

農村で女性たちの協同組合が結成され、特産品であるジュート(黄麻)を利 用した手工芸品を作りましたが、それらの製品を買い上げ日本で販売したのがシャプラニールのフェアトレード活動の始まりです。当時はまだフェアトレードという言葉もありませんでしたから、シャプラニールはまさにフェアトレードの草分け的な存在であると言えるでしょう。ジュートの手工芸品は品質も向上し今でもシャプラニールの目玉商品となっています。また、ノクシカタのタペストリーもみごとです。
シャプラニールの活動が特徴的なのは、全国に地域連絡会という市民のグループがあって、シャプラニールの全体の活動を支えていることです。それぞれ地域での活動も行っていて、大阪にはシャプラニール地域連絡会大阪があります。

40年間活動を続ける間にはたくさんの苦労もあったことと思います。すごいなあと思います。シャプラニールのキャッチフレーズは「遠い」を「近い」にという言葉です。その説明はこうです。私たちは、南アジアの人々が直面する課題を「遠い」ものではなく、自分たちの課題として受けとめ、同じ地球に生きる、ひとり一人の「身近」な取り組みによって世界を変えるきっかけをつくります。
来月10月27日(土)と28日(日)には東京港区増上寺で40周年のビッグイベントが行われますので、関東方面の方はぜひ参加してみてください。詳細は http://www.shaplaneer.org/