


郵便受けにパトロールカードが入っていました。豊能警察の方が夜中でもパトロールをしてくださってありがたいことです。カードにはいつも「お元気ですか?」というようなひとことが添えられていて、きょうは「Merry Christmas!」でした。なんだかふっとほおがゆるむ暖かいひとことです。
夕方近くに雑誌の取材を受けました。『CYCLE SPORTS』



英語の「コスト」には「費用、経費」の他に「犠牲、代償」の 意味があります。この映画は、私たちが毎日着ている服がアジアの国々で作られる中で、生産者たちが実際に払っている代償の現実を取材しています。
「安ければよい」とする先進国の消費者は、安い服が作られる過程で、生産者の過酷な労働や健康被害や低賃金による生活苦があることを、どれだけ知っているでしょうか。
映画を観たあとにはこたつを囲んでみんなで映画の感想を話し合いました。「まず知らなければ」「いつも買っているユニクロはどうなのかな?」「エシカルな生産工程が確認できるなら、少しぐらい高くてもそちらを買う」などなど。
エスペーロ能勢では来年も毎月定期的に映画会を開催する予定です。予告しておきますと、1月は27日(土)と28日(日)に『バレンタイン一揆』(2012年日本)を上映いたします。チョコレートが飛び交う2月14日を前にチョコレートの原料であるカカオ農場に思いをはせてみませんか。
エスペーロ能勢にクリスマスのお客様がやってきてくださいました。12人のライダーズ。少し前にランチのご予約をいただいていて、当日待っていましたら、お昼前に到着されたみなさんを見てびっくり!サンタありトナカイありスノーマンあり。もう楽しくて嬉しくて一気にクリスマスモードになりました。ランチのあとくつろがれてまた一列で出発。道行くひとたちも楽しませてくれたことでしょう。エスペーロ能勢にクリスマスを運んでくださってありがとうございました!


ケニアでは国土の5%のスラムに人口の60%の人々が住んでいて、その多くは1日1ドル以下(貧困ライン)で暮らす貧困層であること。貧困は連鎖して貧しい親の子どもはなかなか貧困から抜けられない。学校へ行くこともままならない。
それでも「学校へ行くこと」が彼らの最大の希望であると言われます。子どもたちは学校が大好き。勉強できることがうれしい。
チルドレンズ・ホームで暮らすのは孤児やストリートチルドレンだった子どもたちですが、スライドで見た子どもたちの顔はキラキラと輝いていてかわいいです。勉強の機会を得るとぐんぐん成長する子どももいて、国内弁論大会で2位に輝いたシナイくんの話をする時の照本さんの表情は嬉しく誇らしく愛情あふれた母親の顔でした。
数あるエピソードの中で二つのトイレの話は興味深かったです。ひとつは国際NGOが作ったコンクリートのトイレ。最初のうちはよかったけれどもだれも使いっぱなしで掃除をしないので汚れて誰も使わなくなった。もう一つ以前からあるトイレはわずかの金額で有料にして青年たちが交代で掃除をする。だれもがきれいなトイレが使いたいから有料でもこちらを使う。そこではビジネスが成立しているわけです。お仕着せの援助ではなくビジネスとして自立していく方が残っていく例です。
かわいそうだから何かをしてあげるのではない。自分が子どもたちから元気をもらっている。ご苦労はたくさんあると思うのですが、とても楽しそうにお話される菊本さんです。

寄付をもらうばかりでは自立できない。自分たちで何かを生み出す、というのでスラムのシングルマザーたちが作り始めたフェル トアニマルはエスペーロ能勢にも置いています。愛らしいだけでなくクオリティも高いクラフトです。きょうもゴリラとカメレオンがもらわれていきました。
30年間現地で子どもたちやシングルマザーとともに生きてこられた菊本さんは、草の根で平和を実践されている方と言えます。やはり私が尊敬するアフガニスタンの中村哲さんと同じだなと思いました。今日聞いた子どもたちのエピソードはどれも心打たれるものでした。さらにホームのことを知りたい方は菊本さんのブログをのぞいてみてください。https://ameblo.jp/scckenya/



夏は開け放している障子を今は閉めています。この障子は実は雪見障子でガラスの部分に障子がスライドして下げられるようになっています。外の風景が見られなくなるのと少し暗くなるのが残念ですが、障子を下ろすことで少しでも寒気を防ぐようにしています。
今月から入れているこたつは人気です。予約をいただくときに「こたつで~」と言われる方もあります。田舎のおばあちゃん家の居間にいる気分になれるそうです。
店を開くときに「どんな店?」と聞かれて「お家に遊びに来てもらうような感じの店」と答えていましたが、少しずつそんな雰囲 気になってきているのが嬉しいです。

地元の方々のご利用も増えてきました。昨日は地元の俳句グループさんが句会にご利用くださいました。大テーブルのスペースも襖を閉めてついたてを立てれば個室のような感じになります。また襖を閉めることで暖気が拡散しないことも発見しました。
このあと忘年会や新年会のご利用もご予約いただいています。特別なメニューはありませんが、ゆっくりとお過ごしいただけると思います。1,2月は土曜日日曜日だけの営業になりますが、グループでご利用の場合はご相談ください。

今年は秋にカメムシがとても多かったので、根拠のほどはわかりませんが、冬が寒いと言われています。


エスペーロ能勢は薪ストーブに加えて昨日こたつが入りました。いちばん最初に こたつをご利用くださったのは地元のママと来年小学校へ入学の息子さん。こたつで仲良くケーキ セットを楽しまれました。

来週の日曜日はこの部屋で「世界のおはなしを聞こう@エスペーロ能勢」を開催し ます。ケニアで長年孤児院を運営してこられた菊本照子さんにお話を伺います。こたつを囲んで、お茶を飲みながら、遠い国のお話を聞きませんか。きょうさっそく大阪大院生さんから参加申し込みをいただきました。まだまだ受け付けていますよ。
来週の日曜日、ケニアからのお客様をお迎えします。エスペーロ能勢のこたつで暖まりながら遠い国のお話を聴きませんか。


12月の屋根裏シアターはフェアトレードショップの1年を締めくくるにふさわしい映画を選びました。『ザ・トゥルー・コスト』です。2015年アメリカ映画。私たちが着る服はどこで誰がどのようにして作っているのだろうか。町には安すぎる服も出回っているが、誰かの犠牲の上に作られてはいないだろうか。そういうことを考えるきっかけになるとよいと思います。今回は「あしたのくらしとよなか種まきシアター」さんとのコラボ企画です、23日と24日の2日行いますのでご都合がよい方にご参加ください。上映後お茶を飲みながら感想などを語り合う場ができたら嬉しいです。お申し込みをお待ちしております。

日本では海外ほどカードを送る習慣がありませんが、高価なプレゼントでなくてもカードにメッセージをそえていただくだけで嬉しいものです。メールやラインで瞬時に遠くの人ともつながることができる時代だからこそ、手で書いて切手を貼ってポストに投函されたカードがよけいに嬉しいのかもしれません。
今はクリスマスカ
