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明日6月17日(金)はコブさんのタイ料理。コブさんのタイ料理は定評があっていつも人気です。

みのおフェアトレードの会楓ではこの日のランチにコラボしてタイか らのフェアトレード商品を販売させてもらうことにしました。


そんな中で彼らが作る伝統的なクラフトはどれも素晴らしく、厳しい生活の中で貴重な現金収入となっています。今回はシャンティボランティア協会(SVA)のフェアトレード部門クラフトエイドさんのクラフトと箕面市を中心に北タイのストリートチルドレンを支援するカルナーの会さんのクラフトを販売します。フェアトレードの商品を買うことが彼らの自立を支援することになります。


庭の草刈りとともに転がっていた栗の丸太の片付けです。
細いものは適当な大きさに切って薪用に取っておきますが、太いものは切るのも大変です。それでも男性陣がチェーンソーで頑張って切ってくれて、こんないい椅子になりました。

この庭には古い井戸があって20年前までは使っておられたはずですが、その後長く放置されていまし た。竹の棒を突っ込んで深さを測ってみると4~5mぐらいかな。飲み水には適さなくても、庭の水遣りや洗濯やお風呂には使えそうです。

みんなで井戸を覗き込んで、さてどうしようか、と本物の井戸端会議(!)をしています。そこへいつも的確な助言をくださるご近所のNさんが来られて「ポンブがあるからもってきてあげる」。ポンプの威力はすごいです。どんどん井戸の水を排出してほぼ汲み出しました。ホースの長さが足らなくなったので残りは次回。

母屋の内部は先週の片付けで空っぽになりました。そろそろ工務店さんにバトンタッチできるかな、と思っています。


エスペー

いつも友人の何人かが手伝ってくれてありがたい限りです。フェイスブックを見て来てくださった方もあります。前回からはエスペーロのお客さんだったIさんが手伝ってくださっています。いつも愛犬ビーグルのふうちゃんを連れてきてくれるので作業するみんなの癒しにもなっています。


丸太を置いてその上に板を並べるとちょうどよい台ができました。雨を予防するために下にビニールシートを敷いてその上に家具を運びました。そ の上にもう一枚ビニールシートをかけてひもで固定したらすばらしく予定通りのものができました。予想以上にうまくいってみんな満足。もしかしたら再利用するかもしれない障子、襖、ガラス戸はすべて蔵に 運びました。おかげで家の中はからっぽになりました。


壊したり片付けたりする作業ばかり続くので、何か前向きなことがしたいと思っていたら、前回Kさんが「さつまいもを植えてみよう」と畑になる場所の一部を耕してくれたので、今回はその畝にさつまいもの苗を植えてきました。少しずつハーブの苗なども植えていきたいと思っています。

ザイラー夫妻はドイツ人のエルンストさんと和子さんです。国内はもとより海外での演奏も多く、世界的に有名な演奏家です。ピアノをデュオ(連弾)で弾かれます。私は話には何度も聞いていたり新聞で読んだりしていましたが、実際にかやぶき音楽堂を訪ねるのは初めてのことでした。
プログラムの一番、シューマンの『東洋の絵』の最初のフレーズを聴いたとき、私の心はすでに喜びで震えているようでした。古い茅葺きのお家に響く音がとても優しくて温かくて平和に満ちていたからです。間に挟まれる解説からおふたりの人柄も伝わってきて、私はすっかりファンになりました。
なぜ田舎のかやぶきの家でコンサートなのかというと、おふたりは田舎が好き なのです。自分たちを「タンボニスト」と呼んで、お米作りや野菜作りもします。私たちの先入観からすると、著名な演奏家というものは、とくにピアニストは指が大切ですから、重いものすら持たないのではないかと思ってしまいますが、おふたりは田植えも稲刈りも、この家を作るときの大工仕事さえも楽しんでされたとか。エルンストさんは「音楽は自然の中でこそ」と言われます。「都会のコンクリートの中だけでいいものが生まれてくるはずありません。ピアニストの命は、手や指だけじゃなくて、心なんです。その心を育んでくれるのは豊かな自然です」。

