
この日はシサムコーヒーの生産者NGOさんが来られるというので、シサムさんのお誘いを受けて京都までお話を聴きに行ってきました。
ペルーやブラジルなどと比べてコーヒー生産国としてはあまり有名ではないフィリピンですが、ルソン島の高地とミンダナオ島の高地の2か所でよいコーヒーが採れるそうです。シサムコーヒーはルソン島北部のコーディリエラ地方でつくられています。
お話してくださったのはCGN(コーディリエラ・グリーン・ネットワーク)代表の反町眞理子さん。この方がおもしろいのです。おもしろいという言葉が失礼なら魅力的な方でした。バブル時代の東京でライター、放送作家などバリバリのキャリアウーマンだった反町さんは、フィリピン人との結婚をきっかけにルソン島バギオに住むようになります。自然が豊かで人々がゆったりと生きているバギオで「今までの東京でのあの忙しいい生活は何だったのだろう」と思ったそうです。
しかし、豊かと思ったフィリピンの農村にも問題がありまし

反町さんは「私のところはフィリピンのNGOなので日本人は私ひとり。NGOによくある<よいことをやっている感>はま~ったくなくて、子どもや孫に持続可能な環境と暮らしを残したいだけ」と言われていました。反町さんはすでに半分(それ以上に?)フィリピン人のようでした。現地ではゲストハウスもあってスタディツアーなどもされているようです。ざっくばらんでおもしろい反町さんのいるコーディリエラに行ってみたくなりました。
これからシサムコーヒーを飲む時にはいつも反町さんの明るい笑顔とコーディリエラの生産者の人々を思い浮かべることでしょう。