
今年も箕面で「フェアトレード・デーinみのお」を行います。
5月10日(日)
午前11時頃から午後5時頃まで
阪急箕面駅前
(雨天中止)
箕面と豊中で国際協力活動を行うグループともうひとつは東北支援のグループが出店します。
ひとつずつご紹介しますね。
トゥマイニ・ニュンバーニ(阪大の学生さんグループ。ケニアのHIV感染したシングルマザーたちがつくるサイザル麻バッグやアフリカ雑貨を扱っています)
カルナーの会(タイのチェンマイでストリートチルドレンだった子どもたちが今は「こどもの家」で共同生活をしています。里親となって教育支援をしている方たちが子どもたちが作った手工芸品を販売します)
TIFA(国際交流の会とよなか。ネパールの田舎に住む女性たちの自立を支援しています。ドダウリ村の女性たちが作るキルトは年々品質が向上しています。今回のネパール大地震を受けてさらに支援活動に力が入ります)
ラ・カンビータ(ボリビアの手工芸品。アマゾンの源流近くルレナバケという町で人々が木の実やヤシの葉を使ってつくった素朴で美しい手工芸品です)
アロマセラピーはちどり(イギリスのニールズヤードというフェアトレードアロマを使ったセラピーです)
エスペーロ(ネパール、バングラデシュ、タイ、インドなどの手工芸品、ペルーや東ティモールのコーヒーなどを持っていきます)
わせねでね(3.11以後気仙沼の人々とつながって支援活動を行っています。仮設住宅に住む人たちがつくる和布を使った手芸品を販売します)
10日がお天気になることを祈っています。箕面の山も新緑がほんとうに美しい季節です。どうぞお出かけくださいね。

アマゾン源流の町というのはボリビアのラパスからセスナ機でさらに40分、ルレナバケという町です。菜摘さんはこの町に住んで12年。今ではふたりの子を持つ母です。お連れ合いのウゴさんは工芸品をつくるアーティストです。
ボリビアの自然のすばらしさもさることながら(あのウユニ塩湖はボリビアです)菜摘さんがなぜルレナバケでフェアトレードをやることになったかのいきさつがとても興味深かったです。
大学を卒業して青年海外協力隊として赴任したボリビアのルレナバケ。ミッションは「村落開発」つまり村おこしでした。言葉を習得し人間関係を広げながらバイクで村々を訪ね歩く日々。そんな中で村の女性がヤシの葉や木の実などでつくる手工芸品に目を止めました。女性たちは手工芸品を作りながらもそれを町へ売りに行くという考えはなかったそうです。これがほんとうに町で売れるのか、どうやって町まで行くのか、夫がそんなことは許してくれない・・・などなど。

ミッションをやり終えた感がないまま協力隊員としての2年間が終わった菜摘さんは、いったん日本へ帰国するものの納得がいくまで 関わるためにこんどは個人としてルレナバケへ戻りました。それからは村の女性たちと努力を重ね、ルレナバケに「ラ・カンビータ」という手工芸品の店を開き、ビジネスを広げてきました。最初は自信がなかった村の女性たちも自分たちが作ったものが売れると次第にやる気を見せ、男尊女卑の残る村の中で夫たちから少しづつ認めてもらえるようになったということです。こういったストーリーはネパールやバングラデシュの田舎とよく似ています。外出がままならない女性たちが自立するための手工芸品ですね。
お話のあとでは参加者のみなさんが実際に商品を手にしてお気に入りを買い物していかれました。ボリビアの村で女性たちがつくった手工芸品がそのストーリーとともに日本の人々の手に渡る。それがフェアトレードです。

きょうはちょうどエスペーロ開店5周年の日でもありました。こうやってにぎやかに記念すべきイベントができたことを嬉しく思いました。ここまで応援し支えてくださったみなさまに心よりお礼を申し上げます。

ネパールはフェアトレードのパートナーとして多くの産品を届けてくれている国です。日本のフェアトレード団体はすぐに緊急支援活動を開始しました。募金も呼びかけています。
エスペーロでもささやかながら支援活動をします。きょうから6月いっぱいまで、ネパールからの商品をお買い上げいただくと売上の1割をネパールへの寄付にあてます。取引先のひとつであるシャプラニール=市民による海外協力の会に送ります。シャプラニールではネパール現地に駐在員を置いていますが、幸い駐在員の方は無事で現地から被害状況を送ってこられています。以下を参照してください。
http://www.shaplaneer.org/support/jishin_nepal.php
店内に募金箱も置きますので、どうぞご協力をお願いいたします。

