
ピープルツリーではサリーの美しさを活かして、リサイクルサリーワンピースやコートやバッグを作っています。そのいずれもが世界にただひとつのオリジナルと言えます。
きょうはそのリサイクルサリーを使った小物のご紹介です。
ミニポーチ(ヨコ上部16底部10xタテ10xマチ7cm) コットン製、¥1、000

こんなかわいい鍋つかみもありますよ。こん なのが壁にかかっていると、おうちのキッチンがぐんとかわいくなりますね。
リサイクルサリーなべつかみ(ヨコ13xタテ9cm) コットン製 ¥900

講演者は環境ジャーナリストで「グリーン・アクション」代表のアイリーン・美緒子・スミスさん。かつて夫の写真家ユージン・スミスさんとともに日本の「水俣」を世界に知らしめた方です。ユージン・スミスさんは残念ながら早くに亡くなられてしまいましたが、その後アイリーンさんは環境活動家として日本、アメリカ、そして世界で活動してこられました。
私が彼女をすごいなと思うのは、水俣の時は水俣に、スリーマイル事故の時はスリーマイルに自ら住み込んで、聞き取り調査を行い現地から発信したということです。原発の問題も30年も取り組んできているわけです。
日本とアメリカに拠点を持ち、世界とのネットワークも持っておられるので、広い視点で問題を捉えることができます。ニューヨークで福島の被災者が現実を訴える集会などもオーガナイズしてこられました。原発に関して、国内のマスコミがなかなか真実を伝えず政府のアクションもスローでふらふらしているような状況の中では、むしろ国際的に外国からプレッシャーをかけてもらうのが効果的なのではないかと思います。日本の原発事故は世界にも迷惑をかけているのですから。アイリーンさんによると「世界中の再生エネルギーの発電量は、去年とうとう原発の発電量を追い越した」そうです。知りませんでした。希望が持てる話ですね。
そこで次の日曜日に箕面で行われるもうひとつの講演会をご紹介します。「みのおピースフェスタ2012」です。箕面市内で平和を目指した活動をする団体が30団体集まって毎年行っているイベントで、エスペーロも参加しています。今年の講演はジャーナリストの伊藤千尋さんによる『3.11後の新しい社会をどう創るか』。私は以前伊藤さんのお話を聞いたことがありますが「富士山の麓にある自衛隊の演習場をぜんぶ温泉にすればいいですねえ」と話がとても楽しいし「日本には地熱発電というすぐれた選択肢がある」と新しいエネルギーの話もしてくださいます。ぜひ箕面近郊の方、参加してくださいね。エスペーロにもチケットを置いています。詳細はこちらから。
http://espero-osaka.com/img/peacefesta2012.pdf
最後にアイリーン・スミスさんについてのこぼれ話をひとつ。20年前友人のSさんが大学生だった時、アイリーンさんはその大学の英語の先生だったそうです。ちょうどその頃福井の原発訴訟に関わっていたアイリーンさんは、学生たちに「福井まで裁判の傍聴に来たら単位をあげる」と言ったそうです。Sさんはもちろん行きました。アイリーンさん、かっこいいですね!

「たきのみちゆずる」くんの名刺の裏にはプロフィールが書いてあって、おもしろいのでご紹介しますと
誕生日:11月1日
出身地:大阪府箕面市止々呂美
性 格:温厚でゆずりあいの精神を大切にするやさしい侍
趣 味:滝道散策
好 物:もみじの天ぷら
友 人:モミジーヌ
だそうです。ちなみに止々呂美(とどろみ)はゆずの採れる里で、モミジーヌはおでこにもみじの葉っぱをつけた女の子の犬のキャラクターです。これから秋本番になると箕面の山は紅葉を楽しむ人たちでいっぱいになります。イベントもめじろおしで、11月4日(土)の「水戸黄門歩こう会」(滝道を歩く。出店は芦原公園)と11月11日(日)の「箕面逸品市」(阪急箕面駅前)にはエスペーロも出店します。ゆずドリンク「たきのみちゆずる」も売りますよ。よいお天気になりますように。

パレスチナ・オリーブさんの説明書から抜粋します。
オリーブオイルは、肌になじみやすいオレイン酸、天然保湿成分のスクワレンやグリセリンを含んでいます。この石けんは、地元パレスチナのヴァージン・オリーブオイル(一番搾り)を原料としています。きめ細やかな泡立ちで、さっぱりしっとりした洗い心地です。
さて、エスペーロでも人気でリピーターが多いこのオリーブオイル石けんに、このほどザクロ入りとセージ入りの2種類が加わりました。つぶしたザクロと刻んだセージがそれぞれ混ぜ込んであり、自然な香りを楽しむことができます。ザクロもセージも共にパレスチナでは身近な植物だそうです。
少し肌寒くなってきた秋の夜の入浴タイムがちょっと楽しくなるかもしれませんね。
パレスチナ・オリーブオイル石けん(オリジナル) 120g ¥420
〃 (ザクロ入り) 100g ¥420
〃 (セージ入り) 100g ¥420

