
(写真を撮る余裕がなかったのでこの写真はウィキペディアからです)
キジはこれまでも数度このあたりで見たことはありますが、こんなに近くではっきり見たのは初めてでした。その時にお店に居合わせたみんなで見ていると、今度は道路の上をゆっくり雌が歩いて行って畑の中の雄のところへ飛んでいきました。雌は雄とちがって茶色だけの地味な色をしています。
「ああ、つがいなんだ」とみんなで続けて見ていましたが畑の草の中に隠れて見えなくなったので、そ~っと外に出てみました。するとバタバタっと羽の音がしてキジが北の方へ飛び立ちました。雄と雌と、そしてなんとそのあとにヒナ(と言ってもだいぶん大きいですが)が!また姿が見えなくなったと思ったら、少し離れたところから「ケーン」とキジ独特の鳴き声が聞こえてきました。
「ああ、家族だったんだ」。見ていた私たちはなんとも温かい気持ちになりました。ほんの数分のことでしたが、とてもラッキーな場面に遭遇したよい一日でした。