりました。
最後に参加者の方が1人1人感想を述べられましたが、これまでフェアトレードをまったく知らなかった人や何となく知っていた人たちが、この講座を機会に知識を深めてくださったことを知って、嬉しく思いました。

昨年の秋頃、お客様のおひとりが「私の知り合いにこんなおもしろい人がいるよ」と紹介してくださったのが、One Planet Cafe http://www.oneplanetcafe.com/ のペオ・エクベリさんでした。ペオさんは、アフリカと日本と母国スエーデンをつないで様々な環境活動、事業を行っていますが、そのひとつとしてアフリカザンビアで採れたバナナ繊維からペーパーを作るフェアトレード事業を行っています。
バナナは多年生の草で毎年新しい茎を伸ばして実をつけますが、一度実がなった茎はそれで使命を終えるのが普通でした。でもそれではもったいので、その茎から繊維を採って紙にしようというわけです。バナナの成長は早い(1年以内)、木を切らなくてもいいので森が守れる、バナナの産地に新しい仕事が生まれるなど利点はたくさんあります。
One Planet Cafeのバナナ繊維を採る作業はザンビアの女性たちの仕事になっています。それを日本へ送り故紙と混ぜて紙を作ります。故紙を混ぜるのは印刷を乗せやすくするためです。エスペーロは今年の年賀状はこのバナナペーパー(バナナ繊維30%、故紙70%)を使用しました。そして新しい名刺もこの紙で作りました。アトリエzekkei www.hello-zekkei.com の亜美さんにデザインしてもらい、ペオさんとコラボしている札幌の日新堂印刷さんで作ってもらったのが写真の名刺です。初めての人と会話を始める時にバナナペーパーの話からできるのは嬉しいことです。
今は自分で名刺を作る人も多いので、エスペーロではA4のバナナペーパーを取り寄せました。4つに切れば葉書にもなります。どうぞこのナチュラル感たっぷりのバナナペーパーを使って、オリジナルでスペシャルなエコ名刺やエコ葉書を作ってみてください。
(バナナペーパーA4サイズ 1枚¥90、 10枚単位¥800)
なお、印刷までお願いしたいという方は直接↓までお問い合わせください。
丸吉日新堂印刷(株) http://www.nissindou.co.jp/

