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「ファッションとフェアトレード」 fashion & fairtrade
2021/04/20(Tue) | イベント | page top↑
昨年12月から箕面市国際交流協会(MAFGA)で行ってきた「フェアトレードにふれる」シリーズは、きょうの第5回「ファッションとフェアトレード」でいったん終了いたしました。きょうは8名の参加があり、密を避けて会議室の長机ひとつにひとり座っていただいてパワーポイントや映像を材料にお話しました。この5回シリーズを通して、多くの方々に「フェアトレードにふれ」ていただけたことを、MAFGAのスタッフ末原さんや参加者のみなさんに感謝します。

きょうはしょっぱなからみなさんにクイズを出しました。あまり知られていませんが・・・4月24日は世界的に〇〇〇〇〇〇・〇〇〇〇〇〇〇〇・デーです。の〇を埋めるものです。わかりますか?やはりあまり知られていませんでした。

答えはファッション・レボリューション・デーです。ファッション革命の日、つまり、ファッションについて根本から考え直してみようという日なのです。そして、4月19日から25日までの1週間はフェアトレード・レボリューション・ウィークでもあります。

ラナプラザ崩壊事故 では、なぜ4月24日なのか。2013年4月24日、バングラデシュのダッカ郊外で8階建てのビルが倒壊し1100名以上の労働者が亡くなりました。世界のファストファッションブランドを縫製する工場が多く入っていました。違法建築の中に詰め込まれた労働者たちは日々監視の中で働いていました。壁にひびが入って危険が指摘されていたにもかかわらず、経営者は人命よりも生産を優先したためにこのような悲惨な事故が起こりました。このビルの名前をつけて「ラナプラザの悲劇」と呼ばれています。

この悲惨な事故の後、安全監視機関として「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定」が設置され、日本のユニクロを含む世界のファストファッション企業が署名しました。しかし、その後もしっかり監視していかなければなりません。

安ければよいのか、ということです。労働環境や人権を無視した製造現場でつくられた洋服はだれも着たくないです。洋服を買う時に「この洋服はどこでだれがどのような環境でつくったのだろう」と考えてみることは大事だと思います。

近年「エシカル」という言葉をよく聞きます。直訳すれば「倫理的」という意味ですが、「人、自然、未来にやさしい暮らし方」と言えると思います。エシカル消費、つまり「人、自然、未来にやさしい買い物の仕方」をしたいものです。フェアトレードはまさにエシカルな買い物ができるしくみなのです。
ザ・トゥルー・コスト
今月末の屋根裏シアターは「ザ・トゥルー・コスト」を上映します。ラナプラザの悲劇やオーガニックコットンの話など、ファッ ションにまつわる途上国での生産現場事情がよくわかるドキュメンタリー映画です。定員5名で密にならないように上映いたしますので、ぜひお申込みのうえお越しください。

4月24日(土)25日(日)26日(月)13:30 ~
第40回屋根裏シアター『ザ・トゥルー・コスト』@エスペーロ能勢
  https://www.cinemo.info/38m
参加費:一般1000円 高校生以下500円(1ドリンク付)
お申込み:エスペーロ能勢 ☏080-3764-7905
                                              ✉info@espero-osaka.com
















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