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5月18日(土)『人生を変えたバングラデシュの女性たち』
2013/05/19(Sun) | イベント | page top↑
スライドここ1ケ月ほど「みのおフェアトレードの会楓」で準備してきたフェアトレードイベント『人生を変えたバングラデシュの女性たち』がきょう無事終わりました。

バングラデシュとネパールで活動している国際協力NGOシャプラニールhttp://www.shaplaneer.org/ の元ダッカ駐在員、菅原伸忠さんを迎えて、今シャプラニールがバングラデシュで力を入れているせっけんプロジェクトによって女性たちの生活がどう変化したかという点を中心にお話を伺いました。

バングラデシュの地理、歴史に始まって、女性たちの地位がいかに低いか、貧しいがゆえに10代前半で結婚させられたり性産業に従事せざるをえない女性たちの現状も紹介されShe with Shaplaneerました。

「She with Shaplaneer」は何千年もの間伝えられてきたアーユルヴェーダのレシピに基づいて、この地特産の木の実やハーブを配合して作られます。香り豊かで使い心地のよいせっけんです。せっけんプロジェクトに関わる女性たちは、この仕事を得ることで子どもを学校へ行かせることができるようになったり、十分な食事がとれるようになったり、なによりも彼女たち自身が自信を取り戻すことができました。http://www.shaplaneer.org/she/about/index.html

20130518イベント 写真には入りきらなかったのですが、会場いっぱいの30名の参加者でお話を聴きました。国際交流の団体の人、かつてバングラデシュで仕事をした人、学生さんのフェアトレード団体メンバー、それからもちろんエスペーロのお客様などなど、様々な人たちが参加してくださいました。

菅原さんのお話を聴いたあとには参加者が「せっけん物語」を寸劇で表現しました。シャプラニールには劇団があって、このようにいろいろなストーリーを寸劇で表現します。今回もシャプラニールのシナリオをお借りしました。私はフェアトレードショップの店員役(そのまま)です。バングラデシュの女性役4名の方たちにはサリーを着てもらって雰囲気を出しました。だらしない夫役とかしっかり者のスタッフ役とかみなさん熱演で、会場から何度も笑い声が上がりました。

シンガラとチャイそのあとはみんなでバングラデシュのスナック「シンガラ」とチャイをいただき ました。楓のスタッフゆきさんが作ってくれたシンガラは、バングラデシュに住んだ人たちが太鼓判を押すおいしさでした。お茶をいただきながら、いろいろな質問が出ました。中には「高額なせっけんなのに生産者に12パーセントしか行かないのはなぜか。もっとコストを削減できないだろうか」という鋭い意見もありました。もちろん12パーセントでも現地の人々にとっては相当の金額なのですが、運送費の高さや化粧品としての認可の費用などもあり、まだまだコスト削減の努力が必要なことは菅原さんも認めているところでした。

サリー着付け 4時にいったん閉会したのですが、そのあともせっけんを使ったハンドケアをしてもらう人や、バングラデシュの話、フェアトレードの話、日頃のそれぞれの活動の話をする人たちの輪ができて、けっきょく5時近くまでおしゃべりしていました。サリーを着た人たちの記念撮影もしましたよ。みなさんきれいでしょ。

その後、菅原さんとスタッフの猪瀬さんは名古屋へ向けて移動されました。明日は名古屋でフェアトレードイベントがあるからです。シャプラニールの全国キャラバンはまだまだ続きます。

箕面でのイベントが盛況に終わってホッとしています。参加してくださったみなさま、朗読や寸劇に協力してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
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