「虫も草もない、生き物の気配の少ない畑は不自然だ」という彼らは、生活自体が自然そのもの。電気はソーラー発電、生活用水は雨水、飲食には井戸水を利用します。住む家も自分たちで建て、トイレまで作ってしまいます。
本日、クリーン村から新茶が届きました。煎茶と焙じ茶です。いずれも化学肥料、農薬不使用、放射能の心配もない、安全でおいしいお茶です。新茶を待ってくださっていたお客様、お待たせいたしました。また、初めての方もどうぞ味わってみてください。
なお、楠クリーン村では随時インターンの募集を行っています。興味のある方はどうぞ第3世界ショップまでお問い合わせください。
info@p-alt.co.jp
(ぼくらが作った煎茶 70g ¥892、 ぼくらが作った焙じ茶 100g ¥630)
エスペーロの取引先である京都のシサム工房では、毎年フェアトレード川柳をお客様から募集して、またお客様に投票して選んでもらうという企画を行っています。今年も200通以上の応募があり最優秀賞1点と優秀賞3点が選ばれました。私は自分では創れなかったのですがいいな!と思う句に投票しました。するとその1句が200以上の中から優秀賞に選ばれていて、自分が創ったのでもないのに何だか鼻高々です。
『店出れば国境のない青い空』。スケールが大きくて世界が青い空でつながっている実感がありませんか?エスペーロを出たお客様もこんな気持ちになってくださったら嬉しいなと思います。ちなみに最優秀賞は『フェアトレでこころつながる隣人に』でした。シサムとはアイヌ語で「隣人」という意味だそうですので、そこが投票者の心にマッチしたのでしょう。
さて、週末を迎えて振り返ると、今週もいろいろなお客様が来てくださいました。エスペーロは決してお客様の数は多くないし、ヒマでヒマでただ待っているという日もあります。そんな時同業先輩の「商売は『牛のよだれ』って言うでしょ、細~く長~く」という言葉を思い出して、思わずくすっと笑いながら気を取り直しています。そして数は少ないけれども来てくださるお客様との交流はとても大切な楽しい時間で、店をやっていなかったら絶対にこういう経験はできないなあといつも思うのです。
きょうも、10ヶ月前に「行ってきま~す」と言ってアメリカ留学に出かけた高校生のEちゃんが「ただいま~」と寄ってくれていっ ぱいアメリカ報告をしてくれました。かと思うと恋愛中の若いカップルが「いつも話を聞いてくれてありがとう。本当は先週父の日に渡したかったんですけど」とテリーへ花束のプレゼントを持ってきてくれたり。2人を見ているとこちらも嬉しく幸せな気持ちになります。そうしていると、保育士の仕事をしているSさんが「今1歳児の保育に悩んでいて・・・」と。エスペーロの商品の中にヒントが見つかったようで、「うん、これで考えてみよう」とジュートの指人形やキリンのストラップなどを持ち帰られました。
ちまちま工房のおとうふやがんもも全部売れました。「おとうふ買ってくれない?」と言うとすぐに「いいよ」と言ってくれる友人たちがいるのもありがたいです。来週もおとうふ、厚揚げ、がんもどきを取り次ぎます。
ゴーヤはますます元気に、そして懸案のつばめたちですが、巣立ったはずのつばめたちがちゃっかり巣にもどってきて座っているときがあります。雨の日などがそうでした。そんな時は親がまた餌を運んでいるのです。???まだ完全に巣立ちできていないのでしょうか。今どきはつばめの世界も親が甘い?もう少し観察が必要なようです。
『店出れば国境のない青い空』。スケールが大きくて世界が青い空でつながっている実感がありませんか?エスペーロを出たお客様もこんな気持ちになってくださったら嬉しいなと思います。ちなみに最優秀賞は『フェアトレでこころつながる隣人に』でした。シサムとはアイヌ語で「隣人」という意味だそうですので、そこが投票者の心にマッチしたのでしょう。
さて、週末を迎えて振り返ると、今週もいろいろなお客様が来てくださいました。エスペーロは決してお客様の数は多くないし、ヒマでヒマでただ待っているという日もあります。そんな時同業先輩の「商売は『牛のよだれ』って言うでしょ、細~く長~く」という言葉を思い出して、思わずくすっと笑いながら気を取り直しています。そして数は少ないけれども来てくださるお客様との交流はとても大切な楽しい時間で、店をやっていなかったら絶対にこういう経験はできないなあといつも思うのです。

きょうも、10ヶ月前に「行ってきま~す」と言ってアメリカ留学に出かけた高校生のEちゃんが「ただいま~」と寄ってくれていっ ぱいアメリカ報告をしてくれました。かと思うと恋愛中の若いカップルが「いつも話を聞いてくれてありがとう。本当は先週父の日に渡したかったんですけど」とテリーへ花束のプレゼントを持ってきてくれたり。2人を見ているとこちらも嬉しく幸せな気持ちになります。そうしていると、保育士の仕事をしているSさんが「今1歳児の保育に悩んでいて・・・」と。エスペーロの商品の中にヒントが見つかったようで、「うん、これで考えてみよう」とジュートの指人形やキリンのストラップなどを持ち帰られました。

ちまちま工房のおとうふやがんもも全部売れました。「おとうふ買ってくれない?」と言うとすぐに「いいよ」と言ってくれる友人たちがいるのもありがたいです。来週もおとうふ、厚揚げ、がんもどきを取り次ぎます。
ゴーヤはますます元気に、そして懸案のつばめたちですが、巣立ったはずのつばめたちがちゃっかり巣にもどってきて座っているときがあります。雨の日などがそうでした。そんな時は親がまた餌を運んでいるのです。???まだ完全に巣立ちできていないのでしょうか。今どきはつばめの世界も親が甘い?もう少し観察が必要なようです。

