
まず高座つくりから。ほとんど雪鹿さん自ら持参されるのですが、高座になる台だけはこちらで用意しなければなりません。ひとつテーブルを用意していたのですが、後ろの人まで見えるためにはもう少し高くなくては、ということで、蔵の中からもうひとつ座卓を出してきました。なので、この緋毛氈の下にはテーブルがふたつ重なっています。
友情出演の「おたふく社中」さんの出囃子で出てきた雪鹿さんは、まずは「時うどん」。お金を数えながら「いまなんどき?」と聞いてごまかす、おなじみの古典落語です。
もう一席は子どもの方が親より一枚上手の「桃太郎」。
やあ、どちらもおもしろくて笑いました。お話を知っていてもやはりおかしいし笑えますね。
2席の合間にはお得意のバイオリンでバイオリン漫談もサービス。

会場満席のお客様も大喜びでした。初めて生の落語を聞いたお客様もあって、落語のおもしろさにはまったようでした。
心がざわざわするようなニュースが多いこの頃ですが、きょうだけは笑いの中で気持ちが明るくなりました。雪鹿さん、おたふく社中のおふたり、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。