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自然の中で見る雪はとても美しいです。まるで誕生日を祝ってくれているようで した。

屋根裏シアターのおもしろいところは、上映後みんなでお茶を飲みながらあれこれ感想を話し合うところです。『おクジラさま』は争点満載で、きのうもきょうも時間をオーバーしておしゃべりが続いていました。

明日から3年目。いつまで続けられるかわからないけど、一日一日自然を愛でながらお客様と語らいながら楽しく過ごしていきたいと思っています。
3年目の抱負はもっとフェアトレード商品を売ること!売ってこそ生産者に貢献できます。売ってこそフェアトレードショップの意義があります。
2月末まで衣料品が30%オフです。きょうはすてきなパンツとジャンパースカートがお客様のところへ旅立ちました。試着もできますので、どうぞ遠慮なく着てみてくださいね。
それでは3年目もどうぞよろしくお願い申し上げます。

サンプルを見るだけではなくスタッフさんが解説付きのファッションショーをしてくれます。これはとても参考になります。スタッフさんたちはみなさんすてきなモデルさんです。プロのモデルさんでない方がかえって親近感が湧きますね。シサムのスタッフさんはみんな若くてフレンドリーで、なにより意欲にあふれていていつも感心します。
自分で着てみることもできます。シサムの洋服はゆったりとして着やすく、いろいろな体型に対応できます。SMLサイズを取りそろえなくてよいのは小売店にとってもありがたいです。

雑貨も楽しいものばかり。なまけものくんを5匹連れて帰りました。このフェルトバッグは刺繍がほんとうに美しい。

インドのカンタショールはいつも選ぶのを迷います。洋服と同じ値段するけど、洋服と同じ存在感があるショールです。
展示会のあとにはフェアトレードショップリスト(FTSL)さんのフェアトレード交流会があります。その間に少し時間があったので会場を出て近くを散歩をしてきました。というのも、私は50年前(!)京都で大学生をしていて、会場近くの寺町二条に下宿していたからです。50年もたつというのに、通りの家々の門構えはほとんど変わらず、あの頃あった五色豆の店、三月書房、書道の古梅園、お茶の一保堂などはそのままに(代替わりはしているでしょうが)残っているのが感動です。下宿があったところはギャラリーになっていました。ノスタルジック散歩が終わって会場にもどると、シサム工房の代表である水野さん自らがおいしいシサムコーヒーを入れてくださいました。美味しかった。
閑話休題。さて、今回の交流会ではフェアトレードショップとして何かしゃべって、ということで、私がお話させてもらいました。なぜフェアトレードショップを始めたのか、今ショップ経営をしながら思っていることなど。みなさん一生懸命耳を傾けてくださって、中にはなぜか涙ぐんでくださる方もあって、思いが伝わったかなあとほっとしました。
さて、これから予約商品選びです。楽しいけれども悩ましい。限られた予算の中でもっともよい選択をしたいと思います。

というわけで、遅ればせながら『おクジラさま』のご案内です。先日試写してみました。捕鯨か反捕鯨かについては、私自身も「どう考えたらいいんだろう~」とはっきりした意見が持てないでいましたので興味深く観ました。どちらが正しい、という映画ではなくて、双方の思いや活動の様子をていねいに紹介しています。観た後、私は私なりの意見が持てました。みなさんはどう思われるでしょうか?
日時:1月26日(土)13:30~15:30
1月27日(日)13:30~15:30
場所:エスペーロ能勢屋根裏
参加費:一般 1000円(1ドリンク付)
高校生以下 500円(1ドリンク付)
お申込みをお待ちしております。

1月27日でエスペーロ能勢は2周年を迎えます。これを記念して、また在庫整理のため、1月26日の営業日から2月いっぱい衣料品30%オフSaleを行います。この機会にぜひすてきなフェアトレードの洋服をゲットしてください(帽子や手袋、雑貨などの小物はのぞきます)。
11日(月・祝)には編み物のワークショップを行います。かぎ針を使ってフェアトレードのヘンプ糸でコースターを2枚ぐらい編めたらよいなあと思っています。こたつを囲んで(座椅子もあります)おしゃべりしながらのんびり編み物を楽しみませんか?詳細はまた後日。

