6月20日(火)『リキシャガール』 lickshaw girl
2017/06/20(Tue) | お店日記 | page top↑
先日エスペーロ能勢でシャプラニール講演会を終えたばかりですが、さらに理解を深めるためにご紹介したい児童書があります。

先日の講演会ではバングラデシュで家事使用人として働く少女たちの報告がありました。この児童書『リキシャガール』は家事使用人ではありませんが、貧しい家庭でなんとか家族の助けになりたいと考えるバングラデシュのナイマという10歳の少女の物語です。

リキシャというのはバングラデシュの三輪自転車タクシーのことです。おわかりのように人力車から来ています。ナイマの父親はリキシャの運転手。朝早くから夜遅くまで働くけれどもナイマと妹のランダの二人を学校に行かせる余裕はありません。父親を助けたいと思うナイマは父親のリキシャを運転しようとしますがあやまってリキシャを壊してしまいます。

さて、悲しみにくれたナイマはこの窮地を救うためにとんでもないことを思いつきます。男の子に変装して町へ働きに行くのです。町では男の子しか雇ってくれないからです。ここでナイマを救うのは特技のアルポナを描くこと。そして修理屋の女主人。

とにかく大人が読んでもおもしろい。ハラハラドキドキ。ナイマを応援したくなります。バングラデシュでの女の子の立場、家族愛、サリームとの淡い恋・・・

図書館にもあると思います。ぜひ手に取って読んでみてください。

『リキシャガール』
著:ミタリ・パーキンス
絵:ジェイミー・ホーガン
訳:永瀬比奈
~鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち~

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