
毎週金曜日、東京は官邸前で大阪は関電前で原発に反対する集会が行われています。私はこれまで気持ちはありながらなかなか金曜日は行けなかったので、きょうは雨の中出かけてきました。
東日本大震災と福島原発事故から1年8ヶ月がたちましたが、事故はいつ終息するかもわからず、今なお多くの原発作業員の被ばくと避難者の苦難を強いています。それなのに政府は大飯原発を再稼働させました。現在日本で唯一動いている原発です。しかも大飯原発の真下には活断層が走っている可能性があり、次に大きな地震がきたら福島と同じことが起こるかもしれないのです。
集会の場所である公園に着くとすでに一行は関電前に移動したらしく、公園にいた別のグループが「デモはもう行っちゃいましたよ」と言うので、私と同じように遅れてきた男性と話しながら関電前へ向かいました。男性は京都でこだわりのパン屋さんをやっている人でした。大手のベーカリーで働いていたけど大量生産大量廃棄に心を痛め、奥さんとともに自分の店を開業したという話や、緑の党京都のメンバーとしてなんとか政治を変えていきたいという思いを話されました、私はたいてい一人で出かけますが、こうやって新しい人と知り合いになるのもおもしろいです。関電前に着くと豊中のTさん、箕面のOさん、吹田のMさんなどにも出会いました。
折りしも激しい雨の中で次々とリレートークが行われていました。折り重なる傘の影で見えませんでしたが、衆議院議員の服部良一さん(社民党)が「国会へは原発に反対する議員を送ってください」。服部さんはとてもがんばっていますが社民党自体がとても弱いのが残念です。「緑の党」共同代表の長谷川羽衣子さんも「政治を変えよう」。今各地に「緑の党」地方部会ができています。日本にもドイツのような「緑の党」ができたら少しでも流れを変えることができるかもしれません。
大飯を止めろ!原発いらない!子どもを守れ!シュプレヒコールが雨の中に響きました。きょうは日本全国200か所以上でこのような集会が持たれたということです。