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9月12日(水)シャプラニール創立40周年
2012/09/12(Wed) | お店日記 | page top↑
クラフトリンク秋冬2012エスペーロがフェアトレード商品を卸してもらっている「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、9月1日で創立40周年を迎えました。活動の始まりは1970年代独立直後のバングラデシュでした。300万人もの人々が亡くなったと言われる独立戦争で多くの未亡人が残され、国内は混乱を極めていました。
ペンギン親子
農村で女性たちの協同組合が結成され、特産品であるジュート(黄麻)を利 用した手工芸品を作りましたが、それらの製品を買い上げ日本で販売したのがシャプラニールのフェアトレード活動の始まりです。当時はまだフェアトレードという言葉もありませんでしたから、シャプラニールはまさにフェアトレードの草分け的な存在であると言えるでしょう。ジュートの手工芸品は品質も向上し今でもシャプラニールの目玉商品となっています。また、ノクシカタのタペストリーもみごとです。

シャプラニールの活動が特徴的なのは、全国に地域連絡会という市民のグループがあって、シャプラニールの全体の活動を支えていることです。それぞれ地域での活動も行っていて、大阪にはシャプラニール地域連絡会大阪があります。

ノクシカタ・まつり  3.11以後は被災地支援活動も行っています。福島県いわき市に被災者交流スペース「ぶらっと」を置き、避難地域から逃れて来ている人々の集う場所となっています。私も今年の2月と8月にシャプラニール主催のツアーでいわきを訪問してきました。

40年間活動を続ける間にはたくさんの苦労もあったことと思います。すごいなあと思います。シャプラニールのキャッチフレーズは「遠い」を「近い」にという言葉です。その説明はこうです。私たちは、南アジアの人々が直面する課題を「遠い」ものではなく、自分たちの課題として受けとめ、同じ地球に生きる、ひとり一人の「身近」な取り組みによって世界を変えるきっかけをつくります。

来月10月27日(土)と28日(日)には東京港区増上寺で40周年のビッグイベントが行われますので、関東方面の方はぜひ参加してみてください。詳細は http://www.shaplaneer.org/





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