
朝の8時半に飛行機が到着しているのに待っても待っても出てきません。ちょっと心配になってきた10時前頃やっと二人の姿が。聞くとユディさんの荷物が1個、経由地のクアラルンプールに置き去りにされたみたいでした。幸いにも荷物は確認できて、次の便で関空に到着したあと山口県の住所に送ってもらうことになりました。

安心してお腹がすいたのか「朝ごはんが食べたい」となって、私たちは4階のレストランエリアへ移動しました。二人はムスリムである ため、豚肉とお酒を口にしません。そこで二人が食べられそうなレストランを探していた私たちは、案内板の中になんと「ハラール」のマークを見つけたのです。「ハラール」とは「イスラムの掟に受け入れられる」食べ物です。喜んでその店に即決。おそばの「そじ坊」がその店でした。店員さんに聞くと「この春にハラール認証を受けた」ということです。考えてみれば関西空港にこれまでこういうお店がなかったことの方が不思議ですね。


夕方にはフェリーのりばへ。船の中へ私たちも入ってちょっと見学してきました。横になって寝られるしお風呂もあるし、料金は安い し、船の旅も悪くないかもしれません。さて、いよいよふたりは山口県の楠村へ向かいます。楠ではすでに4人のインドネシアスタッフが日本チームとともにプロジェクトを進めています。シンギーさんとユディさんを迎えて楠はますますパワーアップすることでしょう。

カンダンガンのお土産に新発売のコーヒーをいただきました。スンビン山の傾斜を使って15人の農家が 作っているそうです。インドネシアにしては珍しいアラビカ種です。シンギーさんの会社「マグノ」と「パナソニック・インドネシア」と地元農家のコラボレーション事業です。パナソニックはCSRのひとつとして関わっており、コーヒー1つが売れる毎に2ドルがパナソニックからプロジェクトに支払われるそうです。