
「憲法カフェ」は若手弁護士が市民にわかりやすく憲法の話をしてくださる「場」です。なぜ今憲法か?それは戦後70年間日本の平和を守ってきた憲法9条を初めとする日本の憲法が自民党政府の暴走によって危険な憲法に変えられようとしているからです。
現状を見るに見かねた全国の若い弁護士さんたちが「あすわか」(「明日の自由を守る若手弁護士の会」)を立ち上げて、ほぼ手弁当で憲法を語る「場」に出向いておられます。
この日、前半は先月エスペーロ能勢でミニライブをしてくださった長野たかしさん(元五つの赤い風船メンバー)とお連れ合いの森川あやこさんの歌でした。「血塗られた鳩」「私が私であるために」などいずれも平和を願う歌やトークに会場は盛り上がりました。

後半は「あすわか」の遠地靖志弁護士が、憲法改正や緊 急事態条項はほんとうに必要なのかということについてわかりやすく話してくださいました。中でも私が一番心に残ったのは憲法97条の文言でした。
<憲法97条>この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に耐え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
つまり憲法の究極の目的は「人権保障」なのですね。
この日は28名の方々がライブを楽しみ憲法の話を聞いてくださいました。和室の襖を取り外すと店全体がひとつの広い空間になり、よい感じでした。心配した駐車場は15台停めることができてなんとかなりました。
カフェではフェアトレードのコーヒーや紅茶とフェアトレードのオーガニックバナナで作ったケーキを召し上がっていただきました。
政治の話は日常の話題として避けられることが多いですね。めんどうくさい、毎日が忙しい、違う意見の人と話したくない・・・でも、今はそんなことを言っている場合ではないようです。もっと気軽に、昨夜のテレビドラマや阪神戦の話をするように、政治の話ができたらよいなと思います。
憲法カフェ主催者のみなさん、長野さんご夫妻、遠地弁護士さん、ありがとうございました。