涼しくなったのでオーガニックコットンの七分袖や長袖をお買い求めになる方が増えています。きょうのコーディネートさんが着ているのは、ピープルツリーのオーガニックコットン・タートルネック(ピンクメランジ)とネパリ・バザーロのキャミソールドレス(ダークピンク)です。ちがう会社同士の組み合わせでもこんなにしっくりと合いますね。
オーガニックコットントップは一度買われた方はまた2枚目を買われます。肌触りがとてもよいからです。ピープルツリーの定番人気商品です。
キャミソールドレスは春から夏、秋にかけて長く着られるアイテムです。共布のベルトなしで着るとまた違う感じが楽しめます。
OCタートルネック(インド) ¥4,200
キャミソールドレス(ネパール) ¥9,450

http://www.youtube.com/watch?v=x5EClE_W7CI
三島さんにも興味はあったのですが、ミシマ社が出版している本の中に『小商いのすすめ』という本があって、私の心をキャッチしました。エスペーロはまさに「小商い」そのものだからです。友人のSさんが「持っているから貸すよ」と言ってくださったので、お借りして読みました。
著者は平川克美さん。低成長時代の経済社会についていろいろ発言している人です。詳細はご自身で読んでいただくとして、私の心に残った点をいくつか。
☆昭和30年代の商店街には帽子やさんというものがあって今考えれば不思議だが、1日にひとつ帽子が売れれば生活していけるようなつましい社会だった。
☆昭和30年代はお隣ご近所がみんな同じように貧しかった。貧しいから野生があり、夢に向かって前進できた。
☆昭和30年代の池田勇人内閣による「所得倍増計画」は、国民経済の向上という視点があったので経済の拡大均衡が成功した。
☆現代は成長が終り物があふれている時代なので、これ以上に経済成長を進めても消費は伸びないし格差が広がるばかりだ。
☆3.11後、フクシマは貧しい。今こそ小商いの起業チャンスかもしれない。
3.11以後、よく「少欲知足」ということが言われます。成長はもういいじゃないか、欲を捨てて身の丈に会った生活をしていこうということです。エスペーロも大ヒットや売り上げ倍増は望めませんが、生産者から消費者へていねいに物を届けるということをやりながら、地道に身の丈に合った「小商い」をしていきたいと思いました。
おまけの情報ですが、今(HPによると10月上旬まで)箕面ふたば書房(ヴィソラ内)でミシマ社フェアをやっているそうです。

バリ島ウブドの田園の中にある工房で、日本人のまさこさんがご主人といっしょに昔ながらの製法でじっくり時間をかけて作っておられる石けんです。バリ通の人ならきっと知っている有名な石けんで、日本の通販では1個700円~1,000円で販売されています。http://www.rakuten.co.jp/balisoap/
ココナツオイルがベースとなっていますが、フレイバーはペパーミント、ジャスミン、ブラウンシュガー、チュンパカなどなどさまざまです。
きょうすでに何人かのお客様にもらわれていきました。そのうちのお一人は石けん大好きさんで、masaco石けんのことも聞いたことがあるという話でした。喜んでもらえてよかったです。数に限りがありますのでお早めにどうぞ。

「ぶらっと」は国際協力NGOである「シャプラニール=国際協力市民の会」さんが福島県いわき市で運営している被災者交流スペースです。いわき市は市民自らも被災当事者でありながら、さらに原発避難区域から多くの人々を受け入れています。「ぶらっと」はそれらの人々が仮設や借り上げに引きこもって孤独に陥らないよう「ぶらっと」立ち寄れる場所として重要な役割を果たしているのです。
私は2月と8月にいわき市を訪れた時「ぶらっと」にもおじゃましました。それで今回の映画会の収益をここへ送りたいと思いみなさんにご協力いただきました。金額はそれほど多くはありませんが、映画会に参加してくださったみなさんの福島を思う気持ちがぎゅっとつまっていると思います。それが少しでもいわきへ届きますように。

ところで、いつもは忙しさにかまけてメールで用事を済ますことが多いのですが、きょうは便箋で「ぶらっと」宛ての手紙を書 いてみました。字は下手だしメールのように修正が効かないのでまとまらない文章ですが、でも手紙ってやはりいいなあと思います。たまには手紙を書きましょう。だって、郵便受けに手紙を見つけた時は自分でも嬉しいですものね。ちなみにこの手漉き紙の便箋と封筒はシャプラニールから仕入れている「ベンガルプリント」の便箋と封筒です。かわいいでしょ。