
涼しくなったのでオーガニックコットンの七分袖や長袖をお買い求めになる方が増えています。きょうのコーディネートさんが着ているのは、ピープルツリーのオーガニックコットン・タートルネック(ピンクメランジ)とネパリ・バザーロのキャミソールドレス(ダークピンク)です。ちがう会社同士の組み合わせでもこんなにしっくりと合いますね。
オーガニックコットントップは一度買われた方はまた2枚目を買われます。肌触りがとてもよいからです。ピープルツリーの定番人気商品です。
キャミソールドレスは春から夏、秋にかけて長く着られるアイテムです。共布のベルトなしで着るとまた違う感じが楽しめます。
OCタートルネック(インド) ¥4,200
キャミソールドレス(ネパール) ¥9,450

http://www.youtube.com/watch?v=x5EClE_W7CI
三島さんにも興味はあったのですが、ミシマ社が出版している本の中に『小商いのすすめ』という本があって、私の心をキャッチしました。エスペーロはまさに「小商い」そのものだからです。友人のSさんが「持っているから貸すよ」と言ってくださったので、お借りして読みました。
著者は平川克美さん。低成長時代の経済社会についていろいろ発言している人です。詳細はご自身で読んでいただくとして、私の心に残った点をいくつか。
☆昭和30年代の商店街には帽子やさんというものがあって今考えれば不思議だが、1日にひとつ帽子が売れれば生活していけるようなつましい社会だった。
☆昭和30年代はお隣ご近所がみんな同じように貧しかった。貧しいから野生があり、夢に向かって前進できた。
☆昭和30年代の池田勇人内閣による「所得倍増計画」は、国民経済の向上という視点があったので経済の拡大均衡が成功した。
☆現代は成長が終り物があふれている時代なので、これ以上に経済成長を進めても消費は伸びないし格差が広がるばかりだ。
☆3.11後、フクシマは貧しい。今こそ小商いの起業チャンスかもしれない。
3.11以後、よく「少欲知足」ということが言われます。成長はもういいじゃないか、欲を捨てて身の丈に会った生活をしていこうということです。エスペーロも大ヒットや売り上げ倍増は望めませんが、生産者から消費者へていねいに物を届けるということをやりながら、地道に身の丈に合った「小商い」をしていきたいと思いました。
おまけの情報ですが、今(HPによると10月上旬まで)箕面ふたば書房(ヴィソラ内)でミシマ社フェアをやっているそうです。