

英語の「コスト」には「費用、経費」の他に「犠牲、代償」の 意味があります。この映画は、私たちが毎日着ている服がアジアの国々で作られる中で、生産者たちが実際に払っている代償の現実を取材しています。
「安ければよい」とする先進国の消費者は、安い服が作られる過程で、生産者の過酷な労働や健康被害や低賃金による生活苦があることを、どれだけ知っているでしょうか。
映画を観たあとにはこたつを囲んでみんなで映画の感想を話し合いました。「まず知らなければ」「いつも買っているユニクロはどうなのかな?」「エシカルな生産工程が確認できるなら、少しぐらい高くてもそちらを買う」などなど。
エスペーロ能勢では来年も毎月定期的に映画会を開催する予定です。予告しておきますと、1月は27日(土)と28日(日)に『バレンタイン一揆』(2012年日本)を上映いたします。チョコレートが飛び交う2月14日を前にチョコレートの原料であるカカオ農場に思いをはせてみませんか。