
試写してみました。
35分という短編ドキュメンタリーですが、内容は濃かったです。
コンゴで採掘されるレアメタルが内戦の資金源になっていることは長く指摘されてきましたが、その批判を受けてグローバル企業がコンゴから手を引いたら、現地の人々はどうやって生きていったらよいのか。
それは「児童労働の介在する農園からのカカオでできたチョコレートを買わなかったら、現地の人はもっと困るんじゃない?」という心配と同じです。
使う人はそれで良い気分かもしれないけど、現地の問題は解決しない。そんな中Fairphone(フェアフォン)という会社の取り組みはひとつの道かもしれません。
フィリピンでの鉱山開発による環境破壊は、私たちがフィリピンのコーヒー農園を訪れた時に聞いた話と一致します。外国資本の鉱山企業は、掘りつくしたあと、荒れた山と水汚染と失業を残して立ち去った。当時鉱山の組合委員長をしていたという男性が、魂を抜かれたような表情であったのが忘れられません。
そんなルソン島北部の山岳地帯で、持続可能な農業とコーヒーづくりを始めたのが日本人女性の反町真理子さんです。今、コロナでたいへん厳しい状況に置かれていますが、美味しいコーヒーをこれからもつくり続けられるように、ぜひ応援をお願いします。https://www.facebook.com/groups/498949277873410
(このコーヒーはエスペーロ能勢でもお求めいただけます)
映画の話からコーヒーの話になってしまいましたが、そんなことをいろいろ考えさせられる映画です。ぜひお申込みのうえ、ご参加ください。