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6月27日(金)言葉のまやかし tricky words 
2014/06/27(Fri) | お店日記 | page top↑
アーサー・ビナードWords are often used very trickily especially by politicians. We must be very careful not to be cheated by them.(said by Arthur Binard)

けさの朝日朝刊でこのコラムを読まれた方もあるでしょう。アーサー・ビナードさんは日本語を使って詩を書く詩人ですから、人一倍日本語に敏感です。私たち日本人が気がつかないでいることも鋭く指摘します。

今週火曜日には、吹田で行われたアーサー・ビナードさんの講演会に行ってきたば かりでした。とてもおもしろい内容でした。「国のペテンにダマされるな!」という題で話された内容は、この記事同様に言葉のまやかしにだまされるな!ということでした。

なるほど、と感心したいくつかをご紹介します。

☆飛行機が遅れた時空港のアナウンスは「○○行き○○便の新しい出発時刻は○時○分です」というけれども、新しい出発時刻って何?遅れているというネガティブな印象を新しいといういい感じの言葉に置き換えて乗客の気持ちを操作している。

☆去年の途中まではマスコミは「○○原発の再稼働は・・・」と言っていたのに、ある時点から「○○原発の運転再開は・・・」に変えた。全国各地の原発反対デモで「再稼働反対!」という言葉が定着して悪いイメージになってきたからである。不通になっていた電車が動いた時の「運転再開」が人々に嬉しい気持ちを呼び起こす心理を利用した。

☆アメリカの旧陸軍省はDepartment of War(戦争省)とわかりやすくてよかったのにDepartment of Defense(国防総省)に変えられた。戦争が国防になってもやっていることは戦争。

☆オバマ大統領が4月に来日した時に、報道は「大統領が集団的自衛権の行使容認を支持」と伝えたが、あれは「支持」ではなく「指示」とするのが正しかった。

とにかく彼の話はおもしろかったのです。笑いながら背筋が寒くなるような・・・そういえばこんな言い方もしていましたっけ。 「読売新聞」は「ごみ売新聞」、「ペンタゴン」は「ペテンタゴン」。

さがしています
私がアーサー・ビナードを知ったのは1冊の写真絵本からでした。広島県立美術館のショップでこの本を見つけた時、私は読みなが らその場に凍りつきました。ぜひ読んでいただきたい本です。


http://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494007509

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