

エスペーロ能勢の開店を祝ってくださる方々からのありがたいプレゼント です。呼びかけ人の岡本さんが昨日来店されて直接贈呈してくださいました。何よりのプレゼントを考えついてくださった岡本さん、そして呼びかけに応じて贈ってくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。


もうひとつこの日新しく店内に設置されたものがあります。それはこれ、柱時計です。 友人のEさんからもらい受けた古い掛け時計。「贈クルミヤ書店殿 旺文社」と書かれていますから書店の開店祝いか何かに旺文社から贈られたものではないでしょうか。しばらく眠っていた時計が近所の時計屋さんで修理してもらってエスペーロ店内の柱でまた時を刻み始めました。毎時にボーンボーン、30分ごとにボーンと優しい響きで時を告げてくれます。これからは毎日ネジを巻く仕事がありますね。

今年のテーマは「競創」。競って相手を蹴落とす「競争」ではなくて競って創造する「競創」。効率化優先の第一次近代社会はすでに行き詰まりを見せている。国と国とが競争するのではなく、互いに切磋琢磨して国境を越えた第二次近代社会を創ろうというのが第3世界ショップの考え方なのです。

今回の展示会でも第3世界ショップが協働してビジネスを展開するカンボジア、 フィリピン、台湾からのゲストが来日して学習会が開かれました。
台


第3世界ショップでは1年に何回かアジアで国際会議を行います。現地のメンバーと同じテーブルで社会貢献ビジネスなどについて語り合うの で、スタディツアーではなく国際会議と呼んでいます。インドネシア、カンボジア、ミャンマー、台湾、フィリピンなどです。私は数年前にインドネシア、昨年は台湾の国際会議に参加しました。今回台湾会議の時のメンバーに再会して旧交を温めました。背の高い男性はフィリピンのシャピイという団体のニールさんです。シャピイはニールさんのご両親によって始められました。内戦が続いたミンダナオ島で女性のための仕事作りとしてバナナやコゴンやアバカの材料で紙をすき、押し花をほどこしてカードやカレンダーを作っています。エスペーロでも人気の美しい押し花カードです。
小柄な女性は台湾の地方都市で農業をしながらドキュメンタリーフィルムをつくっている陳さん。大企業に勤めていたのをやめて農薬を使わないでお米や豆を作っています。
写真には写っていませんが、カンボジアからのデンくんは若いながらもカンボジアでのカシューナッツづくりの中心メンバーです。特産のカシューナッツをそのまま売るだけではなくカシューナッツバターに商品化して売り出そうとしています。
彼らに共通するキーワードは「地方」です。都会ではなく地方で何かを起業していく。それはエスペーロがある能勢にも通じます。何もない田舎と言われてきた地域に実は可能性があることを彼らは教えてくれます。

そんなこんなで、楽しく美味しく実のある展示会でした。写真を撮り忘れましたが、おなじみ山羊革のペンケースや財布、ミラー刺繍のバッグやポーチなど、たくさん仕入れましたのでどうぞお楽しみに。


ところで、エスペーロ能勢に来られる方々をいつも迷わせているアクセスの 道路ですが、このたび手作りのサインボードを出しました。地黄郵便局から100m北へ行ったところにY字の分岐点があって左の細い道を下りてほしいのですが、ほとんどの人が右の道なりに行って通り過ぎてしまうのです。Y字のところに設置したサインボードに気がついてもらえればよいのですが。ノボリを立てたら、とアドバイスしてくださる方もあるのですが、どうもノボリは風景に似合わないと思って気が進まないのです。

きょうは暖かい一日でした。とても嬉しいお客様がありました。この家にかつて住んでおられたSさんのファミリーが訪問してくださったのです。自分がかつて住んだ家がリフォームされて別の家になっているのはどんなに興味深いことでしょう。別の家といってもあちこちに面影が残っていますから、ほんとうになつかしそうに見てくださいました。和室はほとんどそのままに残っていますし、台所の窓もそのままです。屋根裏へ上るために立てかけてあったはしごや土蔵にあった長持ちやタンスがディスプレイになっているのにも気がついてくださいました。土蔵や庭も散歩されて、栗の木や竹林の手入れについても教えてくださいました。あらためて前の家主さんからこの家をバトンタッチできた気持ちです。

庭の梅の花も開き、あちこちに元気なりゅうきんかが黄色い花を咲かせています。そういえばきょうこの春初めてのうぐいすの声を聞きました。 一回だけ。それもあのホーホケキョとはちょっと違うような。きょうご来店くださったOさんによると「まだ鳴き方


インドネシアの炒飯、ナシゴレン。インドネシア語でナシはご飯、ゴレンは揚げる炒める、の意味です。つまり炒めたご飯。
少しだけスパイシーな炒飯です。具はチキンと野菜とテンペも少々。ナシゴレンに必ず付くのが目玉焼きとえびせんとトマトときゅうりです。
無農薬栽培の10種の野菜サラダと春の香りがする菜の花のおひたしがつきます。
スープはやはりインドネシアのソト・アヤム。ソトはスープ、アヤムはチキンの意味です。つまりチキンスープ。
ランチは800円でドリンクをつけると1000円です。どうぞめしあがれ。

エスペーロ能勢には屋根裏があります。古い日本の農家がよくそうであるように、蚕小屋や物置に使われていた屋根裏です。
その屋根裏で映画会を行います。
明日はあの3月11日から丸6年。家族、友人、家、仕事・・・大切なものを失って今も苦悩の中にある人々は多いです。また原発事故の放射能でふるさとを追われた人々もたくさんいます。
震災の時、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズも大きな被害を受けました。活動の場をなくしたフラガールたちは全国行脚の旅に出ます。「涙ではなく笑顔を選んだ」フラガールたちの感動のドキュメンタリーです。

