
マトマイニ・チルドレンズ・ホームはケニアのナイロビにある孤児院です。マトマイニはスワヒリ語で「希望」を意味します。
https://scckenya.xsrv.jp/
ホームページの写真の中、子どもたちに囲まれた笑顔の日本人女性が菊本照子さん。もう30年以上、この地で孤児院を運営し、シングルマザーに職業訓練を行ってきた方です。
様々な職業訓練はうまく行ったり行かなかったり。そんな中でこのフェルトアニマルは大ヒットとなりました。日本ばかりでなく欧米でもファンが増えているそうです。手に取っていただくとわかるように、とても愛らしいのです。キリン、イボイノシシ、ゴリラ、プーマ、カメ、水牛、ライオン、カメレオン、などなど。ひとつひとつにそれを作った女性のサインが付いています。
菊本さんは帰国のたびに全国を回ってホームの話、子どもたちの成長の話、そしてアニマル作成の話などをされます。そのお話からは菊本さんのまっすぐな意志を感じます。子どもたちの成長が大きく菊本さんを支えていることがわかります。2年前にはエスペーロ能勢でもお話をしていただきましたが、昨年は11月のお話会に参加させてもらいました。近年のケニアは日本以上に気候変動の影響を受けていて「集中豪雨と干ばつはキリン模様みたいに各地で発生し人々の生活を脅かしている」そうです。
気候のみならず、政治・経済も混迷の中にあるケニアですが、たくましく生きていく女性たちとともに「ゆっくりと、でも着実に」前に進んでおられる菊本さん。その応援にもなります。ぜひお気に入りのアニマルを見つけに来てくださいね。