
お迎えしたゲストはボリビアから一時帰国中の河田菜摘、ウゴ、樹ファミリー。ボリビアの首都ラパスからさらにセスナ機で1時間(バスならデコボコ道を18時間!)のアマゾン源流近くの町ルレナバケでフェアトレード雑貨店「ラ・カンビータ」を営んでいます。http://cambita.web.fc2.com/japanese/home_jpn.htm
サパナの定員いっぱいの16名でお話を聞きました。スライドを見ながらボリビアの地理や国内情勢もお勉強しつつ聞かせてもらった、ラ・カンビータを開くまでの道のりはとても興味深いものでした。
大学を卒業した菜摘さんはJICAの青年海外協力隊の「村落開発普及員」としてボリビアのルレナバケへ派遣されます。言葉も何もわからず飛び込んだ町を拠点に近くの村落をまわるうちに、女性たちの地位が低いこと、家事労働に追われて自立の機会が少ないことを知ります。2年間のミッションを終えていったん帰国しますが、ボリビアへの熱さめやらず、数か月後にはまたルレナバケへ。

ルレナバケは近くの森から取れるヤシの葉や木の実などの自然素材が豊富なことから、これらを利用した生活雑貨やアク セサリーの店を開くことにしました。店のテーブルや内装はウゴさんの手づくり。折りしもの観光ブームに乗り、店は欧米人観光客のおみやげやさんとしても注目されるようになりました。ラ・カンビータはおよそ50名の作り手さんたちとつながっていて、彼女たちは農業をするかたわら、家事労働をするかたわら、ヤシの葉のうちわやモビール、天然石や木の実のアクセサリーを作っています。最初のうちは「これでは商品にならない」というものも多く苦労しましたが、根気よく話し合いながらだんだんとよい物が作れるようになったということです。

参加者はラ・カンビータの商品からお気に入りを購入し、私もエスペーロ用にいくつか仕入れしました。どれも自然素材のあたたかな雑貨たちです。
参加者のひとり、坂本洋さんがご自分のブログにていねいに報告してくださっていますので、どうぞお読みください。ちなみにエスペーロのブログ用にも坂本さんの写真を拝借しました。ありがとうございました。
http://neko-blog.cocolog-nifty.com/nekologue/2013/04/post-11.html