先日友人のNさんに会ったとき「来年のカレンダーいつものをよろしくね」と言われて、ああもうそんな季節になったのかと気がつきました。「いつもの」というのはシャンティ国際ボランティア協会(SVA)の写真カレンダーです。毎年アジア、アフリカ、中南米などの子どもたちを写していますが、どれもいい写真ばかりです。
2013年のカレンダーは写真家の長倉洋海さんの写真『大地にうたう』です。
http://www.ngo-jvc.net/jp/perticipate/calendar/calendar.html
長倉洋海さんは紛争地に生きる人々の写真を撮り続けているフォトジャーナリスト。長倉さん自身がこのカレンダーについて語っている記事があったのでご紹介します。
「2013年度版カレンダーに寄せてー長倉洋海」
カレンダーに使う写真が決まり、それを机に並べてみると、「大地にうたう」というタイ
トルが自然と浮かんできました。子どもたちのどの写真にも、土の匂いや大空の広が
り、吹き抜ける風、潮の香りも森の鼓動も一緒に写っていたからです。
人はこうして古(いにしえ)から大地の恵みを得、命を育み、寄り添うように生きて来た
のだと実感します。 朝、昼、夜と地球のリズムに従い、その流れの中で笑顔を浮かべ
る子どもたち。その姿は、大地に息づく木々のように生き生きとしていて、野を駆ける
動物のように美しいと思います。子どもたちがうたう時、大地が声を返してくれる。
そんなやりとりがこのカレンダーから聞こえてくることを心より願っています。
私は毎年このカレンダーを親戚へのご挨拶がわりに送っています。写真を見る人に何かふっと笑顔をもたらすような、そんなカレンダーだと思います。なお、このカレンダーの収益はアジア、アフリカ、中南米など途上国への協力のほか、東北の被災地支援にも使われるということです。ご希望の方はどうぞエスペーロまでお申し付けください。
壁掛け型 ¥1,500
卓上型 ¥1,200
ポストカード 1枚 ¥100