
イラクやシリアの子どもたちが描いた絵が使われています。イラクでは湾岸戦争のあと子どもたちの間にがんや白血病が増えたそうです。JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)では、イラクの小児がん病院への支援や小児がん総合支援施設の運営などを行っています。https://www.jim-net.org/
JIM-NETが2006年から始めたチョコ募金は冬季限定のキャンペーンです。このチョコレートを買うと、イラクでがんと闘う子どもたち、シリア難民の子どもたち、そして福島の子どもたちを放射能から守る活動へも募金が送られるそうです。

今回、エスペーロ能勢はJIM-NETから購入したこのチョコレートとハガキを利益なしで販売いたします。缶入りチョコレートは1缶 (六花亭の美味しいハートチョコ10枚入り)600円、ハガキは4枚セット300円です。バレンタインのプレゼントにもぴったりです。チョコを食べたあとの缶はアクセサリーやお薬を入れたり、そのまま置いていてもかわいらしいですね。そばに置いておくことでイラクやシリアの子どもたちのことを忘れないでいられます。しかし、こんな素敵な絵を描いた3人の少女のうち2人はそれぞれ14歳と15歳で亡くなったと知り、とても悲しく思いました。
これまでのフェアトレードチョコレートと同様に、この缶チョコレートもどうぞよろしくお願いいたします。

この本は「認定NPO法人国境なき子どもたち」(KnK)によるシリア難民のおもに子どもたちについての報告です。なんとA子さんはこのKnKという団体に所属し、ヨルダンの難民キャンプで働いておられたことがあるのだそうです。私はこの本を古い友人でかつて箕面市国際交流協会のスタッフだったK子さん(現在KnKの職員)に教えてもらって買いました。ですから、もちろんA子さんはK子さんのことも知っていて、「そうでしたか~」とつながったわけです。
2011年3月、日本では東日本大震災が発生し地震と津波で大きな被害が出ました。同じ頃シリアでも大きな事件が起こっていました。アサド政権に対する人々の抗議活動が起こり、当時中東各地に広がった民主化運動(ジャスミン革命)と呼応して、次第に対立が深くなっていったのです。
対立は紛争へと発展し、安全な生活を送れなくなった人々は家を捨てて家族で隣国ヨルダンへ避難せざるを得ませんでした。KnKはヨルダンの難民キャンプで子どもたちのための学校を運営しながら、難民の子どもたち一人一人と向き合いました。この本の中にはたくさんの子どもたちが登場します。仮名で紹介されている子どもたちは、親兄弟を亡くした子も多く、不自由な生活の中で、同じアラビア語とはいえ、よその国で時にはいじめを受けながら、学校へ行っている子もいればいない子もたくさんいます。
この本はいつでもお貸しできます。お声掛けください。そして少しでも自分自身ととシリアとの関心のフック(きっかけ)を感じていただけたら嬉しいです。

折しも今週末の屋根裏シアターは『それでも僕は帰る』というシリアの青年たちのドキュメンタリー映画です。ぜひお越しくださ い。25日と26日(13:30~参加費1000円、高校生以下500円)上映します。25日の方がお席の余裕がありますが、26日にはシリアの青年がひとり参加してくれる予定です。お申込みをお待ちしております。