
みなさんから「能勢のエスペーロ開店はいつ?」と聞かれますのでときどき進捗状況をお知らせしようと思います。市街地調整区域に住居兼店舗を構えるためにはいろいろな制約があることがわかり、思ったよりも時間がかかっています。現在工務店さんとあれこれリフォーム設計の相談をしているところです。

エスペーロの新しい拠点は、能勢の地黄というのどかで歴史ある地域にあります。家のすぐ裏手は国道477号線で亀岡へ向 かう道です。反対に家の手前(西側)は広々と畑と田が広がり477号線のバイパスが通っています。とてもよい道なので車がスピードを出しすぎてときどきお巡りさんに捕まっていますから要注意です。右の写真は去年の秋です。

さて、きょうはテリーと私と友人2人の4人で作業に行ってきました。裏庭の整備です。古い竹を伐って燃やします。ここ数回の作業で竹林はずいぶんすっきりしました。春には筍がとれるらしいので楽しみにしています。隣に並んでいる栗の木々もまた、かなり長い間手入れをしないで放置されていましたが、そんな老木でも去年はたくさん栗の恵みを落としてくれました。今年はカットバックして若返りが必要です。

庭の北側にシュロの木が伸びに伸びていました。上の方は枯れていて蔓もからまっているので伐ることにしました。 チェーンソーで切れ目を入れて紐で引っ張ったり脚立で押したり、テリーとNさんが二人がかりでなんとか家と反対側に倒すことができました。シュロを伐ったあとはすっきりして、後ろの椿の木が見えるようにな
りました。


作業の途中で休憩です。エコストーブでお湯を沸かしてコーヒーを淹れました。コーヒーはもちろんフェアトレードコーヒーですが、野外で飲むコーヒーはまた格別です。このエコストーブは去年能勢のTさんに教えてもらいながら自分たちで作成しました。少しの燃料(木切れ)で火力を得られる、熱効率のよいストーブなのでエコストーブと呼ばれています。災害などの非常時に力を発揮できるストーブだと思います。

木々の根元では水仙がつぼみをつけて春の訪れを教えてくれています。一緒に行ったKさんが「去年の夏にふきがあるのを見つけといた」と言ってふきのとうの場所を教えてくれました。ひとつ見つかるとその近くにいくつか見つけることができます。それで ふきのとうも春の

めぐみとして持ち帰ることができました。

最後におまけをひとつ。家の中の片付けをしていた私は古い机にこんないたずらを見つけました。この家に住んでいたS少年(今は私たちと同年代ですが)が、おそらく小学生の頃(50年以上前)にカッターナイフで彫ったであろう絵がくっきりと残っていました。私は現在のSさんを知っていますので、なんだかおかしくて一人でニヤニヤしてしまいました。この机は捨てないでどこかで使おうと思います。
これからも能勢での作業はたくさんあります。もちろんプロの工務店さんでなければできないことがほとんどなのですが、私たちのような素人でもできることがあります。楽しみながら手伝ってくださる方があれば大歓迎です。よろしくお願い致します。