
ところが、今朝店に着いていつものように見上げてみると、ええっ、巣があるはずのところに何もない!そのまま目を下に下ろすと、なんとゴーヤのプランターの中に3羽のひなが壊れた巣とともにうずくまり、ジージーと鳴いているではありませ んか。カラスでしょうか。それともおとどしの古巣だったので耐久性に問題があったのでしょうか。

3羽のひなたちはとりあえず元気そうです。はて、どうしたものか。そこへHさんとIさんが来られました。3人であれこれ対策を練り、インターネットでも調べ、とにかく人間ではなく親が育てるのがいちばんという結論になりました。でもこの低いところで親が給餌できるかしら?親は心配そうに周りを飛びますが上手に餌をやっているようには見えません。まずは餌をやらなければ、ということになりました。
ちょうどその時にエスペーロの前をY子さんが自転車で通りかかりましたので「お願い、コーナンへ行ってミルワームを買ってきて」と頼みました。すぐにミルワームという蛆虫のような虫とピンセットを買ってきてくれました。ピンセットではさんで口へ持っていくと大きな口をあけて3羽がそれぞれ2匹ずつ食べました。ちょっと安心。
次に気になったのはプランターの地面が暑すぎるということです。それにこの場所では猫や他の鳥に狙われる可能性があります。そこで役に立ったのがエスペーロのテントの中にあるもうひとつの巣です。これはもう何年も前の親つばめが作ったもので、私たちがつけた台の上にありますので崩れる心配がありません。それでこの台付の巣へ移住させることになりました。

親も新しい巣へ餌運びを再開しました。やれやれ。気をもんだけどみなさんの連携プレーでなんとかつばめのひなたちは救出されました。ありがとうございました。あとは巣立ちを楽しみにしています。