
医療を専門にする人道援助団体として国境なき医師団は、いまも世界で活動中です。人々の命が危機にさらされているところ、特にほかからの支援がないところは、どこにでもかけつけます(パンフレットより)
国境なき医師団のチームでは、医師や看護師、助産師、薬剤師などのほかに、スタッフや資金を管理するアドミニストレーターや物資の手配から診療所やトイレの建設までするロジスティシャンと呼ばれる専門家たちが活動しています。
どんな地域で活動しているか。
たとえば、難民キャンプで。



貧困や飢餓で子どもたちの命が危機にさらされている地域でも。この「命のうでわ」は子どもたちの上腕部に巻きつけて子どもたち の栄養状態を判別します。UNICEFのテレビ広告で見られたことがあると思います。赤色は重度の栄養失調で命が危険な状態を示しています。
一日あれば地球の裏側まで行けるほどに世界は狭くなりました。しかし、世界各地には生きるか死ぬかの瀬戸際にいる人々がたくさんいて、そこで彼らを助けるために国境なき医師団のような人々が奔走しているという現実を、私たちはもっと知らなければならないと思います。とりわけこれから社会に船出していく若い人たちに知ってほしいなと思います。