チョコレートの原料であるカカオ豆はボリビアやペルーで作られています。カカオだけの単一栽培ではなく、様々な果樹とともに育てるアグロフォレストリー(森林農法)によって、より自然の生態系に近い栽培をしていますので、自然環境を壊すことがありません。
かつては悪質な仲買人によって買いたたかれていたカカオ豆も、今は農家の人々が組合を作って協同経営することで、労働に見合った収入を得られるようになっています。
ガーナなどのカカオ農園で問題となっている児童労働もありません。大人にちゃんとした収入があれば子どもは児童労働に駆り出されることなく学校へ行くことができます。
フェアトレードチョコレートが美味しいのはカカオバターをふんだんに使っていることや乳化剤を加えずに長時間のコンチング(練り)でなめらかさを出していることがその理由です。砂糖やナッツやスパイスなどの原料もフェアトレードによるものです。
エスペーロ能勢は今週金曜日「みのおフェアトレードの会楓」とともにチョコレートの出張販売をいたします。
日時:1月25日(金)12時~15時ごろ
場所:箕面市国際交流協会コムカフェ前
(箕面市小野原西5-2-36 多文化交流センター内)
この日のコムカフェランチは韓国料理です。私たちもランチをしてから販売したいと思います。
みなさまのお越しをお待ちしております。

愛らしいアニマルたちはケニアからやってきます。ケニアで菊本照子さんが代表を務めるSave the Children Center(SSC)では、マトマイニ・チルトレンズ・ホームという孤児院の運営や有機農業の他に陶芸、織り、工芸などの職業訓練を行っています。孤児やストリートチルドレン、シングルマザーなどが自立して生きていけるための活動であり、その一つとして作られているのがこのフェルトアニマルたちなのです。
http://www.geocities.jp/scckenya/scchome.html
アニマルたちはほんとうにかわいくて愛嬌があります。ひとりでもかわいいしファミリーで集めても楽しい。年男(女)のイボイノシシの姿もありますよ。
菊本照子さんには2017年12月にエスペーロ能勢でお話会をしていただいたことがあります。孤児院の子どもたちやスラムの女性たちの話をされる菊本さんの顔や声が生き生きしていたのを思い出します。
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ケニアのシングルマザーの人たちが作ったアニマルには、タグの一つひとつに作った女性の名前がついています。自分が作ったアニマルが世界中で愛されることで、彼女たちは経済的にも精神的にも自信を持って生きてゆけるのです。

「みのおフェアトレードの会楓」のメンバーである三浦さんと江口さんも一緒に行きました。場所は小学校横のコミュニティセンター調理室です。

どのメニューにもフェアトレードの食材が使われています。たとえば1は「カレーの壺」2はドライマンゴーとカシューナッツ、3はオリーブオイル、4はココナツミルク、5はバナナと砂糖とコーヒーです。


フェアトレーダーとしては、きょうのようにフェアトレードを人々に伝えていくことも大切な仕事だと思っています。フェアトレー ドの市場規模はまだまだで世界中でやっと1兆円を超えたところだそうですが、今確実に社会は変わってきていて、日本でも大企業がフェアトレードに取り組み始めているという記事が15日の日経夕刊のトップに出ていました。儲けることだけを考えるのではなくて、社会的責任を意識した仕事をしていこうという動きです。フェアトレードはこれまで草の根的なイメージが強くそのためあまり知られていなかったわけですが、大企業が売名行為ではなく本気で取り組んでくれると、消費者の意識もすこしずつ変わってくると思います。企業のこれからに期待ですね。

庭の梅もほんのり紅くほころんできました。これからは春を待つばかりですね。
能勢は朝晩とても冷え込むのですが、その分昼間のおひさまが暖かく心地よく感じられます。店内では薪ストーブとこたつで暖を取ってください。
それでは、あらためまして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末にネパールを旅行しました。友人に誘われての観光旅行だったのですが、ポカラという都市にフェアトレード団体WSDO(Women's Skills Development Organization)があることを知っていたので、この機会にぜひ訪れたいと思い、グループとは別行動でバスのドライバーさんに連れて行ってもらいました。
この日私が持っていたバッグも実はWSDOから来たものです。ザクロで染めた色も手織り感もとても気にいっています。

工房を見学させてくださいとお願いすると、若い女性スタッフが親切に案内してくれました。まず糸を大きな甕で染 色します。燃料は薪でした。

部屋の中では何人かの女性が床に座って布を織っていました。カラフル



最後に検品です。ここで検品しているポーチはエスペーロ能勢にもあります。そうか、こうやって日本に送られてくるのね、と納得 の流れ作業でした。
WSDOは1975年の創設以来、貧しい、障害のある、離婚した、あるいはカーストで虐げられている女性たちに仕事の機会を与えてきました。現在ネパール国内で500~600名の女性を雇用しています。自然素材を使った美しい手織りのバッグやポーチはフェアトレード団体を通じて世界の人々の手に渡ります。
エスペーロ能勢にあるバッグや雑貨の制作現場を見ることができて、今回の旅がより意義深いものになりました。