屋根裏の準備もできました。明日は第一回ですが、これからも時々よい作品を 選んでこの場所で映画会を企画していきたいと思っています。
どうぞお気軽に足を運んでください。

きょう「エスペーロからのおしらせです」メールをBCCで多くの方にお送りいたしました。通常BCCメールにはあまりお返事をいただかないのですが、きょうは3名の方からお返事をいただきました。
そのうちの1通は80代のご夫婦からのものでした。旧エスペーロの近所にお宅があって、よくお買い物に来てくださっていましたが、能勢に移ってからは遠くてご来店が叶わないでいます。
私はそのTさんご夫婦からのメールに感激しました。そのメールにはこのように書いてありました。
「一度お邪魔しようとは話し合っていますが、なにしろ能勢口から妙見口まで行って地黄まで循環バスで行くとなると少々腰が重くなります。そのうち暖かくなったらぜひ参上します。それまでオリーブオイル大一瓶置いといてください。何とか頂きに参上しようと気合が入りますので、ぜひ置いといてください」
とくに最後の一節にほろりときてしまいました。時間と労力をかけて能勢のエスペーロまで来てくださるというそのお気持ちがとても嬉しかったのです。それで、箕面方面からは電車ではなく阪急バスを1回乗り継ぐだけでエスペーロまで来る方法があることをメールでお知らせしました。
それはこのようなルートです。行きも帰りも一日一便だけです。乗り換えは森町地区センターで1回だけです。
(行き)
千里中央 12:30(土日は12:27)
白島 12:39(土日は12:36)
箕面森町地区センター 12:57
地黄局前 13:20
(帰り)
地黄局前 16:12
箕面森町地区センター 16:42
千里中央方面からお越しの方はこのバス便が便利かと思います。千里中央からエスペーロまで1時間かからないで来ることができます。どうぞご検討ください。

「こんな美味しいオリーブオイルははじめて」という方や「からだによいオリーブオイルに変えます」というお客様も。
美味しさの秘密は「100%天然果汁」にあります。農薬も化学肥料も使わずひと粒ひと粒手で摘まれたオリーブを低温圧搾しています。
パレスチナ北部のガリラヤ地方は1948年からイスラエル領となり、土地を奪われたパレスチナの人々はイスラエルからの不当な圧迫を受ける中で、先祖代々のオリーブ畑に希望をつないできました。このオリーブオイルは「ガリラヤのシンディアナ」というフェアトレード団体からやってきます。オリーブを摘んで絞って瓶詰めする仕事はパレスチナの女性たちの大切な仕事になっているのです。詳しくはこちらをご覧下さい。www.paleoli.org.
店主の私ももちろん愛用しています。毎朝パンをこのオリーブオイルに浸して食べています。サラダにもぴったりです。野菜に塩を振ってオリーブオイルを回しかけるだけで美味しいサラダになりますよ。
ここでお得なお知らせです。パレスチナオリーブさんのオリーブオイルを3月いっぱい20%offでご提供します。500cc(大)は2268円→1814円、250cc(小)は1404円→1123円です。賞味期限は2017年12月31日。いつもご愛用の方も初めての方も、どうぞこのお得なキャンペーンをご利用ください。

そんな中、3.11には何か福島の人たちに寄り添えるイベントをやりたいと思っていましたが、こんなビデオ上映会はどうでしょうか。
映画『フラガール』をご覧になった方は多いかと思います。『がんばっぺフラガール』はそのモデルになったスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のフラガールたちの震災後を追ったドキュメンタリーです。
→チラシはこちら
直前のご案内になりましたが少人数でも行いますので、どうぞお気軽にお申し込みください。
『がんばっぺフラガール』上映会
日時: 2017年3月11日(土)14時~
(上映時間は102分。14時~閉店まで貸切となります)
場所: エスペーロ能勢屋根裏
参加費: 400円(ワンドリンク制)
お申し込み: 電話 080-3764-7905
メール info@espero-osaka.com
フェイスブック @fairtradeespero のメッセージ

フィリピンでサトウキビを絞って煮て昔ながらの製法で作られています。精製漂白されていないので本来の栄養と味わいを残した黒砂糖です。現地でマスコバド糖を作っているオルタートレード社は、フィリピン国内の5000名の農民と連携して「民衆交易」を行っています。
(マスコバド糖 500g ¥389)


スパイスもフェアトレードです。スリランカからのシナモンパウダーとジンジャーパウダー。エスペーロのカフェのりんごタルトにはこのシナモンパウダーが欠かせません。
ジンジャーパウダーは「あ、しょうががない」という時のお料理にも役立ちますし、コーヒーや紅茶にいれるとジンジャーコーヒー、ジンジャーティーが楽しめます。しょうがは体を温める作用があるそうです。
(シナモンパウダー、ジンジャーパウダー 各30g ¥410)

(ルイボスティー 25ティーバッグ ¥648)

エスペーロではジャムが久々の登場です。このジャムは砂糖がフェアトレードです。マラウィ(アフリカ南東部にある国・・・エスペーロ店内に世界 地図を貼りましたのでわからない国は調べてくださいね)の砂糖を使って愛知県の工場で作っています。
(いちご、マーマレード、ブルーベリー 各160g ¥518)

最後にカフェでお出ししているコーヒーのご紹介です。フィリピンで栽培されているシサムコーヒーとネパールで栽培されているエベレストコーヒーがあります。 どちらも焙煎したてをエスペーロに送ってもらっています。エスペーロではその日の朝にミルで挽きますので、香り高い新鮮なコーヒを味わっていただけます。店内ではパッケージになったものを

それぞれのコーヒー情報はこちらから詳しくご覧になれます。
シサムコーヒー store.sisam.jp
エベレストコーヒー everest cofee.jp