そんなこんなを教

またいつか、お二人の演奏を自然の中で聴いてみたいと思います。

最近、朝とても早く目が覚めることが多いのですが、そんな時朝食までの一杯のチャイがマイ・ブームです。チャイはインドやネパールの人たちが飲むマサラ(生姜、カルダモン、シナモンなどのスパイス)入り紅茶。

濾すのがめんどう、という方には茶葉とマサラを一緒に袋に入れたチャイパックもありますよ。
オーガニックのマサラティー(ネパール) 約20杯分 ¥518
チャイパック(インド) 12杯分 ¥475
紅茶もマサラも有機栽培です。産業がないネパールやインドの農村の人々の貴重な現金収入になっています。在庫がありますので、どうぞお問い合わせくださいね。

今朝フェイスブックで左の講演会の情報を見つけたので、急遽午前中の予定を半分で切り上げて、京都へ行ってきました。
ヨハン・ガルトゥング氏は、日常生活から国際関係まで世界中に存在する紛争をいかにして解決するか、その方法を提唱して「平和学の父」と呼ばれている方です。世界各地で精力的に活動されていますが、すでに85歳というお年。今のうちに直接お話を聴きたい、という思いがありました。
会場の同志社大学へ行ってみるとすでに教室は満杯の人々。ガルトゥング氏は心配したのが失礼なほどお元気で、明快かつ痛烈に今の世界を語られました。戦争は直接的な暴力だが、その背後には欧米中心経済による構造的な暴力がある。そこにメスを入れない限り暴力の連鎖は断ち切れない。ただ暴力を排除していくだけの消極的平和主義ではなく、平和を創り出していくための工夫やアイデアが必要で、それを積極的平和主義と呼ぶ(どこかの首相が言っている積極的平和主義はまちがった使い方)。異なる文化を理解し(英語ではシンパシーではなくエンパシーであると)、対話し、どちらにも分がある解決法を見つける。
たとえば北方領土問題を解決するためには、領土をロシアと日本が共有して、そこから上がる経済利益を3:3:2:2に分配する。ロシア3日本3、2は運営のための費用、あとの2はアイヌに、と言う。韓国・朝鮮であれば、ひとつの国にすることは難しいが、お互いが国境だと主張するラインの内側を共有して、そこから上がる経済利益を折半する。

ガルトゥングさんの話はどこまでも具体的で実際的なのです。東アジア共同体の可能性についても言及されました。先週も中国と韓国を訪問 して要人と会ってこられたそうです。中国は共同体に対して前向きな態度を持っているが日本が関心を示さない。日本はいつでもアメリカの方を向いている。アメリカという国は常に自分が世界一の大国でありたいので、二番目であったロシア、二番目になった中国の台頭が許せない。日本と中国が仲が悪い方がアメリカには好都合で、日本はまんまとその策略にはまっている。
ところで、通訳をされていたのは奥様の西村文子さんでした。奥様というよりも同志という感じで、ガルトゥングさんの発言を補足したりしながらの素晴らしい通訳でした。その中で私が印象に残ったことがあります。オバマ大統領の広島でのスピーチに話が及んだ時、ワルシャワのゲットー跡を訪問した西ドイツのブラント首相は一言も発せずただ跪いた、とガルトゥングさんが言われ、それを文子さんが涙をこらえながら通訳されたことです。非常に冷静で淡々と通訳されていた方でしたので、驚くと同時に熱い心を持った方なのだと、ブラントのエピソードとともに感激した一場面でした。
もっともっと聴衆を引きつけるお話がたくさんあったのですが、うまくここに書けません。たぶんiwj(independent web journal)さんが録画をしていたので、そのうちyoutubeに上がると思います。ぜひ見てください。