
その時ちょうどエスペーロには臨月のお腹をかかえた若いママと2歳のねいちゃんという女の子がいました。ママとねいちゃんは2人目のお産で箕面の実家に来られているのでした。
おばさま、次にかわいいねいちゃんに気がつきました。「まあ、かわいいね、なんさい?」ママのお腹にも気がつき「あれ、もう生まれそう。いつ?」来週が予定日だそうです。「元気な子を産みなさいよ~」とそのママのお腹をスリスリ。「みんなになでてもらうと元気に生まれるといいますよ」と私。
それからママがながめていたうさぎのスプーンをレジに持ってきて「これ、この人に」。若いママは恐縮していましたが「いいの、いいの」。「まあ、プレゼントですね。これもご縁で」と私。
いろいろお買物の後、6人連れのおばさまたちはまたドヤドヤ(失礼・・・)と帰っていかれました。
わずか10分の間に、まったく知らないお客様の間でこんな交流がうまれたわけですね。二人目をこれから産んで育てようとしている若いママを励ましたい気持ちがおばさまからあふれていました。このように、好意をまっすぐに行為に表す、いわゆる「大阪のおばさま」の率直さを、私はとても好きだなあと思いました。