

シャンソンはふだんなかなか聴く機会がありませんが、こんなにも味わい深いものだと知りまし た。人生を歌う、というか語る、という感じを受けました。若い人ではなく長く人生を歩いてきた人の歌ではないかと思いました。高野さんは詩人であり、歌われた曲のほとんどが彼自身の訳詩あるいは作詞によるものです。高野さん自身の人生が滲みだしているような感動を受けました。
この日のプログラムは1.詩人の魂 2.ピカルディのバラ 3.クレマンティーヌ 4.二人、星の上に 5.ふるさとの山 6.もう遅すぎる (ティータイムをはさんで) 7.今頃、ぼくに弟がいたなんて 8.涙 9.老夫婦 10.二匹のカタツムリがお葬式に出かけました 11.手回しオルガン
ピアノの加納美枝子さんは、ふだんは合唱の伴奏などをされていますが、シャンソンも勉強したいとこころよく引き受けてくださり、わずか2回の合わせで難しいシャンソンの伴奏をこなしてくださいました。


今回の素敵な写真のフライヤーとプログラムは友人の椿原ヨシハルさんから高野さんへのプレゼントでした(このブログの写真も椿原さんからお借りしました)。最後の花束は友人一同からです。エスペーロ能勢が提供したケーキセットは600円ですから終わってみると8800円の剰余金が残りました。お二人に、と思っていましたが、お二人がエスペーロで使ってほしいと言ってくださいましたので、店主の一存で次の団体へ寄付することに決めました。
現在ミャンマーを追われてバングラデシュへ流入している難民は数十万人にものぼり大変悲惨な状況になっています。エスペーロと取引のある 「シャプラニール=市民による海外協力の会」が支援を呼びかけていますので、そちらへ寄付したいと思います。皆様にこの場をお借りしてご報告申し上げます。
高野日出夫シャンソンライヴにお越しくださいましたみなさまにあらためてお礼を申し上げます。