
菜摘さんはボリビアに住んで早や17年。アマゾンの源流あたり、ルレナバケという田舎の町に、パートナーのウゴさんと二人のかわいいボーイズと暮らしています。昨夜は菜摘さんの自宅も見せてもらいましたが、窓のないオープンテラスがなんとも気持ちよさそうでした。
日常的にものを作る女性たちに働きかけて、ちゃんと商品化し、現金収入を得る道を作り出した菜摘さんです。それもカリカリと必死で、というのではなく、アマゾンのゆったりとした流れの中で楽しみながら進んできたことがわかります。
今はコロナ禍で、ボリビアの観光産業もストップしていて、店も休業中です。ボーイズの学校も今年いっぱいはお休みだとか。でも、その時に菜摘さんが言った言葉が素敵でした。「学ぶのは学校だけではない。自然がいっぱいあるので、山に入ったり、野菜を育てたり、魚を捕ったり、物をつくったり」。それに「もともとルレナバケの人たちは専業で雑貨を作っているわけではなく、農業をやりながらの仕事だったので、今は農業にもどっている」。ひとつに固定しない、柔軟に選択できる生き方ですね。
エスペーロ能勢にある、ラ・カンビータさんからの商品は、木の実のネックレス、ヤシの葉小箱、ヤシの葉の夏帽子、ココナッツの木でできたスプーン、などなどがあります。映像を観ながら、これらの商品の故郷について、もっとお客様に伝えなければ、とあらためて思いました。
コロナ禍がおさまって、いつの日かリアルのボリビアをみんなが訪問できる日が来ることを願っています。