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1月20日&21日 フィリピン報告とコーヒーワークショップ
2018/01/22(Mon) | イベント | page top↑
20180120ランチ週末は2日続けて「フィリピン報告会とコーヒーワークショップ」を行いました。2日を通して20名のお客様にお話を聞いていただきました。

まずはエスペーロランチでお腹を満たしていただきます。

フィリピンの話
1月2日から7日までのフィリピン・コーヒー・スタディツアーについて、スライドで見てもらいながらお話をしました。金鉱が廃坑 になり、大水害にも見舞われたコロス地区がコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の支援でコーヒー栽培に切り替えていく様子について、また実際に体験したコーヒーの収穫、果肉除去、脱穀、粉砕などの手間な作業についても知ってもらいました。その様子はhttp://espero0osaka.blog118.fc2.com/blog-entry-1220.html

お話会 ルソン島北部山岳地帯は先住民族が多く長い間自然と調和して暮らしてきましたが、グローバル経済の波で近年大きく生活が変わってきました。森林伐採、鉱山開発などで環境が大きく壊されています。その鉱山も金が取れなくなるとさっさと撤退してしまうので、残された住民は仕事を失ってまた農業に戻ります。その農業も焼き畑農業が多かったので森林の減少が進み、しかも野菜の単一栽培はいったん病気が発生すると全滅の危機に瀕します。追い打ちをかけるように2009年の大水害に見舞われ、その後CGNが現地に入ってコーヒー栽培を指導するようになりました。森を伐らない森林農法でコーヒーを育てます。

お話会のあとはコーヒーワークショップです。
準備万端
道具も揃えて準備万端。木のすり鉢とすりこぎはバギオのパブリック・マーケットで買ってきました。


煎る まずCGNから買ってきたコーヒーの生豆(グリーン・ビーンズと呼ばれます)を「煎り上手」というコーヒー焙煎器で煎ります。浅入り、中入り、深入りと色で見分けながら好みの煎り方を選びます。浅入りは酸味があり深入りは苦みがあることがわかります。



チャフを吹き飛ばす
煎った豆にはチャフという薄い皮が混ざっていますのでうちわで扇ぎながら飛ばします。どこまでも手作業です(笑)



すりつぶす
次にすり鉢ですりつぶします。電動ミルでやってしまえばすぐにできることですが、手で摺ると力が要り ますし均等に擦ることが難しいです。でもコーヒーの香りを味わいながらゴリゴリすりつぶすのは、なかなか楽しい作業です。



淹れる


煎りたて挽きたての粉にお湯を注ぐと、ふっくらと盛り上がっていかにも美味しそうです。




わいわい みんなでわいわい言いながらの楽しいワークショップでした。「コーヒーの生豆を初めて見た」「たいへんな手作業ですね」「自分で淹れたコーヒーは美味しかった」などの感想をいただきました。

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。



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