滋子さんはかつて31年間、パーキンソン病の夫の介護をしました。介護生活と言うと苦しい悲しい響きがありますが、滋子さんの介護は常に明るく前向きで、問題解決型で、他の人に助けを求め、感謝し、自宅敷地内で「ねたきりにならない教室」を開催して多くの仲間たちと介護について工夫を重ねました。
介護に役立つと思えば大学の通信教育で学ぶし、保母の資格を取って生かすし、お医者様には徹底的に質問します。患者である夫さんはとても「よい病人」だったそうで、たいてい前向きに合理的に病気と向き合ってこられたそうです。
東京によい医者がいると聞けば滋子さんは愛車マークⅡを走らせて夫さんを連れて行きました。愛知県によい治療法があると聞けば1年アパートを借りて移り住みました。常に一生懸命です。
なかなか上手く伝えられませんが、滋子さんを知る方ならわかってくださるでしょう。夫さんが亡くなられた後も、介護に疲れた人々が滋子さんを慕ってお宅に集まります。滋子さんは現在85歳、とても賢くてとてもかわいらしいおばあちゃまです。こういうふうに年を取りたいなあと私などは思います。しかし、ひとつ決定的に私にないものは宗教心です。滋子さんは敬虔なキリスト者で常に神に感謝し神に守られていると感じておられます。人間の小ささをよく知りすべてを神にゆだねることで大きな安心感を得られているように私には見えます。
滋子さんのご本『それでも希望がある』を読みました。そして今2冊目のご本『にもかかわらず希望がある』も一気に読みました。何度か絶望的な場面に直面したり、時には暴走することもあったけれども、常に前を向いて一生懸命生きてきた滋子さんの記録です。2冊目はエスペーロにも置いてあります。ご希望の方はお問い合わせください。

夕方、ギーギーとずいぶんにぎやかに5,6羽のつばめたちがエスペーロの前を飛んでいました。もしかしたら先日巣立った5羽だったかもしれません。

ゴーヤはけっきょく2本立てにしました。間引きした2本は近所のY子ちゃんがお家で育てると持って帰ってくれました。さて、 エスペーロのゴーヤはテリーががっちりとネットを張ってくれましたので、これからどんどん自由に伸びていってくれると思います。すでに、実がなったらちょうだいね、のリクエストも何件かいただいています。がんばれ、ゴーヤ!


台風4号の予報の中、みのおフェアトレードの会“楓”のYちゃんといっしょに行ってきました。神戸三宮の会場です。いつもながらうきうき楽しい時間です。さすがピープルツリーのファッションセンスが光るアイテムばかり。顔なじみの小売店さんたちといろいろ情報交換もできて貴重な時間でもあります。
きょう見たサンプルの中から予算と相談しながら来シーズンの注文を1週間以内に確定しなければなりません。うきうき気分から一転現実的にならざるを得ない作業です。でも楽しみにしていて下さいね、ほんとうにすてきな物たちばかりなのですから。
そんな中、私に代わって店に出てくれたテリーから「つばめの家族は巣立ちしていました。さびしくなりました」のメールが。ええっ、巣立つ瞬間を見送りたかったのに・・・きのうかおとといの定休日の日に巣立ってしまったようです。でもこの約1ヶ月、つばめちゃんたちには楽しませてもらいました。ありがとう。
会場を出てYちゃんといっしょに行った「花れんこん」のランチ(1,200円)がとてもおいしくてきれいで良心的だったので紹介しちゃいます。http://gourmet.walkerplus.com/184182183001/ 私たち大満足。帰りの阪急電車の中は中高生でいっぱい。あら試験中かしらなどとのんきなことを言っているうちに、台風の警報が出ていることに気がつきました。エスペーロに戻ってみると、ご近所のMさんがつばめの様子を見に来てくれていましたが、すでに空の巣でMさんも残念そう。そこへR子さんご来店で、先日フェイスブックで紹介したコーヒーミルをお買い上げ。日頃とても忙しいR子さんですが、コーヒーを挽くところからコーヒーを楽しみたいと。
夕方どんどん風が強まる中、ちまちま工房