店の前の菜の花が咲き終わったので小さなお花たちに植え替えました。向こう側 の菜の花だけ菜種を取るために残しています。
そして、いよいよ来週29日は小野原のコムカ


29日はエスペーロの5歳の誕生日でもあります。それを知っていつも気にかけてくださっている友人のNさんがお祝いを持ってきてくださいました。いただいたお祝いで当日参加してくださる方への小さなプレゼントを用意することができま した。ありがとうございます。

でも、お祝いは不要ですよ。29日のイベントに参加してくださることが一番のお祝いと思っています。みなさまのお越しをお待ちしています。

フェアトレードチョコレートは写真のトリュフ1箱とハートチョコ1袋を残すのみとなりました。今年は会社の方でも完売が早かったです。昨日今日とチョコレートを買ってくださったお客様は残り少ないのを見てちょっと焦って「全部買ってもいい?」と。また次の10月までフェアトレードチョコレートはお休みです。
29日(水・祝)のフェアトレードイベント『アマゾン源流の町でフェアトレード』もいくつかお問い合わせをいただいて「行くよ」と言ってくださる方が増えています。昨日は掲示板のチラシを見た50代ぐらいの男性がふらりと入ってきて「チケット買いたいです」「いえいえチケットはなくて直接会場へ来てください」と申し上げました。聞くとボリビア大好きフォルクローレ大好きで、お塩はなんと有名なボリビアのウユニ湖の塩を使っているというマニアの方でした。ほかのみなさんもまだまだお越しいただけますので、どうぞ予定をあ

きょうはバランゴンバナナも入荷しました。フィリピンのネグロス島から届いた無農薬のバナナです。「APLA手わたしバナナクラブ」では、 安心でおいしいバナナを私たち消費者だけでなく、福島県にある20の保育園、幼稚園に3.11から4年間届け続けているそうです。それはバナナ募金という募金によって続いているのですが最近は募金額も減っていつまで続けられるかわからないのが現状だそうです。
エスペー


もういらないかと思っていた暖房をつけています。
我が家にホームステイしている留学生のサーラはまだ春休み中なので、ときどきこうやって店に来ては日本語の勉強をしています。「おかあさん、一日中と毎日はどうちがう?」(どうちがう?の部分はまだ英語ですが)と質問したりしながら日々日本語を身につけています。17歳ですから吸収力は抜群です。
そんなときお客さんが入ってきては「どこから来たの?」とか「インドネシア語でこんにちはは何て言うの?」とか聞いてくださるので、生きた日本語の勉強もしています。

きょうはちまちま工房からのお豆腐入荷日でした。入荷日に合わせていつもがんもどきや厚揚げといっしょにコーヒーを買ってくださるTさんが来られました。サーラとの会話のあとに嬉しそうにおっしゃったのが「今度ね、箕面に中村哲さんが来るんですよ」。

そうしているうちにまたサーラからの質問です。「おかあさん、うしにゅうはなにですか?」「うしにゅう?」。
はい、「牛乳」でした。なかなか楽しい日本語の時間です。

ボリビアという国をご存知ですか?南米のブラジルとペルーの間にある国です。首都はラパスですが、そこからさらに飛行機で1時間飛んだルレナバケという町で、箕面出身の河田菜摘さんがフェアトレードの店「ラ・カンビータ」を営んでいます。地元の人々がヤシの葉や木の実などの自然素材を使ってつくるとてもユニークな手工芸品。
菜摘さんは手工芸品の作り手でもあるご主人のウゴさんとともにふたりの子どもを育児中のたいへんバイタリティあふれる(見た目は物静かなのですが)30代女性です。テレビ番組でも数回紹介されたことがあるので観られた方もあるでしょうか。今回、その河田ファミリーの箕面帰省に合わせて、みのおフェアトレードの会「楓」と箕面市国際交流協会とでお話会を企画しました。スライドを交えてボリビアのことを知っていただくよい機会だと思います。
また今回はアンデス音楽(フォルクローレ)のグルーポ・ウヌさん(7名)が友情参加してくれます。ふだんなかなか聴けないアンデスの音楽、ケーナやチャランゴといった珍しい楽器の演奏が聴けますよ。フォルクローレって何?と思われる方は、あの「コンドルは飛んでいく」を思い出していただければいいと思います。少し哀愁を帯びたインカの伝統的な民謡です。
参加ご希望の方は当日直接でもよいのですが、チラシの問い合わせ先(私ですが)にご連絡いただければ、準備の都合上助かります。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。