
話題はここに書ききれないほど豊富でした。でも私の心に一番残っているのは、人類は地球を破壊しすぎて今や最終フェーズに来ているという言葉でした。最終フェーズはあと何年ぐらいでしょうと聞きたかったけど、まあそれは誰にもわからないことです。
地球も生態系もさんざん壊しておいて、巷では健康のための本ばかりがベストセラーになる。自分だけよければいいのか。我々はもっとホリスティックな(丸ごとの)人間を目指そう。人間は空気、水、土、太陽、それにコミュニティと愛を持ってシンプルライフを送れば経済は成長しなくてもしあわせに暮らしていける。
絶望の中にも希望はある。人間ひとりひとりの内にある種が大木へとホリスティックに成長する可能性を信じよう。

NGO大学の魅力はゲストのお話を聞くだけでなく、参加者が主体となってグループワークを行い、今いるところから一歩を踏み出すところにあります。
今回もグル ープワークの中からそれぞれの一歩が生まれました。シンプルライフを目指す「チーム裸足で歩こう会」はさっそく明日裸足で歩く集まりを持つそうです。私が入った「チームSOS」は地域で孤立する人たちの居場所づくりの聞き取り調査日程を決めました。また、もったいないを減らしたいチームは次回のNGO大学で鹿のジビエ料理を作るそうです。
おもしろそうでしょう?辻さんは「みなさん、ヘンな人になってください」と言われました。変な人の方が面白いし何かが変わるそうです。それから「直感」を大切にしなさいとも言われました。
2日間の日程の後半だけの参加でしたが、魅力的なゲストとユニークな参加者に出会えて楽しい一日でした。会場ではコーヒーマスターが淹れてくれるエクアドルのフェアトレードコーヒーがいい香りを漂わせていました。