福島第一原発の事故が未だ予断を許さない状況の中で、また福島の人たちが人生をめちゃめちゃにされて苦しんでいる中で、「安全は確認された」と政府はどうしてそんなことが言えるのでしょうか。
6月15日には東京の官邸前で大規模な抗議集会が開かれ11,000人が集まったそうです。日本でこれだけの人数が抗議行動に集まることは稀だと思いますが、マスコミはほとんど報道しませんでした。オウムサリン事件の犯人逮捕劇一色の下に意図的に隠してしまったようです。テレビや新聞だけから情報を得ている人にはこの集会の事実は伝わらなかったわけです。日本は言論統制社会ですか?
6月17日、大飯原発のある福井県で再稼動に対する抗議集会とデモがありました。豊中から福井までマイクロバスが出るという情報をもらって、私も急遽便乗させてもらい行ってきました。福井県庁近くの中央公園には、地元福井を初め全国から老若男女、抗議の意思を持った人たちが集まりました。原発の問題は今や福島だけの問題ではない、福井だけの問題ではない、日本が生き残れるかどうかの深刻な問題だからです。核廃棄物処理について言えば地球規模の深刻な問題です。
一貫して原発に反対してこられた小浜市明通寺の住職である中島哲演さんやジャーナリストの鎌田慧さんに続いて、全国から来た80数名の人たちが1分間アピールを行いました。怒、怒、怒、いずれも怒りに満ちたものでしたが、この朝3時半に出発してきたという福島の人々からは怒に加えて深い悲しみが伝わりました。その後、城址にある福井県庁のまわりをシュプレヒコールとともにデモしましたが、休日で県庁に人はいないし官庁街には人もまばらだったのが残念でした。マスコミは例によって報道しないでしょうが、ネット上では参加者がそれぞれ報告していると思います。
主催者発表では、参加者は約2,200名ということでした。原発銀座と呼ばれる若狭が重大な局面に立っているときに、2,200名は少ないと思いました。もっとも、福井に来れなかった人たちがそれぞれの地元で抗議活動を行ったとも聞いています。政府が決めてしまったからしかたがない、と思ったら政府の思うつぼです。決してあきらめないで反対していきましょつ。
きょうは箕面市中央生涯学習センターで「大阪大学連携講座おいしいコーヒーから世界が見える」
3回シリーズの第1回目が行われました。
フェアトレードという一見地味なテーマにもかかわらず、25名の定員のところを40名以上の応募があったそうです。そこで、第3回目のコーヒーの入れ方実習は25名までとして、1回目と2回目の講義は41名みなさんに聞いてもらうことになったということでした。
大阪大学国際公共政策研究科教授の山内直人さんが、フェアトレードの目的、効果、問題点、将来などについて話してくださいました。その後、TIFA(国際交流の会とよなか)の筒井さんが、ネパールで支援している人たちのことを写真を使って紹介してくださいました。第2回目(6月29日)は大阪大学の学生団体トゥマイニ・ニュンバーニとエスペーロがそれぞれお話させていただくことになっています。
市の講座でフェアトレードを取り上げてもらったことは、とても嬉しいことです。若い担当職員のHさんが選んでくれたテーマでした。こういう講座がきっかけとなってフェアトレードのことをもっと多くの人たちに知ってもらいたいと思います。きょう、講座に参加したあとすぐにその足でエスペーロを訪ねてくださった方もいらっしゃって、それもとても嬉しかったです。

その中のひとつ「ラオスの森ポーチ」の小さい版です。これまでも「ラオスの森ポーチ」は、手ししゅうされた絵がとても楽しくかわいくてエスペーロでも人気の商品のひとつでした。
今回入荷したのは、ひとまわり小さいサイズの「ラオスの森ポーチ」です。サイズは12cmx15cm(大きい方は11cmx20cm)。
ラオスの生産者団体カマ・クラフトの説明を引用しますと・・・
1960-70年代のラオスの内戦後、難民としてタイの難民キャンプに逃れてきたモン族の人々は、現在もやせた土地での農業の他に現金収入のみちがほとんどありません。クラフトの製作は大切な現金収入になっています。
そんな大変な思いをした人たちが作ったとは思えない、平和な楽しいデザインです。
(ラオスの森ミニポーチ 赤・黄・緑 ¥1,300)